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VW「新型ゴルフRは真のドライビングマシンだ」。なおアウディの2.5リッター5気筒を使おうとしたもののアウディが「NO」を突きつけた模様

2020/03/21

| 新型ゴルフRにマイルドハイブリッドやPHEVは「ナシ」、ピュアなドライビングマシンに |

フォルクスワーゲンは先日ゴルフ8世代の「GTI」「GTE」「GTD」を発表していますが、その次に控えていると思われるのが「ゴルフR」。
「GTI」がFFモデルのフラッグシップならば、ゴルフRは4WDを採用するゴルフ最強モデルもであり、そのパフォーマンスは名だたるスポーツカーにも匹敵するほど。

そして今回、フォルクスワーゲンの「R部門」を管理するヨースト・カピート氏がMotorTrend に語ったところによると、次期ゴルフRは「真のドライバーズカー」であり、マイルドハイブリッドやPHEVを採用しない、とのこと。

なお、一時はGTIともどもハイブリッド化されるという話のあったゴルフRですが、結局は両者ともハイブリッド化されないということになりますね。
これはおそらく「バッテリー性能が思ったほど進化しなかった」からだと思われ、同様の理由にて(フォルクスワーゲングループに属する)ポルシェは911のハイブリッド化を遅らせる可能性がある、とも述べています。※本来の予定では2023年に911ハイブリッドが登場するはずだった

「ハイブリッド非装着」には色々な理由があるようだ

ちなみに同じ「R」でも先日発表されたばかりのトゥアレグRは「ハイブリッド」を採用。
ただしこちらはSUVということもあって重いバッテリーを積んでも問題はなく、しかしゴルフRの場合はハイブリッド化すると運動性能を思いっきりスポイルするということになりそう。

なお、前出のヨースト・カピート氏は、ゴルフRをハイブリッド化しない他の理由として「ゴルフRは販売台数が見込めない」とも語っていますが、これは「台数が出ないクルマのために小型軽量なハイブリッドシステムをわざわざ開発できない」「台数が出ないクルマに専用ハイブリッドシステムを積むと高くなる」ということも意味するのでしょうね。

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そのほか、同氏は「多くを語ることは出来ない」としながらも「小さな改良が山のように盛り込まれている」とし、新型ゴルフRについては相当な自信を見せています。

新型ゴルフRは5気筒エンジンを積むというプランもあった

なお、オランダのカーメディア、Autovisieによると、新型ゴルフRつまりゴルフ8世代のゴルフRには(先代に積まれていた)4気筒ではなく5気筒エンジンを積むという計画もあった、とのこと。

この5気筒エンジンとはもちろんアウディ製の2.5リッターTFSIということになりますが、フォルクスワーゲンがアウディに対してこのエンジンを使わせてくれと頼んだところ、アウディの回答は「NO」。

よって新型ゴルフRは、これまでどおりの2リッター4気筒ターボエンジンを使用することになり、しかし出力は330馬力程度までにパワーアップされる見込み。
2014年に発表された「ゴルフR400コンセプト」は未だ市販車として実現しそうにありませんが、ひとまずは新型ゴルフRに期待したいところですね。

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