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信じられないが本当だ!昨年まで現行モデルだったアストンマーティンV8ヴァンテージの初期型は500万円以下で買える!

2019/10/12

| しかもあのサウンドを放つV8エンジンをマニュアル・トランスミッションで操れる |

ぼくが大好きなクルマのひとつ、アストンマーティンV8ヴァンテージ(2005−2018)。
そのV8ヴァンテージの中古車がなんと500万円以下の相場に突入したという信じられない現実が判明することに。
現在カーセンサー上では27台の中古車が確認できますが、500万円以下の個体が数台確認できる、という状況となっています。

V8ヴァンテージの設計者はポルシェ911のエンジニア

V8ヴァンテージは2000年代に入ってアストンマーティンがフォード傘下にあった際に企画されたモデルで、設計したのは993世代のポルシェ911を世に送り出したウルリッヒ・ベッツ氏(現在は会長職に退いていると思われる)。

つまりは911を知り尽くした男が設計したクルマがV8ヴァンテージということになり、そのためライバルはドンズバでポルシェ911。
よって、日本に入ってきた際もポルシェ911のオーナーが「最大の潜在顧客」だと位置づけられ、当時V8ヴァンテージに用意されたボディカラーも「ポーラシルバー」や「グレッシャーホワイト」などポルシェ911と同じもの。

つまり「あなたの911と同じカラーのアストンマーティンを用意しますよ」ということで、かなり思い切った戦略を採用していたと思います(当時ぼくも発表会に呼んでもらい、当のウルリッヒ・ベッツとクルマについて語ってきた)。

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なお、アストンマーティンというと価格だけを見て「超高級」というイメージを受けるものの、実際には「レーシングカーのような簡素な車体に高級な架装を施した」構造を持っており、素材やエンジンに惜しみなくお金をつぎ込んだ結果として高額になってしまっただけで、高級車を作ろうと考えた結果「高くなった」わけではない、というのは認識しておく必要がありそうです。

アストンマーティンV8ヴァンテージは高級車というよりは高額車

そして「ベイビーアストン」であるV8ヴァンテージもその例にもれず、1500万円という価格設定に関わらず、「中身はレーシングカーのようなクルマ」。
とくに足回りの剛性感やペダルのタッチはロードカーを完全に超えており、当時ポルシェ911に乗っていたぼくも「凄いなこのクルマ」と驚いたほど。

エンジンは4.3リッターV8/385馬力(2005−2008)で、トランスミッションは6速MTもしくは6速AT。
ちなみにこの6速ATはトルコン式であり、当時はまださほどATの性能が高くなく、よって初期モデルだと6MTが多く見られるのは嬉しいところ。
エンジンはフロントに搭載していますが、トランスミッションを車体後部に搭載するトランスアクスルレイアウトを採用し、2シーターということもあって重量配分は前後50:50だと言われます。

ボディサイズは全長4,382ミリ、全幅1,866ミリ、全高1,255ミリ。
車体重量は1,570キロというスペックです。

モデルライフが長かったため(昨年まで現役だった!)ヴァンテージS、V12ヴァンテージ、V12ヴァンテージS、N430など様々なバリエーションが誕生していますね。

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このクルマが500万円以下で買えるとは

そして上述のように「昨年まで現役であった」アストンマーティンのピュアスポーツが(初期型とは言えど)500万円以下で買えるというのはまさに驚き。

アストンマーティン自社製のプラットフォームを持ち、エンジンブロックこそはジャガーと「一部だけ」を共有するもののほとんどは新設計となり、しかもドライサンプ。
ライオンのような咆哮を放つV8エンジンをマニュアル・トランスミッションで操ることができるという希少なクルマでもあり、現在この価格で入手しうる中古車としては「かなり魅力的な」選択肢だと言えそうですね。

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幸いにしてですが、トヨタGRスープラを購入する予定がなくなったため予算が浮いた状態となっており、いっちょ中古のV8ヴァンテージを買ってみるか、という感じで盛り上がっています。

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