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どうしてこうなったァァ!ポンティアックを「ポルシェ911風」のレプリカに仕立て上げた(つもり)のクルマが中古市場に登場

2020/02/23

| 前から見るとポルシェ911風だが |

先日「どうしてこうなった」なフェラーリ430スパイダーの珍カスタムを紹介しましたが、今回は Craigslistにて996世代のポルシェ911風にカスタムしたポンティアック・フィエロが販売中(現在、販売ページは削除されている)。

なお、ポンティアック・フィエロは「ミドシップ」レイアウトを持つためにフェラーリなどのミドシップスポーツのレプリカベースに用いられるものの、ポルシェ911”風”へとコンバートされるのは稀(そもそもポルシェ911はリアエンジンなので、フィエロとはレイアウトが異なる)。

ポンティアック・フィエロはこんなクルマ

ポンティアック・フィエロは1983〜1988年に発売されていたクルマで、ミドシップ2シーターレイアウトを持ち、アメリカでは「初」の量産ミドシップスポーツカー。
エンジンは2.5〜2.8L(直4/V6)をミッドに搭載し、トランスミッションは3速ATもしくは4/5速MT。

全長4010ミリ前後(年式によって異なる)、全幅1750ミリ、全高1191ミリ、ホイールベースは2373ミリ。
車体構造は「コンポジット製のボディパネルを貼り付けた」もので、よってこのパネルを置き換えることで簡単に「レプリカ」を作ることができるということも(レプリカベースとしての)人気の秘密。

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販売台数は比較的多く370,168台だと報じられ、これはトヨタMR2が北米で販売した163,000台を大きく超えます。

なお、ポンティアックはGMのいちブランドですが、既に2010年に廃止。
現在では新車のリリースがなくフィエロも販売が終了した状態ではあるものの、フィエロは新車当時の販売台数が多かったということもあってか比較的「手に入りやすい」ようですね。

ポルシェ911「レプリカ」はこうなっている

そしてこちらがフィエロベースのポルシェ911「風」レプリカ。
ボディカラーがイエローなので「それっぽく」は見えますが、フロント以外はポルシェらしさのかけらもないという仕様です。

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ただしドアパネル以外のほとんどは作り直されていて、リアセクションは「ファストバック風」。

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ヘッドライトやフロントバンパーはポルシェ純正を使用していると見え(それでもフロントバンパーは加工されている)、前から見るとかなりポルシェなイメージ。
なお、フロントフードには「逆方向のNACAダクト」が装着されていますね。
ドアミラーはバイク用を流用しているように見えます。

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ボディサイドには「GT2 RS」。
ポルシェ純正のフロントバンパーはフィエロのボディにはやや「広い」ようで、そのためフロントフェンダーはワイド化。
それと合わせるようにリアフェンダーもワイド化され、そしてサイドステップもそれらにマッチしたデザインに変更済となり、つまりは「かなり手がかかっているカスタム」でもありますね。

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リアには小さいながらもトランクが存在。

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インテリアはおそらく「フィエロのまんま」。
ウインドウの昇降はなつかしくの「くるくるとハンドルを回す方式」。

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センタートンネルはかなり高く、フィエロはけっこうスポーティーなインテリアを持つようですね。

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VIA:CARSCOOPS

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