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英国で高級車ディーラーの従業員がフェラーリで事故→懲役9ヶ月、免取+欠格期間2年。なお、日本では免取り後の欠格期間は3~10年と定められている

2020/01/29

| 幸いなことに人的被害はなく、しかし死傷者があればもっと重い処分に |

英国にて、2018年5月に発生した「フェラーリ458スパイダーと、ポルシェ718ケイマンGTSとのクラッシュ」に関する判決が出ることになり、それぞれのドライバーが有罪判決を受けることに(執行猶予付き)。
この事故は、英国ヨークシャーにて、この2台がストリートレースを行っていた結果に発生したとされていて、そのうちの一人が「ブガッティやランボルギーニ、フェラーリ等を扱う大手エキゾチックカーディーラーの従業員(身内)」だったことから現地では大きな話題となった模様。

判決内容はこうなった

フェラーリ458スパイダーを運転していたのは英国のカーディーラー、トム・ハートレイの従業員、カール・ハートレイ(32)。
ポルシェ718ケイマンGTSを運転していたのはヘンリー・ジェームズ・ヒブス(27)だと報じられています。

なお、カール・ハートレイの言い分としては「フェラーリ458スパイダーのブレーキが効かなくなり、ポルシェ718ケイマンGTSに衝突してしまった(つまり自分に帰責性はない)」。
ただ、調査を進めてゆくうちに「衝突速度が、制限速度80km/hを超える109km/hであった」こと、ブレーキには欠陥が見られなかったこと」が判明し、さらには数々の目撃者が「衝突前には危険な走行をしていた」と証言したことで今回の判決につながったようですね。

判決内容としては、カール・ハートレイのほうが懲役9ヶ月、しかし執行猶予は24ヶ月、さらに200時間の社会奉仕、運転免許取り消しと2年間の運転禁止、1,400ドルの罰金。
718ケイマンGTSを運転していたヘンリー・ジェームズ・ヒブスのほうにも9ヶ月の懲役(執行猶予24ヶ月)、220時間の社会奉仕、運転免許取り消しと2年間の欠格期間、そして4,070ポンドの罰金が言い渡されています。

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日本だと欠格期間はこうなっている

なお、日本だと運転免許の点数については「加点」方式を採用。
前歴がない場合は6点で30日、9点で60日、12点で90日の免停に。
そして同じく前例がない場合、違反点数が15点を超えると免許取り消しとなり、これは違反点数によって”運転免許を取得することができない”欠格期間が異なります。

ちなみにこの点数は過去1年間無事故無違反だった場合や、免停の期間を無事故無違反で過ごした場合、違反者講習を受講した場合、3点以下の交通違反で過去2年の間に違反がなく、さらに違反後3ヶ月にさらなる違反がなかった場合などに「点数ゼロ」、つまりリセットとなります。

日本では面取りとなった際の欠格期間は「3年から10年」と定められていて、違反点数が35~39点の場合は3年、40~44点だと4年・・・という感じ(70点以上だと欠格期間10年)。
そして「どうやったらそんなことになるのか」ということですが、酒酔い運転で事故を起こすと37~55点、危険運転致傷で45~55点、危険運転致死で62点、運転傷害等で45~55点、運転殺人等で62点。

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