>ブガッティ(BUGATTI)

日本に「ブガッティEB110を退職金で新車購入し、今まで23年間乗っている」元公務員のオーナーがいた!車体には高齢者運転標識も

投稿日:

| 毎年、とんでもない維持費が掛かりそうだ |

さて、GQにて「ブガッティEB110を新車で購入し、23年も乗っている」オーナーを紹介する記事が掲載。
さぞリッチな会社経営者だろう・・・と思っていたら、なんとこのオーナーさんは市役所に努めていた人で、その退職金でブガッティEB110を購入したのだそう。

このブガッティEB110は、日本に正規輸入された最後の一台とのことで、当時の購入金額は3980万円。
退職金だけでは足りず、購入資金の一部は「(同じく市役所に勤める)奥さんに借りた」と紹介されています。

ブガッティEB110とは

もともとブガッティは1909年に、エットーレ・ブガッティによってフランスに設立された自動車メーカー。
ただし創業者没後に業績が悪化し、1963年にフランスのイスパノ・スイザに買収され、続く1968年にサフラングループ傘下へ収められることに。
そして1987年に「ブガッティ」の会社ではなく、商標使用権のみを入手して新会社「ブガッティ・アウトモビリ」をイタリアに設立したのがロマーノ・アルティオーリ氏。

同氏はEB110の開発にあたって、デザイナーには(ランボルギーニ・カウンタックのデザインで知られる)マルチェロ・ガンディーニ氏、設計にはパオロ・スタンツァーニ氏(ミウラの設計者)を起用した”スペシャルチーム”を結成し、「3500cc/V12にクワッドターボ、ミドシップ、4WD」という現代のブガッティにも通じる基礎を確立しています。
なお、発売開始時のスペックは552馬力、0-100キロ加速は3.6秒(当時としては衝撃的だった)。
後に出力を611馬力にまで向上させたEB110 GTスーパースポーツも登場しています(0-100キロ加速は3.2秒、最高速度は355km/h)。

【競売】1991年ですでに「クワッドターボ、4WD、611馬力」を実現していたブガッティEB110SS。生産わずか30台の超レアカーを見てみよう

ちなみにモデル名の「EB110GT」はエットーレ・ブガッティのイニシャルと同氏の生誕110周年とを組み合わせたものですが、ロマーノ・アルティオーリ氏はそうとうに自動車愛のある人で、自分の欲しい車を作るというタイプではなく、「そのブランドのヘリテージを重視する人」。
ブガッティの他にはロータスを所有していたこともありますが、ロータスでは、そのブランドのルーツを反映して軽量な「エリーゼ」を発表し、そのネーミングにおいても伝統的な「E」ではじまるものを採用しています。

話をブガッティに戻すと、1995年にロマーノ・アルティオーリ氏は財政破綻し、そこからブガッティの商標権を買い上げたのがフォルクスワーゲングループで、ここで設立されたのが現在まで続くブガッティ・オトモビル(本社はブガッティ設立当初と同様、フランスのアルザスに移した。当時のブガッティの主要メンバーは、のちにパガーニを設立メンバーとなっている)。

ヴェイロン、シロンを発売した現在のブガッティも「EB110」については高い評価を下しており、EB110へのオマージュ、そしてブガッティ設立110周年記念モデルとして「チェントディエチ」を発表しています。

ブガッティ設立110周年記念にしてEB110へのオマージュ”チェントディエチ(Centodieci)”正式発表!「次の100年に向け、過去とテクノロジーとを融合させた」

日本正規輸入「最後」のブガッティEB110オーナーはこんな人

そして今回GQで紹介されている、「新車からずっとブガッティEB110に乗っているオーナーさん」。
退職金で購入し、そこから23年も乗っているので当然といえば当然ですが、ボディには「高齢者運転標識」が付与されています。

eb110-vol1-3

このオーナーさん、その名を植竹安維さんいいますが、植竹さんは大学卒業と同時に市役所に就職し、定年まで勤め上げた、とのこと。
それまでのクルマ遍歴は「スバル360」「トヨタ・カローラ」「日産ブルーバード」「ホンダ・インテグラ」「ホンダCR-X デルソル」など。
職場の手前、ずっと国産車に乗ってきたそうですが、定年退職を迎えるにあたって「輸入車にチャレンジしよう」と初インポートカーとなるメルセデス・ベンツ600SL(イキナリ国産車から、6リッターV12の600SLというのはスゴいな・・・)を購入しています。

eb110-vol1-9

その後無事に退職し、「退職金をどう使うか」と考えて家族会議を開催した際、家族から”自分のために使って”と温かい支援をもらい、スーパーカーを買おう、ということになったようですね。

eb110-vol1-16

ただ、その後フェラーリやランボルギーニを見に行ったものの今ひとつ心に響かず。
アストンマーティンには惹かれたものの、セールスの対応も良くなく、これも断念した、と述べています。

eb110-vol1-14

そんなときに出会ったのが、アルピナを見に行った際に(同じニコル・オートモビルズの扱いなので)ショールームに追いてあったEB110。
日本最後の一台だと聞き、(EB110にしては)めずらしい濃いメタリックグレーのボディカラーにも惹かれ(イメージカラーのブルーは、年をとったときに派手すぎると感じたそう)購入を決めた、とのこと。
なお、奥さんいわく、「主人は”限定”や”希少”という言葉に弱いので・・・・」そして「購入時、最後の値引き交渉は私が担当しました」。

eb110-vol1-5

そして自宅に保管している様子がこちら。
となりにはメルセデス・ベンツSクラスが鎮座しますが、「半分オープンな」ガレージです。
屋根、前面シャッターが装備されていますが、あまりにカジュアルな環境には驚かされますね。

eb110-vol1-4

ブガッティEB110購入後にはブガッティ・グッズも購入し、現在まで愛用しているそうですが、定年前に購入したメルセデス・ベンツ600SLも保有し続けているそうで、物をとても大切に扱う人のようですね。

eb110-vol1-13

VIA:GQ JAPAN

こちらもオススメ、関連投稿10選

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

こちらもどうぞ。人気記事

1

| 乗ってゆくクルマでディーラーの対応は間違いなく変わる | 高価な車に乗ってディーラーを訪問すると態度が変わるのか?ということはよく言われます。 ディーラーのセールスの人もぼくらと同じ人間ですので、 ...

2

| ロレックスは「在庫が足りずに」値上がりしているわけではない | さて、高価なこと、そして値上がりが継続することで知られるロレックス。今回は「なぜ」値上がりするのか、その構造について考えてみたいと思 ...

3

この記事のもくじ この2年ほどでニュルブルクリンクのラップタイムは大きく短縮それではニュルブルクリンクのラップタイム「トップ100」を見てみようこちらもオススメ、関連投稿10選 この2年ほどでニュルブ ...

4

スーパーカーを購入したことで何かが変わったか? 最近ふと「スーパーカーを購入して変わったこと」について考えることがあります。 まず、スーパーカーを購入して何かが変わったかという問いに対しては、間違いな ...

5

さて、ランボルギーニ・ウラカンの12ヶ月点検が終了したということもあって、ここでこれまでの点検やメンテナンス、税金、保険、カスタムにかかった費用をまとめてみたいと思います。こうやって見ると「毎年けっこ ...

->ブガッティ(BUGATTI)
-, , , , , ,

Copyright© Life in the FAST LANE. , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.