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【動画】開発に苦節32年!タイレル6輪にヒントを得た世界唯一の6輪スーパーカー、「コヴィーニSW6」を見てみよう

投稿日:2019/12/03 更新日:

| 実際に発売されたのは知っていたが、まさか今でも作り続けていたとは |

2008年に発表され、2010年に発売された6輪スーパーカー、コヴィーニ(Covini)6SWの動画がなぜか今頃になって公開。
コヴィーニ・エンジニアリングはイタリアにある小規模スーパーカーメーカーですが、このCovini 6SWの開発にかかったのはなんと32年。
インスピレーション元はもちろん1976年に発表された「タイレル(ティレル)6輪」F1マシン、P34だとされています。※開発から発表までの年数を計算すると、タイレル6輪が発表されてすぐに開発に掛かったことになる

コヴィーニSW6は「一度は運転してみたい」クルマの一台だ

コヴィーニSW6は現在でもオーダーができ、その価格はおよそ7000万円。
エンジンは4.2リッターV8、出力は500馬力で、2010年発売時には、このエンジンはアウディ製だとアナウンスされています。
トランスミッションは6速マニュアルに加え、今や懐かしの”シングルクラッチ(ロボットクラッチ)”6速パドルシフトもオプションにて選べるようですね。

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なお、コヴィーニ・エンジニアリングの設立者、フェルッチオ・コヴィーニ氏によると、6輪化のメリットは下記の通り。

・タイヤのパンクによるリスクが減る
・ハイドロプレーニングのリスクが減少
・ブレーキがよく聞くようになる
・グリップが改善
・乗り心地も改善
・正面衝突時の衝撃吸収性も改善

これらの多くは、フロントタイヤの接地面積が「倍」になることで達成させるものですが、「パンク」については、一番前のタイヤが拾った金属片などを二番目のタイヤが拾い、よけいにパンクしやすくなるような気も。
ただし、いずれかのタイヤが生き残る」ことを考えると、パンク時に挙動が不安定になるといったリスクは減ると思われます。

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ドアはスーパーカーらしく「ガルウイング(正確にはシザースドア)」ですね。

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なお、このコヴィーニ6SWは現時点では「世界唯一の」6輪スーパーカーだそうですが、2010年から今まで製造しているということは、「意外と売れている」のかもしれません。

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インテリアはこんな感じ。
ちょっと前の「ザ・スーパーカー」といった感じですね。
この雰囲気からするとパワーステアリングはなさそうですが、重ステでこの「4輪」を動かすのは骨が折れそうです。

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メーターは液晶(フルカラーではない)を採用しています。

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タイレル6輪はこんなF1マシン

なお、このインスパイア元となったタイレル6輪はこんなレーシングカー。
ブラバムBT46(ファンカー)と並んでぼくがもっとも愛するF1マシンです。

ちなみに6輪化の理由としては、「タイヤを小さくして前面投影面積を小さくすれば、空気抵抗が減ってトップスピードが伸びるんじゃないか・・・」というもの。※設計はデレック・ガードナー
ただしタイヤが小さくなるとそのぶん接地面積が減ることになり、ブレーキングやコーナリング時のグリップが不利になるために「2輪増やしてフロント4輪にしてみた」という解決策を模索した結果が6輪。
つまり6輪化は「グリップやブレーキング性能を重視した結果ではなく、それらは副産物」ということになります。

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ただ、実際に走ってみると、(後輪は大きいままだったので)空気抵抗が減るわけではなく最高速が伸びない代わりに、ブレーキがよく効くのでよりコーナーの奥まで「突っ込める」ようになり、つまり「副産物」のメリットのほうがが大きいという結果に。
そしてデビューイヤーにはなんとポール獲得、優勝(しかもワンツーフィニッシュ)、ファステストラップまで記録するという検討ぶりを見せます。

ファンカーにせよ、6輪にせよ、「必要は発明の母」という状況から生まれたブレイクスルーであり、ロータスのグラウンドエフェクト・カー、ルノーのアクティブサス(これは凄かったな・・・)とならぶF1における大きな発明だと考えていて、現在のF1は規則に縛られすぎているため、こういった発明が見られなくなったのは悲しいところですね。※ぼくは、何かを成し遂げるためにテクノロジーを駆使して前に進む人々が大好きだ

それでは動画を見てみよう

こちらが今回公開された動画ですが、すっかり忘れていた懐かしい顔を発見した、という気分です。

なお、2011年にはShmee氏が動画を公開。
この頃はまだ現在のアイキャッチとは異なるオープニングを採用し、まだ「喋り」もなく、もちろん例の「ハイガイズ!アイムシメエー!」も未登場(Shmee150氏は2008年から動画を公開している。これはぼくが自身のYoutubeチャンネルに最初の動画を投稿したのと同じ年でもある)。

VIA: Ridiculous Rides, Shmee150, Jalopnik

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