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フロント部とAピラーの関係、自動車のデザインについて考える

2015/06/10

先日マツダCX-3を検討した際に思ったのですが、ぼくはあまりマツダのデザインが好きではなく、それは妙にフロントが間延びしていることが原因です(CX-3は”間延び”感がないので気に入っている)。

なお、マツダのこういったデザインは、マツダの「スカイアクティブ・テクノロジー」に基づき、正しいペダルレイアウトを実現するために、フロントエンジンとフロントタイヤを前に押しやり、ホイールハウスがペダルレイアウトに干渉しないようにするためのものだそうです。
他のメーカーが「フロントミッドシップ」としてフロントエンジンを可能な限り車体中央に近づけるのとはまた異なるアプローチですね。

ここで自動車のデザインについて考えてみますが、たとえば、マツダのデザインは車の中に複数のモチーフがあります。
直線や曲線、つまみ、膨らみといったもので、これは非常に複雑なデザインと言えますね。

そしてフロントフェンダーについては「膨らみ」があり、その膨らみが終息する地点からAピラーが立ち上がっており、そのためにフロント部のマスが大きくなっています。

画像にていくつかの車を比べてみますが、それぞれAピラーの立ち上がり位置を赤丸で示しました。
マツダCX-3は上記の通りフロント部が一旦盛り上がり、その後にA、ピラーが立ち上がっていますね。
CX-3はまだフロントが短いですが、とくにアクセラ、アテンザはフロントが長くなっています。

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その下のランボルギーニ・ウラカンは盛り上がりのピークからA、ピラーが立ち上がっています。

次いでBMW Z4ですが、これもマツダのデザインと同じく、盛り上がりが落ち込んでからAピラー。

ホンダ・エレメントは盛り上がった後に平行線を描いてからAピラーが立ち上がっています。

デザイン的に言うと、マツダ方式、BMW Z4方式はロングノーズ・ショートデッキを演出でき、ウラカンとエレメントは比較的キャブフォワードかつウエッジ・シェイプを演出できます。
これはメーカーの考え方の差で、とくにホンダはウエッジシェイプを好む傾向が強いですね。
かつ、ランボルギーニ、ホンダは単純なラインを好むようで、シンプルなライン、単一のモチーフ(ウラカンだと”折り紙”)を追求することが多いようです。

そしてマツダ、BMWは複数の要素を組み合わせたデザインが多く、そして車体全体に「うねり」「躍動感」を感じさせるものが多いように思います。
(一方レクサスもモチーフは多岐に渡りますが、車体そのものは”うねって”いない)

ランボルギーニ、ホンダは前衛的で、BMW、マツダは優雅でクラシカルなイメージを出すことが出来るわけですが、BMWやマツダは全体のシルエットの他にもディティールに凝っており、ここで「単なるクラシカルではない」新しさを見せています。

ちなみにぼくはウエッジシェイプで単純なデザインが好きで、そのためにフェラーリよりもランボルギーニを好む傾向にあります。
フェラーリは優雅ではありますが、うねりを持つ「下半分」に、バブル形状のような「上半分=キャビン」を載せたイメージであり、それはいささか、ぼくにとって複雑に思えるのですね(あくまでも個人的嗜好)。

なお、ぼくが今まで見た車の中で、もっとも格好良いと思うのは、トヨタ・アヴァロン(市販車ではなくコンセプトの方、1991年)と、フェラーリ・ミトス(1989年)。
両方とも完全なウエッジ・シェイプで、非常にシンプルなデザインです。
まったく個人的な嗜好ではありますが、ぼくはシンプルで、線が少ないデザインに惹かれる傾向にあるようです。

現代はデザインや製造技術が進歩し、今までにはできなかったような複雑な面や線を持つ車が増えており、これからも今まで以上にデザインは多様化してゆくものと思われますが、そんな中だからこそ、シンプルなものが輝やいて見えるのかもしれませんね。

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