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ランボルギーニ・ウラカンをローンで購入すると支払いはいくらになるのかを考える

2015/03/17

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ここで、ウラカンのローンを組むとどれくらいのなるのか?を見てみましょう。
大きく分けてパターンA(頭金1000万円)とパターンB(頭金1500万円)、そしてそれぞれについて3年、5年の支払い期間を仮に設定してみます。

ここで使用するのは、いつものようにアウディのシミュレーター(以前はランボルギーニもオンライン上でシミュレートできたのですが、今はコンテンツがない模様)。
価格的に最も近いアウディR8をピックアップしてみます。
アウディR8の価格は2512万円、ランボルギーニ・ウラカンは2970万円。400万円の差がありますが、残価はランボルギーニ・ウラカンのほうが設定が高く(アウディは3年で40%、5年で20%だが、ランボルギーニはそれぞれ55-50%、35-30%くらい。詳細はディーラーで)、残価設定ローンの場合、月々の支払額はランボルギーニのほうが車両本体価格が高いにもかかわらず「安くなる」というイリュージョンが発生します。

アウディR8、ガヤルドの価格を2500万円と仮定すると、
3年→R8:1000万円、ガヤルド:1250万円(50%)
5年→R8:500万円、ガヤルド:750万円(30%)
ということになり、車両本体価格が同じ場合、そして頭金が同じとすると、残価が両者間で異なるため、残価の低いアウディR8のほうが毎月の支払金額が高くなる、ということです。

たしかにランボルギーニ・ウラカンが5年で買取価格600万円(3000万円の20%)になってしまう、というのは想像できないですよね(10年落ちのガヤルドでも1000万円〜当時の新車価格は1700万円〜の中古価格)。

ということで、ランボルギーニは残価設定ローン(最近はホンダが”残クレ”としてTVCMを放映していますが)を組むには有利な車とも言えます。

なお、今回の試算にあたって、シミュレーター上では金利も変更できないのでアウディの採用する3.79%のまま。
月々の支払額においては、けっこう(というかかなり)金利の左右するところも大きく、キャンペーン等を積極活用したり、頭金をより金利の安いところから借りてくる等すると、全体の支払額をより安く抑えることも可能になります。

とにかくローンの元金を小さくすることが月々の支払いを低く抑えるためには必須で、しかし残価設定ローンを使用しないとこれまた毎月の支払いが大きくなるので、残価設定ローンとその他のローンを組み合わせて、自分が支払える「可能な」額に金額を設定する、というワザも時として必要になってくるわけですね(ローンは手数料がかかるので、支払い金額が小さい場合には複数ローンの組み合わせはあまりお勧めできない)。

価格.comでローン金利の比較を見てみると、住信SBIでは借り入れ限度1000万円、金利1.775%、という自動車ローンもある模様。
ランボルギーニに限らずほかのディーラーでも時々低金利キャンペーンを行うことがあり、ぼくがガヤルドを購入した時はちょうど低金利キャンペーン中で、そのチャンスに乗っかった、ということも経験としてあります。

あくまでも下記は異なる条件の車を無理やりウラカンのイメージにはめ込んだもので、残価や金利、元金などが実際とは異なるので、「参考」程度でしかありませんが、雰囲気的には理解できるのでは、と思います。

早速Aプラン。

まずは頭金1000万円バージョンです。
アウディR8とランボルギーニ・ウラカンとの価格差を埋めるには、最低でも458万円を「諸費用」に足す必要があるのですが、上述のようにR8とウラカンとでは残価の割合が異なります。
残価をシミュレーター上でウラカンで設定可能な範囲にすることができれば良いのですが、アウディのシミュレーターの仕様上、アウディの設定した範囲を超えることができず、その分を勘案してローンの支払い対象金額がウラカンでローンを組んだ時と近くなるように「調整」し、そのぶん「諸費用」での上乗せ額を小さくしています。

次いでBプラン。頭金1500万円、60回の残価設定ローンだと、月々の支払額は173200円(ボーナス払いなし)。
先日のレバレッジの話のように、副収入があればかなり現実的とも言えます。
かつ、他の車を購入してなんらかのローンを払うのであれば、その「差額」をどこまで見ることが出来るか、によってランボルギーニの購入が近くなるわけですね。

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頭金1500万円、36回の残価設定ローンだと、月々の支払いは365200円。
ちょっと現実的な価格ではないですね。

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頭金1000万円、60回払いだと毎月266500円。
これもかなりキツイですね。

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頭金1000万円、36回払いだと、月々の支払いは516300円。相当にキツイですね。というか不可能です。

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なお、残価設定ローンの残価は「最低限」の価格として設定されていることが多く、実際はそれをはるかに上回る価格で販売できることが多いです(ランボルギーニの場合は倍以上か?)。
よって、いつもぼくが記載するように「最悪の場合は売ったらOK」程度の気持ちでいると、購入の敷居がぐっと下がるかもしれません。

たびたびお金の話をアップしていますが、要は「お金は天下の回りもの」であり、それをうまく活用すれば、少ない資金で欲しいものが買える、ということをぼくは言いたいわけです(お金が余っていれば良いのですが、あいにくぼくはそうではない)。
欲しいなあ、と思いながら買わずに悶々としたり、実際に購入した人を羨むよりは、まず買ってみる、という行動力も必要ではないかと思うのですね。

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