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消費税増税以後は「自動車取得税廃止、自動車税減税」!経産省の試算だと”減税後のほうがお得”。しかし実際はそうでないということを見てみよう

投稿日:2019/08/30 更新日:

| 経済産業省の試算は現状との乖離が大きすぎる |

さて、10月より消費税が増税されますが、そこで気になるのがクルマの税金。
自動車(新車)の購入については、消費税のほか自動車取得税が必要となり、長いこと「二重課税」という指摘がなされていたわけですが、今回の増税に際し、自動車取得税が廃止されるほか、自動車税が減税されるといった措置がなされます。

経済産業省は「増税後のほうが購入時にかかる費用が安い」としていますが、実際はどうなのかを見てみようと思います。

自動車を買うときに必要な税金、諸費用は?

自動車を購入するときには様々な税金、諸費用が必要となります。
つまりクルマ本体に係る消費税のほかにも色々な費用がかかる、ということですね。

たとえば、下記は以前にレンジローバー・イヴォークの見積もりを取得したときの詳細で、車両本体価格5,280,000円より下の項目は「すべて」諸費用。

その諸費用は合計398,910円となりますが、自動車を購入する際にはこれくらいの税金が必要になる、ということですね。

車両本体価格(税込み)・・・5,280,000円
自動車税・・・23,000円
取得税・・・165,200円
重量税・・・49,200円
自賠責・・・36,780円
検査登録印紙・・・2,100円
車庫証明紙・・・2,700円
ナンバープレート代・・・4,100円
シュレッダーダスト料金・・・13,060円
エアバッグ料金・・・7,850円
フロン類料金・・・2,100円
情報管理料金・・・130円
検査登録費用・・・37,800円
車庫証明代行費用・・・21,600円
納車費用・・・21,600円
リサイクル資金管理用料・・・290円

自動車取得税が「廃止」に

そして今回の「増税」によって、車両本体価格が増税分だけ高くなるほか、諸費用の一部にかかっている税金も高くなり、諸費用そのものも値上がりも。

そうなるとクルマが売れなくなったり、「税金二重取り」の批判が再燃することになり、そこで今回、増税と同時に自動車取得税が廃止されることになって、代わりに導入されるのが「環境性能割」。

さらに増税以降に購入した新車については、毎年支払う自動車税が高級的に「減税(1,000円〜4,500円)されることになります。

まず、環境性能割ですが、これは「割」という言葉が使用されているのに実際は割引ではなくお金を支払う必要があるもので、要は表現を変えた自動車取得税のようなもの。

ただ、従来は3%がかかっていた自動車取得税から、環境性能に応じて3%からいくらか割引しましょうね、ということになります。

たとえば、1000cc以下のコンパクトカーだとこんな計算。
増税後のほうが購入時のかかる費用が17,100円安くなる、としています。

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そして2,000cc以下のガソリン車の場合だと16,100円安く。

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2,000cc以下のハイブリッド車だと47,500円も安くなる、という試算ですね。

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机上の空論と現実とは違う

ただ、ここで気をつけないといけないのは、「安くなるように」見せかけるための工夫がいくつか盛り込まれているということで、たとえば1,000cc以下のクルマの購入金額は1,355,000円、2,000cc以下のガソリン車は1,316,000円、2,000cc以下のクルマだと1,761,000円で購入しているという試算です。

正直言ってイマドキこんなに安い車なんかねえよ、と思ってしまうほどの設定で、これはもちろん車両価格を低く設定したほうが「増税額が低くなり、試算において総額がマイナスになりやすいから」。

実際の購入金額はこの1.5倍位になると思われ、この試算には諸経費に係る消費税増税分も含まれていませんし、オプションも全く含まれていないので、それにかかる消費増税分も入っていないわけですね。

よって、ほとんどのケースで「増税後のほうが、クルマを購入するときの総額が高くなる」と考えて良いでしょう(増税なのに購入費用が安くなる、などというウマい話はない)。

なお、この環境性能割の「割引率」はこんな感じ。
当然ですが、政府の方針としては「エコカーを買え」ということなので、エコカーのほうが割引率が大きくなっています。

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そしてこちらは購入後に毎年支払う自動車重量税の減税額。
こちらもやはり排気量の小さな車のほうが減税額が大きくなっていて、「税金が高いクルマのほうが減税額が小さい」ということもわかりますね。

この割引額だと2,500ccでは「10年乗っても」1万円の減税にしかならず、こちらもやはり、どうやっても「消費税増税分を吸収できない」ことになりそうです。

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VIA:経済産業省

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