おそらくその価格は「億」になりそう

アストンマーティンは以前に「ラゴンダ」をゼロ・エミッションブランドとしてリブートすると公開していますが、3月5日より開催されるジュネーブ・モーターショーにて「ラゴンダ・オールテレーン・コンセプト(LAGONDA ALL-TERRAIN CONCEPT)」を展示すると発表し、ティーザー画像も同時に公表しています。※すでにアストンマーティンは「ラゴンダ」専用ウエブサイトをオープンさせている
ラゴンダ・ヴィジョン・コンセプトとは一転、新生ラゴンダ第一号はSUVに
なお、アストンマーティンは昨年のジュネーブ・モーターショーにて「ラゴンダ・ヴィジョン・コンセプト」を発表しているものの、今年発表されるラゴンダ・オールテレーン・コンセプトについて、ラゴンダブランドから発売される最初の一台になる、とのこと(2021年モデルとしての発売なので、おそらく市販モデルの公開は2020年)。

現在ラゴンダ・オールテレーン・コンセプトについてわかっていることはほぼ皆無で、画像から判断するにラゴンダ・ヴィジョン・コンセプト(LAGONDA VISION CONCEPT)と共通する「ヘッドライトと連続したグリル」「ドアミラーの代わりにカメラ」を持つということくらい。
そして「オールテレーン」の名が示すとおり最低地上高は高く、しかしそのキャビンはスポーツカーのように低いもの。
アストンマーティンは「ラゴンダ」をロールスロイス、ベントレーに代わる選択肢に
最近のアストンマーティンが注力しているのは「富裕層向けビジネス」であり、その一環としてすでに「タワーマンション」「潜水艦」といったものがありますが、このラゴンダについても「億」に達する価格設定を行い、富裕層を取り込もうという考えだと報じられます。

ちなみに「ラゴンダ」はもともとアストンマーティンとは別会社。
ラゴンダはイギリスにて1906年に設立された自動車メーカーですが、1947年にはアストンマーティン傘下に(正確にはデビッド・ブラウンがアストンマーティンとラゴンダ両方を買収した)。
今でもその流れを引き継いでおり、現在のアストンマーティンの正式な社名は「アストン・マーティン・ラゴンダ(Aston Martin Lagonda Limited)」。
そしてラゴンダはデビッド・ブラウンによって買収された後、1961年に「ラゴンダ・ラピード」が登場し、1974年にはアストンマーティンブランドから「ラゴンダ」が発売れていますが、その後ラゴンダは1990年に一旦消滅し、2014年に「ラゴンダ・タラフ」として復活し、その後また姿を消して2021年に再登場、ということになりますね。
VIA:Lagonda