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限定フェラーリやポルシェを入手できる」としてお金をだまし取った伝説の走り屋。「湾岸ミッドナイト」のモデルだった有名人物がなぜ?

2019/05/19

| 「ブラックバード」のモデルであり、ミニカー化までなされていた |

週刊文春(文春オンライン)が衝撃的なニュースを掲載。
それは「世界で500台しかないフェラーリ売ります……逮捕された男は“伝説の走り屋”だった」というもので、日本では有名な走り屋がラ・フェラーリやポルシェ918スパイダーを販売すると偽り、お金をだまし取っていた、というもの。

これによると、その伝説の走り屋「吉田栄一」容疑者がモナコの資産家から、ラ・フェラーリを入手できるとして合計2億5000万円を2016年までに受け取っていた、としています(逮捕自体は少し前らしい。今回はその背景を掘り下げている)。

その小豆色のポルシェ911はあまりにも有名だった

しかしその後2年半経ってもラ・フェラーリが納車されず、その男性が警察に相談し事実が発覚した、というのが逮捕までの流れのようですね。
さらには2018年にポルシェ918スパイダーを販売するとして8500万円をだまし取った疑いもかけられている、とのこと。

そしてこの「吉田栄一」容疑者は伝説の走り屋として知られ、とくに首都高では自身のチーム(おそらく”Mid Night”)を率いたりとその活動は有名だったようですね。

そして吉田栄一容疑者の乗るポルシェ911は「湾岸ミッドナイト」に登場する「ブラックバード」の駆る911のモデルであったとも記事では紹介されており、ポルシェ本社によって相当な改造が施され、ミニカーとして再現されたこともあった、と述べています(おそらくはPORSCHE 911 Mind night Yoshida Special)。※画像はオートアートから発売されている「湾岸ミッドナイト」に登場するポルシェ911”ブラックバード”

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週刊文春では「事業に立ち行かなくなり、お金に困っていたようだ」とその動機について警察のコメントを紹介しています。

こういった詐欺は日本だけではない

なお、同様の事件としては、以前にポルシェディーラーの元副社長が「911R」など希少車を販売するとして架空の口座にお金を振り込ませていたものがあり、まさに希少車を手に入れたいと考える人々の心理を利用した卑劣な詐欺。

そう考えると、最近よく自動車売買サイトに掲載されている、ブガッティ・ディーヴォ、マクラーレン・セナ、アストンマーティン・ヴァルキリー、メルセデスAMG ONEなどの「生産枠販売」も本当なのかどうかどうか疑問に感じられていますね(もちろん本物も多く、しかし中には怪しいものも混じっているのかも)。

現在、世界的にある種の「転売ブーム」でもありますが、自動車に限らず、今後こういった詐欺はさらに増えてくるのかもしれません。

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