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【動画】マクラーレンGTのレビューが公開!マクラーレンは荷室確保のために涙ぐましい努力をしているようだ

2019/05/18

| そのためのボディ形状変更、構造変更は小さくない |

英国Top Gearがマクラーレンのニューモデル、「GT」のレビュー動画を公開。
今回はスタジオでの車両チェックにとどまりエンジンスタートや走行はなく、おそらくこの車両は「まだ開発途上」なのかも。

それでもGT特有の積載性が十分に確認できる内容となっており、ここで動画を紹介してみたいと思います。

マクラーレンGTは色々と他モデルとは異なる

まず、マクラーレンGTは「720S」と「570GT」との中間に位置するクルマで、エンジン出力は620馬力、0-100キロ加速は3.2秒。
価格についても本国では2300万円くらいの設定となり、スペック、価格はどちらかというと「570GT寄り」。

「GT」は長距離ドライブ時の快適性や、旅行における積載性を考慮したモデルであり、そのほかのマクラーレンとは異なる性格を持つモデルです。

なお、ボディサイズは公開されていないものの、けっこう大きなクルマのように見えますね。

先に公開されたオフィシャルフォトではドアを開いた状態が公開されておらず、しかし今回の動画ではドアオープンの様子を確認可能。
これを見ると、720Sのように「ルーフまで一緒に開く」構造ではないようですね。

これは「けっこうルーフが高いので、720Sと同じ構造にする必要はない」ということ、「大きな構造変更なしにオープンモデル化できる」ということを意味しているのかもしれません。

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Cピラーの中には小さなウインドウ。
720Sでもそうですが、マクラーレンは視界について相当に気を使っていることがわかりますね。

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テールパイプはけっこう凝ったデザインを持っていて、パイプの内側にも「粗密な」ひし形の打ち抜きが見えます。
こういったところを見ても、「GT」は上質なデザインそして作りを求める人に向けたクルマであり、サーキット走行とは一線を引いている、ということもわかります。

なおGTの車体重量は1530kgと紹介されていますが、これは720Sよりも200キロ以上重い数字であり、車体の大型化に加え、制振や防音のための処理にかなり力を入れたであろうことが推測されます。

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フロントトランク内はこんな感じ(消化器はオプション)。
前後左右上下をギリギリまで使っているという感じですが、車体前方のキャッチ部分を避けてまでトランクスペースを拡大するという、涙ぐましい努力も見られますね。

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こちらはリアトランク。
けっこう「浅く、狭い」構造を持っています。
高さについては「下にエンジンがある」のでどうしようもないとしても、幅はもうちょっと確保できたのでは、と思ったり。

ただ、マクラーレンは「エキゾーストマニホールドを、下にではなく「上」に出すレイアウトをもとより採用しており、左右は「エキゾーストシステムの逃げ道」になっていて、トランクの幅を拡大できないのかもしれませんね。※マクラーレンは、GTのために特別なエキゾーストシステムの取り回しを行っているとは発表しているものの、これが限界なのかもしれない

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ゴルフバッグを入れるとこう。
どうやら「1個」が限界のようですが、もうちょっと頑張れば「2個」入りそう。
積載できるゴルフバッグが「1個と2個」ではかなり違うと思われ、ここは頑張ってほしかったところです。
ちなみにラゲッジ容量はフロント150L、リア320L。

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そしてオプションではありますが、電動にてドアの開閉も可能。
ボタンを押すことで室内から簡単に閉じることができます。

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そして室内は快適そう。
もとよりマクラーレンは非常に乗り心地の良いクルマですが、オプティマル・コントロール・セオリー・シャシーの採用が大きい、と考えています。

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