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新型アウディR8は「V10+ハイブリッド」で登場?ピュアエレクトリック路線は切り捨ててランボルギーニと共同開発か

2020/03/12

| アウディはR8 e-tronの失敗から「エンジンサウンド」を重視しているようだ |

「ない」「ある」ということに加え、そのパワートレインが「ガソリン」「ハイブリッド」「エレクトリック」どれになるかということについて様々なウワサが出てくる次期アウディR8。

今回、アウディスポーツを統括するオリバー・ホフマン氏が英国Top Gearに語ったところよると、「まだ決定はなされていないが」と前置きがあった上で「次期アウディR8は、世界中で合法に販売できるクルマとなるだろう。つまりは部分的にエレクトリック化される可能性が高い」とのコメント。

つまり次期R8が存在するであろうこと、そしてハイブリッドになるだろうことが見えてきた、ということになります。

次期アウディR8の方向性は右往左往している

なお、次期R8についてはこれまでにも様々なウワサが出ていて、ちょっと前までは「ピュアエレクトリックスポーツになる」というものも。
これはPB18 e-tron(後にAI:raceに改名。限定販売の話があったが最近聞かなくなった)の市販モデルとして生まれ変わり、リマックとの共同開発によって「ハイパーカー並みの性能を備えるクルマになる」という話。

アウディは次期R8をリマックと共同開発?出力950馬力、4モーター、0−100キロ加速2.5秒、価格は2500万円と伝えられる

ちなみにアウディはR8のフルエレクトリック版である「R8 e-tron」を販売してたものの”殆ど売れず”、販売をそうそうに引き上げているので、ピュアエレクトリックスポーツカーに対して苦い思い出があるのは間違いなさそう(ただしR8 e-tronは価格が高すぎた)。

そしてその後に出てきたのが「ハイブリッド」案。
やはり「フルエレクトリックスポーツ」は高価になりすぎる、その割に誰も買わないということなのだと思われ、ガソリンエンジンを残す方法で次期モデルを模索ということですね。

なお、アウディR8は初代から2代目(現行)に至るまでランボルギーニのV10モデルと車体やエンジン含む基本構造を共有していて、3代目もそれを継続する可能性が大。
アウディR8、ランボルギーニのV10モデルともに「それだけだと」ハイブリッドモデルとして開発するだけの予算を割くことは難しいかもしれませんが、両方合わせればなんとかその道も開けるのだと思われ、「V10自然吸気エンジン+ハイブリッド」になると言われるウラカン後継モデルの兄弟となることでR8は生き残りをかけるのかもしれません(実際にオリバー・ホフマン氏は次期R8にV10エンジンを積むために問題解決を図っているとも述べている)。

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やはりエンジン音は大事

そして今回、オリバー・ホフマン氏は「スポーツカーにとって必要不可欠な、ドラマティックな盛り上がりを見せるエンジンサウンドがEVにはない」と語っており、現在アウディは「気分を盛り上げるガソリンエンジンのサウンドと同じフェイクサウンドを開発中」だとしていますが、同氏は「これは正しい答えとは言えない」とも。
そして「やはりエレクトリックカーは独自のサウンドを持ち、そのサウンドはブランドを定義するべきだ」と語っていて、これは”ごもっとも”なところでもありますね。

ちなみにマセラティはピュアエレクトリックスポーツを開発している最中ですが、「ガソリンエンジンへのノスタルジー」を一切捨て去り、「スポーツカーのサウンドは時代とともに変わってゆく」としてモーターの音をアピールする動画を公開しています。

【動画】マセラティがEVスポーツのサウンドを公開!なおEV第一弾はグラントゥーリズモ、そして5月には別途スーパースポーツも発表予定

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