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昨年エルクテストに失敗したトヨタRAV4がしっかりアップデート!ソフトの入れ替えだけで安定性を手に入れ、修正プログラムは7月から配布予定

投稿日:2020/02/09 更新日:

| 米では希望者にインストール、日本での対応は不明 |

昨年9月、エルクテストにて「危険」だと判断されたトヨタRAV4。
その内容としては、RAV4のガソリンモデル/ハイブリッド共に、メーカー指定ギリギリの最大重量を積んでエルクテストを行ったところ、時速68キロの時点でタイヤが浮いてしまい車両コントロールに支障をきたすことが判明したというもの。
テストを行ったメディアはその原因につき、「エレクトリック・スタビリティコントロールの介入が著しく遅いため」だと結論づけられています。

【動画】販売好調のトヨタRAV4がエルクテストにて失敗。”危険な動き”と判断されるもトヨタは反論

ただしトヨタはテスト結果に反論

しかしトヨタはそのテスト内容に不満があったようで、「顧客の安全は我々のトッププライオリティだ。よって開発段階から厳しく安全性を追求しており、すべての国における基準を満たしている。さらに、2016年以降はその基準をアップデートし、RAV4の開発段階においてもISO3888-2基準をパスしている」と反論。

こちらは昨年9月にエルクテストに失敗したときの画像ですが、ここから姿勢がブレイクして大きく外に膨らむことに。

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なお、反論しつつもトヨタはしっかりとRAV4のソフトウエアにアップデートを施してきたようで、新しく調整されたRAV4によって、以前は失敗してしまったTeknikens Världによるエルクテストをパスすることに成功しています。
なんだかんだ言いながらしっかり安全性を確保してきたのは「さすがトヨタ」というところで、過去(2007年)にもトヨタはハイラックスにて同様の問題を指摘されており、その際には「タイヤを太くする」ことで安定性を確保しています。

具体的なアップデート内容としてはスタビリティコントロールによるブレーキングをより強めにしたとのことですが、これ以外の変更やメカニカルな改良はなく、しかし以前に失敗した「68km/h」でのテストに加え、72km/hでのテストも無事にクリア(ソフトの制御だけでここまで安定性が変わるとは)。

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今回のソフトウエアアップデートについては2020年の第二四半期からインストールが可能になるとのことで、特にリコール扱いとはせず、変更を望む顧客には無償でインストールを行う、とのこと。

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エルクテストって何?

「エルクテスト(ムーステストとも言われる)」とは聞き慣れない言葉ではあるものの、欧州においては一般的なテストで、クルマの性能を図る重要な指標の一つ。
「ムース=MOOSE(エルクと表現される場合もある)」とはヘラジカを指し、道路を走行中にこのヘラジカが飛び出してきたときに急ハンドルで”避けることができるかどうか”を試すものです。

欧州では鹿が道路に飛び出してくることも珍しくはなく、ヘラジカは大きなものだと体重が800キロを越えるとされ、もし衝突してしまうとクルマは甚大な被害を負うどころか、崖下に転落したり、他のクルマに衝突したりという二次的被害も。

よって欧州では(ヘラジカの飛び出し対策を行うとともに)このムーステストを重要視することも多く、過去にはメディアのテストによって「危険」を判断されたクルマ(メルセデス・ベンツAクラス)がリコールを届け出たこともあるほどです。

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このムーステストにおいては、パイロンを立てて左右にスラロームする形で走行し、その際の安定性や挙動を見ることになり、時速77キロで走行するのが一般的だとされています。
実際に山道を走っていてヘラジカがイキナリ出てくるとブレーキを踏んでも接触を避けることはできず、ハンドル操作によって回避することになるかと思いますが、その場合「一方向にだけ」回避したままだとそのまま崖をまっさかさまということにもなりかねず、車線に「復帰」することも考えてのスラロームということになるわけですね。

VIA: Teknikens Värld

 

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