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ローマ教皇「広島での移動手段」はマツダ3!質素倹約で知られるフランシス教皇は”あえて”CX-8ではなくコンパクトカーを選択?

2019/11/26

| フランシス教皇は「もっとも安価な」移動手段を選ぶことでも知られる |

ローマ教皇が来日し様々な話題を振りまいていますが、ぼくの興味としては、日本での移動に使用するクルマは何なのか、ということ。
ローマ教皇フランシスは「質素をよしとする」ことで知られ、移動そのものや、パレードの際に使用するクルマ(パパモビル)についても庶民的な手段を用いることで有名です(現地での移動に際しては、地元の人のクルマに相乗りしたこともあるという)。

フランシス教皇はこれまでのパレードにもいすゞのトラック「D-MAX」、日産のトラック「NP300」の荷台に乗ったことで世間を驚かせていますが、これらのクルマは「バチカン仕様」のホワイトにペイントこそされるものの、防弾に関する装備はほとんどなく、歴代教皇がメルセデス・ベンツ等の高級車に「完全密閉の防弾装備」にてパレードに臨んだのとはまったく異なる方向性ですね。

ローマ教皇、モーリシャスへ。パレード用パパモビルには初めて日産車、しかもピックアップトラックのNP300が採用に

なお自身の愛車はフォードのコンパクトカー「フォーカス」、そしてバチカンの駐車場に「(職員の乗る)ピカピカの新車ばかりが並んでいるのを見ると胸が痛む」と語っているほどに質素を愛することで知られ、現在の物欲に汚染された世の中において、まさに一筋の光明なのかもしれません。

ローマ教皇×ランボルギーニも

ただ、非常に珍しい例として、ローマ教皇フランシスとランボルギーニとのコラボレーションが行われたことも。
これにはランボルギーニがフランシス教皇へと車両を寄贈したという経緯があって、ボディカラーは「バチカン国旗」をモチーフとし、ボディカラーはホワイト(ビアンコ・モノセルス)にイエロー(ジアッロ・チベリーノ)、そしてブラックのアクセント入り。

もちろんこれらは「標準仕様にはない」カラーリングそしてグラフィックということになりますが、ローマ教皇がこれにサインを入れた車両はチャリティオークションにて9500万円程度で落札され、多くの人の救いとなっています。

ローマ教皇×ランボルギーニ。フランシス教皇のためのワンオフ・ウラカン(サイン入り)が競売へ

広島での移動の足は「マツダ3」

そしてローマ教皇訪日関連動画を見ていると、どうやら広島での移動に使用したのは「マツダ3(セダン)」。
大きなSUVではなくコンパクトカーというのは驚きで(しかしこれまでの報道からすると納得でもある)、おそらくはその場所を考えるとマツダが提供した可能性が大。
もちろんそうなると、マツダとしては「無礼があってはならないので」CX-8などもっとも高級なクルマをオファーしたはずですが、ローマ教皇側がそれを断り、セダンではもっともコンパクトなマツダ3を選んだのかもしれません。

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参考までに、「マツダ」の社名は、「トヨタ=豊田さん」「ホンダ=本田さん」のように「松田さん」が創業したから「マツダ」ではなく、もともとは「東洋コルク工業株式会社」としてスタート。
なお、マツダはつい先日、ブランド初のEVである「MX-30」を発表していますが、この歴史的な一台には、マツダのヘリテージをあらわす意匠として「コルク」が内装に使用されています。

マツダ初のEV、MX-30正式発表!内装にはマツダ創業時の社名「東洋コルク製造」に敬意を表してコルクが使われている

じゃあ「マツダ」のマツダは一体なんなのということになりますが、これはゾロアスター教の神であるアフラ・マズダーから取られているとマツダによって紹介されています(一応、創業者の姓にもちなんでいるようだ)。

ローマ教皇が(異なる宗教の神をあらわす)マツダ社名の由来について把握しているのかどうかは不明ではありますが、もし知っていたとしても、そこは懐の広さによって受け入れてくれそうですね。

社名「マツダ」は、西アジアの文明の発祥とともに誕生した神、アフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来します。
マズダーを東西文明の源泉的シンボルかつ、自動車文明の始原的シンボルとして捉え、また世界平和を希求し自動車産業の光明となることを願って名付けられました。
また、マツダの創業者でもある松田重次郎氏の姓にもちなんでいます。

MAZDA

なお、ローマ教皇は他の地域にも移動しており、訪問先によってはまた別のクルマを使用すると推測され、しかしそれらもまた「できるだけ安価な」クルマを選ぶのかもしれませんね。

VIA: FNN.jpプライムオンライン

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