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マセラティは惨憺たる結果の2018年を受け「高級化」「エレクトリック化」へシフト。新型SUV、0−100キロ加速2秒のスーパーEV計画を公開

2019/02/17

アルファロメオ、ジープとも技術を共有し効率化を目論む

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)が2018年の結果を投資家向けに公開し、その中にて記されたマセラティブランドの再建計画が注目を集めることに。

なお、マセラティは相次ぐリコールや生産の一時停止など明るい話題がなく、実際に2018年は前年比マイナス28%という結果(途中に報じられたよりはまだいい内容だった)。

欧州のラグジュアリーブランドやプレミアムカーメーカー、スポーツーカーメーカー、たとえばランボルギーニやポルシェ、フェラーリ、マクラーレン、ロールスロイスが軒並み最高の販売台数を記録したのとは対象的な結果となっているようですね。

マセラティは「高級化」の道を歩む

そこでマセラティの再建計画ですが、まずは好調なレヴァンテのプロモーションに集中するとし、クワトロポルテやギブリに比較しても存在感を強めてゆく模様。

加えて方向性としては「プレミアムブランド」としてよりも「ラグジュアリーブランド」としての性格を強めるとしており、より高級な素材やクラフトマンシップを押し出してゆくものだと思われます。

なお、以前にFCAはマセラティの扱い方を「間違った」とも述べており、これを今後正してゆくということなのでしょうね。※一方でアルファロメオはハンドリング重視のブランドへとシフトする意思を示している

それと並行してニューモデルの投入も積極的に行ってゆく予定で、アルファロメオ・ジュリアやステルヴィオに使用されているグリージョ・プラットフォームを使用したミッドサイズクロスオーバーをレヴァンテの下に設定。

これはプラグインハイブリッドモデルを用意し、前後50/50という理想的な重量配分を持ち、クラストップのパワーウエイトレシを持つことになる、とも。

マセラティはエレクトリック化を今後重視か

さらにマセラティはレヴァンテとクワトロポルテのフルモデルチェンジも計画しており、こちらも50対50の前後重量配分を持つほか、プラグインハイブリッドがラインアップされる見込み。

そして長らく保留になっていた「アルフィエーリ」の市販モデルも投入される計画があるといい、こちらはアルミ製のスペースフレームシャシーにプラグインハイブリッドもしくはピュアエレクトリックというパワートレーンが与えられ、校舎はなんと0−100キロ加速2秒、とされています(リマックC_Twoやテスラ・ロードスター並み)。

なお、FCAはマセラティ、アルファロメオのほかにも「ジープ」ブランドを持ちますが、ジープについてはラングラーにもプラグインハイブリッドを設定すると述べていることを鑑みるに、グループあげて「エレクトリック化」を進めることになりそうですね。

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