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日産がまた発売しなさそうなコンセプトカー「IMQ」公開。日産第3世代のクロスオーバーに採用されるデザインを示唆

2019/03/06

日産のコンセプトカーは市販されることが稀

日産がジュネーブ・モーターショーにて新型コンセプトカー「IMQ」を発表。
日産によれば、このIMQコンセプトは 「未来の道を走る未来の「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現」したクルマ、とのこと。

さらに先進の技術とデザイン、e-POWERが与えられ、今後のクロスオーバーセグメントにおけるリーダーシップを反映した、と述べています。

日産はこれまでにも数多くのコンセプトカーを発表しているものの、その多くが市販に結びついていないことが特徴(インフィニティもこれに同じ)。
ただし、それらコンセプトカーに採用されたデザインの一部などは、その後に発売される市販車に搭載されたり、といったことがあるようですね。※過去の日産のコンセプトカー一覧はこちら

IMQコンセプトは日産の第3世代クロスオーバーのプレビュー

なお「e-Power」というとリーフやセレナに搭載されているシステムを連想し、「ガソリンエンジンで発電」というイメージがありますが、やはりこのIMQコンセプトもガソリンエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動するエレクトリックカー。

そしてIMQコンセプトの場合は「マルチモーターシステム」を搭載して4輪を駆動。
これによってオフロード走行性能が向上した、と述べています。

日産IMQコンセプトは、画像だとかなり大きな車に見えるものの、全長は4558ミリと「実際にはかなりコンパクト」。
そして全幅は1940ミリ、全高1560ミリというボディサイズを持っています。

デザインに目を移すと、日産特有の「Vモーショングリル」は影を潜め、直線的、かつ彫刻的なボディ表面がIMQの特徴(このあたり、エッジを避けるインフィニティとは異なる)。

ヘッドライトは新世代の「ブーメラン」形状で、テールランプも現行の日産各車に採用されるライティングを再解釈したもの。

ホイールサイズは22インチ、タイヤはブリジストンの「専用品」。

現在日産のデザイン部門を率いるのは、インフィニティから異動したアルフォンソ・アルバイサ氏(デザイナー変更がVモーショングリルの存在感希薄化と関係しているのかも)。

同氏はこのIMQコンセプトについて「日本の伝統と革新を融合」させたエクステリアを持つと語り、日産の「第三世代クロスオーバー」のデザインを示唆するモデルである、とも紹介しています。

加えて、このIMQコンセプトは”例の”「見えないものを視覚化して表示する」オムニセンシング技術も搭載しているようで、これも今後の日産車に順次採用されてゆくのかもしれません。

日産はエレクトリック化を一気に加速

そして日産はIMQコンセプトの発表と時を同じくし、「リーフの累計販売台数が40万台に達した」と公表。
リーフは現在欧州での販売が好調で、欧州市場では2018年におけるEV販売ナンバーワン獲得、ノルウェーにおいては「EV以外も含めた、全自動車の販売でも」1位になった、とのこと。

そして、これまで販売した日産リーフの走行距離を積算すると100億キロを超え、1年あたりに換算すれば、年あたり380万バレルの石油を節約したことになる、と述べています。

なお、2018年における原油生産量ナンバーワンのアメリカでは、一日あたり1090万バレルが生産されているので、これに当てはめると「アメリカが生産する原油の8時間分」をリーフは1年あたりで節約しているということに。

この数字が多いのか少ないのかは不明ですが、今後EVの生産、普及が加速すれば、この8時間が1日分になり、1週間分になり、1ヶ月間分担ってゆくと思われ、そうやって世界は変わってゆくのでしょうね。

VIA:NISSAN

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