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カスタム費用1億円以上、ロールスロイス本社のバラ園をモチーフにしたファントム登場。内装の「花柄」を決めたのはオーナーの妻と娘たち

2019/12/17

| こういったお金の使い方をしてみたいものだ |

スウェーデンの起業家がロールスロイスに特注したファントムが公開に。
これは「ローズ・ファントム」と名付けられたスペシャルモデルで、もっとも大きな特徴は内装の刺繍。
これはグッドウッドにあるロールスロイス本社のバラ園にインスピレーションを得たとされ、彼の妻、そして子どもたちによってモチーフが選ばれた、とのこと(子どもたちも花にちなんだ名が与えられているそうなので、たいそう花好きな夫婦だと思われる)。

ロールスロイスの技術はほかのどこも真似できない

今回のローズ・ファントム公開にあたり、ロールスロイスCEO、トルステン・ミュラー・エトべシュ氏は「このローズ・ファントムは、現行モデルにおけるもっとも素晴らしいクルマの一台であることは疑いようがない。そしてこのファントムを見ると、我々の素晴らしい職人たちの仕事を誇りに思う。この技術は世界で最も優れたものであり、ほかのいかなる会社も真似することはできないだろう」。

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なお、ロールスロイスは自社のクルマをして「人類が作りうる最高のクルマ」と称し、そのカスタムにおいても最高水準のものを提供する、としています。
そのためかロールスロイスを購入する人の「ほとんど(カリナンだと100%)」はアフターマーケット製のパーツではなくロールスロイス純正カスタムを選ぶ(つまりオーダーメイド)と報じられていますが、これだけのフィニッシュを持つクルマに見合うパーツを作れるのものまた、ロールスロイス以外に無いのかもしれません。

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ボディカラーは「アドニス・ブルー」、サイドに入るコーチラインは「ピーコックブルー」と「チャールズブルー」との2色で、ホイールセンターキャップにもチャールズブルーが採用に。

「ローズ・ファントム」のインテリアはこうなっている

そしてこのファントムのインテリアカラーは「ピーコックブルー」。
ルーフやアームレスト、オットマン等にはボディカラーの「アドニスブルー」が採用されていることがわかります。
なお、ロールスロイスのドアには「傘」が内蔵されていることが知られていますが、このローズ・ファントムでは傘にイタルまでカスタムの手が及んでいる、とのこと。

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ルーフは「スターライト+バラの刺繍」。
ダッシュボードにもバラのインレイが見られます。

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なお、バラの花とともに蝶も一緒に刺繍されていることがわかります。
こういったモチーフは上述の通り子どもたちが選んだとのことですが、さぞかし感受性豊かな子どもたちで、それはそれは素晴らしい大人に育ってゆくのでしょうね。

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それにしてもロールスロイス本社にバラ園があるというのも驚き(日本の自動車メーカーでバラ園を持っているところなどはなさそうだ・・・)。
ただし王室御用達の英国ブランドということを考えると、バラ園(英国式庭園)があっても不思議ではないのかも。

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こういった仕様を見ると、本当に高級なクルマというのは「技術」によってではなく、「感性」によって作られるのだ、と実感させられます。

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