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ランボルギーニ・ウラカンのインプレッション~カーボン製エンジンベイ

2015/07/14

 

ランボルギーニ・ウラカンLP610-4のインプレッション、カーボン製エンジンベイ。
これはガラス製のクリアボンネットとセットでオプション装着されるもので、しかしながら価格はガヤルドにクリアボンネット単体を装着するのと同じ価格で装着が可能、という”割安な”オプションとなっています。

このエンジンベイ、つまりはエンジンルームのトリムというかカバーですが、オプション非装着の場合は樹脂製のパネルで覆われます。

これがカーボン製になると単に素材が変わるというわけではなくて、形状やデザインも変わり、より「見せる」方向に(エンジンを覆う面積も大きくなっている)。
発売直前まではクリアペイントで仕上げられていたのですが、外部からの光を反射してクリアボンネットに映りこみが生じ、後方視界を遮るという理由でマット仕上げとなっています。

素材はカーボン繊維を織ったものではなく、樹脂にカーボンを混ぜてプレスしたもので、カーボンの織り目はありません。

ですが他にはない模様を持っており、これはこれで満足度が高く、ぼくはガラスボンネットよりも、むしろこちらのカーボン製エンジンベイに魅力を感じるわけですね。

このカーボンコンポジットですが、ランボルギーニと名古屋工業大学とで共同設立した”日本オートモービル・ランボルギーニ先進複合材構造研究所(Automobili Lamborghini Advanced Composite Structures Laboratory Japan【ACSLJapan】)”が開発したもので、アヴェンタドール用の内外装パーツ、ホイール用センターキャップなどにも同素材を使用したものを発表しています。

素材としては非常に薄く(感覚的にはノーマルの樹脂製に比べ半分くらいの厚み)、しかし強度が高いようで、ノックすると甲高い硬質な音を聞くことができ、それは一般的な樹脂のような柔らかい音ではありません。

なお、このエンジンベイに装着される六角形のプレートには「V10」という文字、そして数字が刻印されますが、これは点火されるシリンダーの順番。
このプレートはアヴェンタドールにも装着され、コンセプトカーであるアステリオンにも装着されますが(アステリオンのものはイタリアントリコローレ入り)、ウラカンの場合、ガラスボンネット越しには殆ど見えないのが残念ではあります。
※本来の予定では「見える」はずだったのですが、件の反射の問題で映りこみを防ぐため、ガラスボンネットの透明部分面積が小さくなっている

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ランボルギーニ・ウラカンの付属品「ウラカン早わかりガイド」について

ランボルギーニ・ウラカンの付属品。
ランボルギーニ・クレスト(エンブレム)のついた車検証入れに取り扱い説明書やディーラーネットワークガイド/保証書、メンテナンスマニュアル等が入っています。

ウラカンはアウディのMMIを採用していますが、機能があまりに豊富すぎて操作が難解なところがあります(慣れの問題ですが、はじめてMMIを操作すると直感的にわかりにくいところがある)。
説明書を全部読むのはけっこう時間がかかり、かつ知りたいところだけを調べるのも労力がかかりそうということで、こういった「クイックガイド」的なものが用意されているのだと思いますが、こういったガイドを見ると、敷居の高いイメージのあるランボルギーニもすいぶん親切になったなあ、と感じますね。

ランボルギーニ・ウラカンの注意点。キーを認識しない場合はこうする

ランボルギーニ・ウラカンのキーは「スマートキー」になっており、差し込むスロットがありません。
つまりキーと車両との間で無線通信が行われて双方を認識するわけですが、時にエラーが出ることがあるようです(ぼくは1度だけ出ました)。
その場合は「キーが認識できない」というような内容の英語がメーターパネル内に表示されるのですが(細かい表現は失念)、説明書によると、ステアリングコラム右下の「キーのマークがある」ところにキーを近づければオーケー。
キーのマークはよく見ないとわかりませんが、たしかに小さく刻印があります。

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