これだけ手間やお金がかかるのであれば、ディーヴォの価格が6億2000万円になるのも仕方ない
ブガッティは先日「ディーヴォのテストを開始した」と発表したところですが、今回はなんと一般人がディーヴォのプロトタイプと遭遇。
ちなみに前回のテスト地がどこなのか不明ではあるものの、今回は「ドイツ国内」とのこと。
タイヤハウス上に貼られたマーキングのようなものは共通してて、しかしホイールが異なるため「数種類の」プロトタイプが存在するのかもしれません。
クルマの価格はかかったコストで決まる。台数が少なければ少ないほど価格は高くなる
一般に販売されるクルマだと数十台~100台以上ものプロトタイプが製作されると言われますが、ブガッティ・ディーヴォの販売台数は限定40。
その40台のために数台のプロトタイプを製造するとなると、そのぶんの開発コストが市販モデルに上乗せされる「割合」が大きくなり、少量限定生産モデルが高くなるというのが改めて理解できる現象でもあります。
たとえばディーヴォ開発のためにプロトタイプを4台製造すると、その価格を市販の40台で割ることになり、それだけでも「1台あたり数千万円」。
つまりは限定台数が少なくなればなるほど「販売価格は割高になる」わけですが、もちろんディーヴォを購入する人は価格よりも希少性を重んじると思われるため、こういったことは気にしないのかもしれません。
それでも幸いなのは、ディーヴォについて、「パワートレーンはシロンのまま」なので、その部分をテストする必要はなく、そこはまだコスト増を避けることができる部分でもありますね。
ディーヴォ発表時のスペックは1500馬力、最高時速は380km/h、重量は1996キロ、0-100キロ加速は2.4秒とアナウンスされており、価格は シロンの倍となる6億2000万円 。
イキナリこのクルマと遭遇したら誰でも驚く
なお、ディーヴォはその「現実離れした」ルックスが特徴ですが、こういったクルマと遭遇したら、クルマに詳しくない人でも驚くのは間違いなく、「映画の撮影か何かか」と思うかもしれませんね。
ちなみに日本ではこういった路上テストが少なく、ほとんど目撃例はなく、しかし欧州とくに自動車メーカーの本社近くではかなり多くの目撃例がある模様。
実際のところイタリア(フェラーリとランボルギーニ)を訪問した際、そこかしこにフェラーリやランボルギーニのプロトタイプが走っており、「ここに住めば、スパイフォトグラファーとして生計を立てることもできるんじゃないか」と思ったほどです。
VIA:Autogespot-Instagram