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【動画】ランボルギーニ・ウラカンEVOが仏マニクール・サーキットにて488ピスタ、720Sと同等のタイムを記録!やはり4WD+後輪操舵の威力は絶大か

2020/03/31

| ライバルに比較してウラカンEVOは最も非力で最も重いクルマだが |

モータースポーツ・マガジンが、ランボルギーニ・ウラカンEVOを仏マニクール・サーキットへと持ち込んでタイムアタックを敢行。
その結果1:16.69という好タイムをマークしています。

実際にこのタイムがどんなものかというと、まずマニクール・サーキットのトップに位置しているのはマクラーレン・セナの1:14.93(800馬力/1374kg)。
その次がポルシェ911GT2RSの1:15.91(700馬力/1508kg)、次いでフェラーリ488ピスタの1:16.06(720馬力/1474kg)、その次がランボルギーニ・ウラカンEVOの1:16.69(640馬力/1602kg)、そしてマクラーレン720Sの1:16.80(720馬力/1431kg)といった順。※ラディカル、ダラーラといった特殊なクルマは除いている

ウラカンEVOはホッケンハイムでも好タイムを記録

ちなみにランボルギーニ・ウラカンEVOは先日、ホッケンハイムにおいても優れたタイムを記録していて、つまりは相当なポテンシャルを持つのは間違いなさそう。
こちらにおいてもポルシェ911GT2RSやフェラーリ488ピスタ、マクラーレン720Sと同等の速さを見せていますが、ライバルたちと異なるのは「自然吸気エンジン、そして4WD」ということ。

【動画】ランボルギーニ・ウラカンEVOがホッケンハイムにてポルシェ918スパイダーの0.5秒遅れ、911GT2 RSより0.1秒速いタイムを記録!周辺にはどんなクルマが位置するのか見てみよう

自然吸気エンジン搭載のために出力が高くなく、4WDのために重量が重く、つまりは「最も非力で、もっとも重い(セナに比較して230kgも重く、488ピスタに比較しても130kg重い)」にもかかわらず、これらに比肩しうるタイムを出すことができる、というわけですね。

これについてはやはりその駆動システムが大きく影響しているということになり、トルクベクタリング4WDというのは相当なアドバンテージを発揮できるデバイスだとも考えて良さそうです。

ただ、ちょっと不思議なのは、ウラカンEVOには「アクティブエアロ」が搭載されていない、ということ。
ウラカン・ペルフォルマンテはそのアクティブエアロ=ALAを武器にしてニュルブルクリンク最速の座を獲得しましたが、ウラカンEVOにはこれが搭載されておらず、しかしそれでもこのタイムを出せるというところを見るに「ALAとは一体何だったんだ」という思いとともに「ウラカンEVOにALAを装着すればもっと速くなるのか」という疑問も出てきます。

ウラカン・ペルフォルマンテのエアロデバイス機能を動画で解説。エアブレーキとしても動作

なお、ランボルギーニ自身は「ウラカンEVOは、ウラカン・ペルフォルマンテよりも速い」と語っていて、これはランボルギーニの場合、「最も新しいモデルが最も速くて当然」だと捉えているため。

ランボルギーニ「ウラカンEVOはペルフォルマンテよりも速い」。次期ペルフォルマンテは後輪ステアリング装備でさらなるステージへ

ランボルギーニV10モデルの場合、「4WDモデル」と「RWDモデル」、そしてそれらのオープンモデル(スパイダー)、さらに4WDモデルのハードコア版(クーペとオープン)という合計6つのラインアップが「定番」。

現時点ではウラカンEVOのクーペとスパイダー、そしてウラカンEVO RWDが発表されており、残るはウラカンEVO RWDスパイダー、そしてウラカンEVOのハードコア版(クーペとスパイダー)の3つ。

おそらくウラカンEVOのハードコア版にはALAが搭載され、再びニュルブルクリンクに挑戦するものと思われますが、現在そのプロトタイプらしく車両も目撃されており、そう遠くない将来に発表されることになるのかもしれませんね。

新型ランボルギーニ・ウラカンEVO”ペルフォルマンテ”?謎のプロトタイプが走行中

VIA:Motorsport Magazine

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