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ヤル気か?ヤル気なのか?アウディがR8”グリーンヘル”を商標出願し、ニュルブルクリンク最速を狙う可能性が浮上してきた

2020/03/21

| もともとアウディR8は高いパフォーマンスを有しており、GT4/GT3/GT2クラス向けのレーシングカーもリリースしている |

アウディが欧州の特許庁(EUIPO)に対し、「R8グリーンヘル(R8 Green Hell)」なる商標を申請したことが明らかに。
なお、現時点では申請にとどまり、ステータスとしては現在「審査中」。
つまりまだ登録はなされていないということですが、グリーンヘルとはニュルブルクリンクの別名でもあり、つまりこれは「ニュルブルクリンク、もしくはサーキットに特化したR8」だと考えられます。

アウディR8は登場から5年

現行アウディR8は2015年に登場し、2018年末にフェイスリフトが発表されていますが、このフェイスリフトによって大幅にパフォーマンスが向上し、出力は620馬力、0−100km/h加速は3.1秒、最高速は331km/hへ。

同時にルックスもアグレッシブに変化し、大きく魅力が向上したのも特筆すべき点です。

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なお、アウディR8は先代そして現行モデルにおいても非常に人気が高く、2019年には「もっとも検索されたクルマ」ナンバーワン、そしてインスタグラムに投稿されたクルマでもNo.2。
しかしながら「人気」と「販売」とは別もののようで、販売面においてはかなり厳しい状態となっており、北米におけるスポーツカーセグメントでは「かなり下」。
ホンダ(アキュラ)NSX、日産R35 GT-Rと並んで「ワースト3」に入ろうかという状態です。

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一方でレーシングバージョンの「R8 GT4 LMS」の販売は好調だと伝えられ、そして「R8 GT3」、さらに先日は「R8 GT2」をデビューさせたところを見るに、そのパフォーマンスは「間違いない」と考えて良さそう。

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つまりロードカーとしてのアウディR8はいまひとつ人気がなく、しかしレーシングカーとしてのアウディR8は非常に高い支持を集めているということになりますが、アウディはこの現状を鑑み、R8のハードコアモデルを登場させることでそのイメージ転換を図るのかも。

そして「グリーンヘル」と名乗るからにはニュルブルリンク最速に挑戦する可能性が非常に高く、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJの持つ6:44.97を更新する可能性もありそうです。

ただしこれは絵空事ではなく、というのも、基本構造をR8と共有するランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテはかつて6:52.01を記録しニュルブルクリンク最速王者に輝いたことも。
そして、そのウラカン・ペルフォルマンテよりも進化した制御を持つ現行R8をベースにし、そこへアウディがGT4/GT3/GT2用レーシングカーの開発や製作にて培った技術を反映させることができれば、「ニュルブルクリンク王者も夢ではない」と考えています。

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なお、そうなるとランボルギーニが黙っていないとも思われますが、ランボルギーニは現行「ウラカンEVO」をベースにした自前のハードコアバージョンを投入し、それによってこの「アウディR8グリーンヘル」のタイムを更新するのかもしれませんね。

VIA:AutomobileMag

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