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これがヤマハのスポーツカー「スポーツライド・コンセプト」。重量750kg、全高わずか1170ミリ

2015/10/28

| 市販にもっとも近いヤマハの「4輪」 |

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ヤマハが「スポーツ・ライド・コンセプト」を公開。
2013年のMOTIV.eコンセプトをブラッシュアップしたものとなりますが、シティカーからスポーツカーへとコンセプトを変更しています。

ヤマハ・スポーツライド・コンセプトはマクラーレンF1のデザイナー、ゴードン・マレーの設計というところがひとつ、そして重量がわずか750キロというところがもう一つのトピック。

サイズは全長3900ミリ、幅1720ミリ、高さ1170ミリ。全高はランボルギーニ・ウラカンとほぼ同じですね。

欧州においてヤマハはゴードン・マレーと共にシティカーを開発中ですが(そちらがこのコンセプトカーに変更されたのかは不明)、それに搭載されるiStreamマニファクチャリング・システムを搭載。

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もちろん重量軽減にもゴードン・マレーの考えた技術が投入されているわけですが、そこには「iCarbon テクノロジー」という技術が存在する模様。

従来のカーボンシャシーは人間がカーボンファイバーを張り付けていたものの、これは完全に機械によるオートメーション生産が可能となり、生産コストを大きく引き下げることができるようです。
2枚のカーボンをサンドイッチすることで成型するようですが、これによって大量生産も容易となり、サブ・プレミアム・セグメント(1000万-1500万円くらい?)へスポーツカーを投入できるようになるとしています。

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現在カーボン製のバスタブシャシーを持つ車としてはマクラーレン540Cがもっとも安価で、これは2200万円程度。
他ではランボルギーニ・アヴェンタドールですが、これは4500万円ほどですね。
ランボルギーニ・ウラカン、新型アウディR8開発時もカーボン製バスタブシャシーの採用が検討されたそうですが「高価になりすぎる」という理由で見送られており、「運転席の後ろ」がカーボン製となるにとどまっています。

今回の「iカーボンテクノロジー」が普及すれば一気にスポーツカーのシャシーはカーボンに置き換わる可能性もあり、またEVにとっても大きな可能性となりそうですね。

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その武器はなんとゴードン・マレー(マクラーレンF1のデザイナー)の設計するシティカー「Motiv」です。

ヤマハはすでに欧州にて10億円相当の投資にて工場を建設しているとされ、欧州市場でスマートの対抗馬として展開を試みるようですね。
なお、中国はスマートにとって世界ナンバーツーの市場ですが、やはり日本ふくむアジアでの展開も考えている様子。

MotivにはガソリンエンジンバージョンとEV版とがあり、これもスマートと同じですね。
ガソリンエンジンは1リットル3気筒を採用し、出力は70−80馬力、とのこと。

ヤマハはスポーツライド・コンセプトを2018年に生産か。価格は650万円程度

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ヤマハが東京モーターショーに出展したスポーツライド・コンセプトを生産に移す可能性がある模様。
2017年か2018年に生産を開始し、価格は650万円ほどと予想されています。

スポーツライド・コンセプトは全長3990ミリ、全幅1720、全高1170ミリと非常にコンパクト。
エンジンは1.5リッターターボが有力で、重量は750キロ程度と言われており、ロータス・エリーゼやこれから登場するであろうアルピーヌと同等のサイジング、重量、価格帯となりそうですね。

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