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超希少!量産フェラーリ初、そして唯一の「グラスファイバーボディ」を持つ”308ヴェトロレジーナ”初期モデルが競売に

投稿日:2020/02/14 更新日:

| 理由は不明だが712台が製造された後にスチール+アルミボディへ |

「これまでは割安で購入できたが、今後値が上がりそうなフェラーリ」の代表格、フェラーリ308。
その中でも非常にレアだとされる1976年製の「308GTB”ヴェトロレジーナ(Vetroresina)”」がRMサザビーズ開催のオークションに登場予定。

いったいこのフェラーリ308GTBヴェトロレジーナとはなんなのかということですが、簡単に言うと「軽量なグラスファイバーボディを持つ308GTB」。

308GTBのデビューは1975年、デザインはピニンファリーナ、製作はスカリエッティ。
V8エンジンをミドにマウントするというのは先代のディーノ208GT4と変わらず、しかし「ドライサンプ化」されたことで搭載位置が下がったことがメカニズム的なトピックです。
デザインや構造等を鑑みるに、現代の「V8ミドシップ」フェラーリの祖だと考えていいのかもしれません。

おそらくは製造に相当な手間がかかったと思われる

そしてフェラーリ308GTB生産開始当初に採用されたのが「グラスファイバーボディ」。
当時この308GTBは「グラスファイバーをボディに採用した最初の量産フェラーリ」で、今に至るまでボディ全体にこれを採用した「唯一のフェラーリ」。

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その後、理由は定かではないものの北米仕様では1976年後半、欧州仕様では1977年中頃に「スチールとアルミボディ」へと戻されることとなっていますが、生産性や安全性の問題を解決するためであったのかもしれません。

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それまでに製造された308GTBヴェトロレジーナは合計712台で、今回競売に登場するのは156番目の生産(北米に輸出された308GTBヴェトロレジーナとしては最初期に該当。最初に輸入された4台の308GTBのうちの1台だとされる)。

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ちなみにフェラーリによると、グラスファイバー製ボディとスチール製ボディとは「Aピラーとルーフパネルとのつなぎ目の有無で判断ができる」とのこと(もちろんボディパネルを叩けば一発でわかるが、そんなことは許されない)。
なお、ボディサイズは全長4230ミリ、全幅1720ミリ、全高1120ミリ、車体重量は1090kg。

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各部を見てみると、ホイールには「カンパニョーロ」のロゴ。

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ドアミラーはビタローニですね。

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フロントトランクの内張りはこんな感じで、内部は「ジッパー開閉」式を持っています。

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エンジンは2,926cc/V8、出力は255HP、最高速度は252km/h。

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このフェラーリ308GTBはレストア済み、コンクールでの受賞歴も

エンジン、インテリアともに(もちろんボディも)非常に美しい状態を保っていることがわかります。
なお、最初にこのフェラーリ308GTBを購入したのはカリフォルニアはロスガトス在住のジョン・トゥッタロー氏。
その後1988年にサンノゼに住むクリス・スプリンガー氏へと売却したという記録が残ります。
そしてクリス・スプリンガー氏のもとでレストアを受け、ボディカラーは現在の「ロッソ・キアロ」へと塗り替えられるとともにインテリアも現在の仕様へと張り替えられ、エンジンそしてトランスミッションもリビルトされることに。

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その後クリス・スプリンガー氏はこのフェラーリ308を各種イベントへと出展し、中でもパロアルト・コンクール・デレガンスでは最優秀賞を獲得したこともあるようです。

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さらにその後、この308GTBは、フェラーリのプレイベートコレクションでは最大規模を誇るミン・コレクションへと売却され、2017年に入って現在のオーナーが買い取った、とのこと。
走行距離は19,955kmとさほど多くはなく、非常に珍しいグラスファイバーボディ(北米ではトータルで100台しか割り当てがなかった)ということもあり、驚くような高値が記録されるかもしれませんね。

Ferrari-308-GTB-12

VIA: RM Sotheby’s, Ferrari


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