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ポルシェ718ケイマン/ボクスター(ボディ強度不足)、マクラーレン650/675/540/570にリコール。マクラーレン675LTスパイダーの1/5が日本で販売されたことも判明

2019/03/26

| マクラーレンのリコールはいつもどおりの「エアバッグ」|

日本国内において、ポルシェ718ケイマン/ボクスター、そしてマクラーレン540C / 570S / 570Sスパイダー / 570GT / 650S / 650Sスパイダー / 675LT / 675LTスパイダーにリコールが届け出(マクラーレンのリコールははじめて見たような気がする)。

なお、ぼくのところにはまだリコールの案内が届いていないものの、国土交通省に届け出られている内容を見るに、どうやらリコール対象となっているようです。

ポルシェ718ケイマン/ボクスターのリコール内容はこうなっている

国土交通省によると、ポルシェ718ケイマン/ボクスターのリコール内容は下記の通り。
実際に発生した問題はゼロ、これによる事故もゼロ。

車体製作時の溶接行程において、公差の設定が不適切なため、車体前部の強度が担保できていないものがある。そのため、前面衝突時に衝撃が吸収できず、燃料が漏れるおそれがある。

国土交通省

対応については「全車両、車体前部の指定の位置にリベットを追加する。」、対応済み車両については「運転席ドアロックストライカー付近に外-2802 のステッカーを貼 付する。」としています。

リコール対象車種は下記の通り

そしてリコール対象は合計で3424大、輸入期間は平姓年4月5日~平成31年2月7日。
おそらくは718ケイマン/ボクスターの殆どが対象になっているものと思われます。

車種輸入期間形式台数
718ボクスターH28/4/21~H29/8/6ABA-982H1561
718ケイマンH28/6/23~H2/8/6ABA-982H1336
718ボクスターSH28/4/5~H29/8/6ABA-982H2178
718ケイマンSH28/7/19~H29/8/6ABA-982H2143
718ボクスターH29/8/6~H31/1/28ABA-982J1346
718ケイマンH29/8/6~H31/1/28ABA-982J11183
718ボクスターSH29/8/6~H31/1/28ABA-982J277
718ボクスターGTSH30/3/28~H31/1/28ABA-982J2135
718ケイマンSH29/8/6~H30/11/29ABA-982J2292
718ケイマンGTSH30/4/6~H31/2/7ABA-982J2173
合計H28/4/5~H31/2/73,424

マクラーレンのリコールはこうなっている

マクラーレンのリコールはおなじみ「エアバッグ」。
車体本体に問題があったりマクラーレンに帰責性があるわけではなく、エアバッグ供給元(タカタ)の問題だと言えそうです。

対策としては「エアバグユニットを対策品と入れ替える」ことで完了し、問題の内容は下記の通り。

助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生 剤の吸湿防止が不適切であった場合、高い湿度の環境下で大きな温度 変化を繰り返すと、ガス発生剤が劣化することがある。そのため、エ アバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

国土交通省

対象車種や輸入期間、台数は下記の通り。
650、675系の形式は「MP4-12C」となっていて、MP4-12Cの発展形であることがわかりますね。

そして意外なのは675LTスパイダーの販売台数がかなり多いこと。
675LTスパイダーは500台のみの限定モデルですが、なんと1/5が日本に来ているということになります。

車種輸入期間形式台数
675LTH27/7/24~H28/4/29ABA-MP4- 12CLT38
675LTスパイダーH28/5/5~H28/12/2ABA-MP4- 12CLTS34
650SH26/4/4/~H28/3/6ABA-MP4- 12CP39
650SスパイダーH26/1/28~H27/12/17ABA-MP4- 12CSP98
540CH28/4/22~H28/8/8ABA-P13C87
570GTH28/7/16~H29/9/5ABA-P13GT37
570SH27/11/13~H29/8/3ABA-P13S89
570スパイダーH29/8/21~H29/10/30ABA-13SP12
合計H26/1/28~H29/10/30434

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