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BMW M2”CS”もしくは”CSL”のテストも大詰め?アグレッシブなフロントスポイラーを装着して走行中

2019/02/25

リアスポイラー、リアディフューザーも大型化

BMWは「M2」に”コンペティション”を追加したところですが、速くも「M2CS」もしくは「M2CSL」と見られるプロトタイプが走行中。

BMWはすでにM1からM8までに対し「CS」と「CSL」の商標を登録したと報じられていて、今後「CSL」を復活させるということも明言(商標登録=発売というわけではないけれど)。

なお、このCSLは「クーペ・スポーツ・ライトウエイト」の略で、いうなればハードコアモデル。
BMWは今後「GTS」をCSLへと置き換えると発表しているものの、これはE9世代の3.0CSL(1971−1973)がルーツだと思われ、その後2003年にはE46 M3にCSLが追加、そしてコンセプトカーとしてですが2015年に3.0CSLオマージュ/3.0CSLオマージュRが公開となり、「CS」としては2017年にM4 CS、M3 CSが登場しています。

BMWはスポーツモデルのみに”CS”を設定か

BMWが今後「GTS」ではなく「CS(CSL)」という名称を用いると判断した理由は不明ではありますが、おそらくBMWとしては過去の資産を活用したかったこと、いまや「M Sport」含めて度のモデルにも「M」が設定されるようになってきた現状を鑑み、その中で絶対的なスポーツ性を強調するには、過去にレースでの実績を誇る”わかりやすい”CSLという文字列を利用するのが最適だと考えたのでしょうね。

そして、「Mが当たり前」となった状況において、スポーツ性の高いモデル、たとえばM3やM4、M5、もちろん今回のM2に対して「CS」を設定するのだと思われ、そこで「SUVモデルのM」と差別化を図るのかもしれません(つまり”Mモデルのインフレ”対策)。

そしてこの「M2CSL(CS)」については過去にもプロトタイプが目撃されたことがあり、その際にはウイングレット付きのフロントスポイラー、そしてちょっと大きめのトランクリッドスポイラーが装着されていることが確認されていて、それは今回のプロトタイプにおいても同様(ちょうどその部分だけがカモフラージュされている)。

そのほか今回のプロトタイプではカーボンセラミックディスクブレーキ、盛り上がったエンジンフード、大きめのリアディフューザー、新形状のホイールなどを見ることができますが、その「中身」については謎のまま。

おそらくはM3やM4と同じ、つまりM2コンペティションに積まれるS55(直列6気筒ツインターボ)エンジンを使用し、M2コンペティションの405馬力から425馬力あたりへとパワーアップされるのではと言われますが、これはM3やM4よりも意図的に低い数字におさえられていて、つまりは「M3やM4への配慮」。

ただ、M3そしてM4もじき新世代へと切り替わること、そして新世代もM3/M4では大きくパワーアップを果たすであろうことを考えると、M2 CS(CSL)はもっと出力を上げてくる可能性があるのかもしれません。

なお、現行M2コンペティションの価格は876万円ですが、M2CSもしくはCSLではパワーアップに加えて軽量化や細かいグレードアップが図られるはずで、「M4とM4GTSとの価格差」が500万円以上あることを考えるに、M2CS(CSL)の価格は1000万円を軽く超えそう。

ただ、出力が「M4を下回るのであれば」価格そのものもM4を超えるわけにはゆかず、1200万円までに収められるのかもしれませんね。

VIA:CARSCOOPS

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