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中国企業下で再建中のフィスカー、そしてアップルの電気自動車を考える

2016/10/04

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現在、中国企業(WanXing)下にて再建中のフィスカーですが、2016年に「Elux」ブランドとして再出発するようですね。
なお、ペネトレーションプライシングにて経営を圧迫したと飲み方が強いのか、新ブランドでは以前の20%増しくらいの価格設定になる見込み。

なお、このWanXingはバッテリーメーカーのA123のオーナーでもあるそうですが、A123というと先週にアップルに対し人材引き抜きの件で訴訟を起こしたばかりです。

アップルの電気自動車プロジェクト”タイタン”(iCar/Apple Car)については様々な憶測が飛んでおり、目撃されたミニバンは「自律走行用のテストカーで、アップルは自動車を作らない」「あれはアップルの地図作成用の計測車」という意見も出ていますが、人材引き抜きの件を考えると、どうやらアップルは本当に電気自動車を出すんじゃないか、と考えたりもします。

なお、アップルがEVを発売するとしたら、カフェにたむろしてMacBookを開いている層がこぞって買いそうですが、たぶんアップルのことですので品質には妥協せず、コンパクトカーであってもそうとうな金額になるだろう、と考えています。

アップルは既存メーカーとは協業を行わず、かつ買収も行わず独自に開発をするとなると、非常に高いコストが必要になります(アップルにとっては何ということはないのだと思いますが)。
現在のEVの価格を考えると、テスラやBMWが新規開発しており500-1000万円くらい、日産や三菱は既存プラットフォーム流用で200-300万円くらい。
ですが、EVの主なコストは「電池」なので、アップルがどういったバッテリーを積むかによって(航続距離をどう設定するのか)価格は変わりそうです。

さらに重要なのは、アップルは新規参入分野であってもペネトレーションプライスを採用する企業ではないので(初代iMacは唯一の例外か。以降は信者のお布施で成り立っている)、少なくとも「安価で普及させる」政策は取らないはずであり、今までの例を見ても高いところからスタートし、まずは信者からお金をむしり取る戦略だと推測できますね。
高くで売り出し、売れなければ値下げするのはアップルの常套手段ですので、おそらくは航続距離200-300キロあたりの性能で800万円くらいで売りだすんじゃないか、という感じです。

北米と中国のお金持ちを相手にするだけで相当な台数が出るでしょうし、生産設備のことを考えると無理に大量生産と販売を行う必要はないわけで、プレミアム性を考えても「高い値付で富裕層向け」のスタートになりそうですね。
アップルは何か新規事業を始める際には過剰な投資を避ける傾向にもあり、まずは「失敗しても良い」範囲での投資になると思われ、最初は大きな需要を見込まない、もしくは対応できな程度の規模から生産設備への投資を行うかと予想されます(もしくはiPhone、iPad、iMac、MacBook、iPodなど既存アップル製品同様に、中国のどこかの工場で作らせ、自社で工場は持たないかも。失敗した時の負担はすべて工場任せで)。

そして問題となるのは充電設備ですが、アップルはこれまた他の例を見ても、既存インフラ、競合他社のインフラを使用するのは避けると考えられ、独自にインフラを整備する可能性がある、と考えています。
そうなるとさらに購入のハードルは上がるわけで、まずは企業など法人向けからインフラの整備が進むのかもしれませんね。

個人で充電設備を持つには一軒家という条件が必須になりそうですし、マンションでも日本が推進するチャデモは装備していても、アップル専用規格の充電器を備えるとは考えにくく、となると必然的に「本来相手にしたい都心に住む層」へのリーチは難しくなります(都心は一軒家を持ちづらい。とくにアップル製品を好む若年層は)。

もしくはアップルストアを巨大化せさせて、ストアのみに専用充電器を備えた上で、各都市に建設する等、とにかくアップルはいろいろなことを考えているのでしょうね。
ぼく的には、スターバックスにアップルカーの充電器を設置すれば非常に面白いことになり、まさに絵に描いたような典型的な光景を見られるんじゃないかとも思います。

以前にサンフランシスコにて、Google、インテル、アップル、HP等の本社を訪問しましたが、いずれの企業もEV専用の駐車スペースがあり、シリコンバレーではEVに対する関心が非常に高い、という印象を受けました。
まずはこれらをiCarに置き換えることで相当な台数を販売できそうですし、おそらく一般まで行き渡るようになるのは、発売後数年も経過してからだと考えます。

なお、Googleやマイクロソフトなど、アップルと多少仲の悪い企業に務める人たちは、アップルカー(iCar)が発売されても、政治的理由で購入を躊躇うかもしれません。

参考までに、Gigazineにおいて、アップルに在籍しており、かつアップルカーのデザインに影響を及ぼしそうな人物をあげていますが、すでにこれだけの人材がアップルに移動していることには驚かされます。

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