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これはマズい。最悪の場合、VWはランボルギーニを売却か

2017/12/08


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VWはディーゼル不正問題に絡み、そのリコール費用20億ユーロを複数銀行から借り入れることになりますが、その返済期限は1年、とのこと。

もしこの返済ができそうにない場合、VWはベントレー、ランボルギーニ、ドゥカティを売却する可能性があるとロイターが指摘しています(ロイターだけに信ぴょう性は高い)。

ベントレー、ランボルギーニともVWアウディグループ入りしたのちにそのスケールメリットや技術を活かした製品開発が可能となり、おかげで安定した業績を残しているわけですが、そのぶん「高く売れる」ということなのかもしれません。

一方ポルシェは現在の「ドル箱」であることに間違いなく、そのために他を切り捨ててでも残しておきたいのでしょうね。

VWアウディグループはこれまでブランドを買収することはあっても放出することは(たぶん)無く、またランボルギーニはデザインハウス「イタルデザイン」の株式をほぼすべて保有しておりVWアウディグループのデザインに大きな影響を持っていることや、カーボンの製造設備を持っていること(そしてVWアウディはこれをグループ全体に波及させたいこと)を考えると、売却はまさに「非常手段」なのでしょうね。

また、いったん売却してしまうと今度はランボルギーニ、ベントレー、ドゥカティが「敵」にまわることになるわけで、直接アウディとランボルギーニとは競合しないものの、売却した後にランボルギーニを購入した会社がいまや「ほぼアウディ」となったランボルギーニの技術を手にすることは自社のテクノロジー流出を意味し、その意味でもやはり売却は現実的ではないだろう、と考えます。
とくにBMWがランボルギーニを購入したりすると、アウディの持つ車体制御技術や4WD技術、アルミやカーボンに関するノウハウが全部BMWに漏れることにはなりますね。

これはベントレーにも言えることで、ベントレーはVWアウディグループの他ブランドと重複しない車種構成をもち、また利益率の非常に高いブランドであるためにVWアウディグループへの貢献度も高く、やはり「売りたくはない」と考えられます。

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現在VWアウディグループは人事を刷新中で、それはグループ内各社にも及んでいます。
最近囁かれるステファン・ヴィンケルマン氏の異動もこれとは無関係と言えないのかもしれませんね。

開発部門の責任者にはUlrich Eichhorn氏(前任はUlrich Hackenberg氏)で、1990年代からVWに在籍し、かつドイツ自動車協会の役員を務めていた人物。

デザイン部門の責任者がワルター・デ・シルヴァからマイケル・マウアーに代わったのは既報のとおりで、マイケル・マウアーは2004年からVWに在籍し、ポルシェ911、パナメーラ等のデザインを手がけた人物です。

Ralf-Gerhard Willner氏は新しく製品ラインアップや戦略を担当するそうで、アウディ、VW、イタルデザインでの勤務経験があります。

ディーゼル不正問題はかなり大きな影響を与えるに至っていますが、ぼく的に見ると社長と一部上層部が責任を取ればいいんじゃないかと考えたりするのですが、ここまで大規模な人事を行わないと現地では世論や株主が納得できないほどのインパクトがあるのでしょうね。
かつ、これだけの改革を行っている、ということを示すことでこの問題の収束を図ろうとしているのだと思います。

関連投稿:ポルシェが再度VW買収を目論む?スズキ売却分の一部株式を購入

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スズキとVWとの提携解消に基づき、スズキはVWに(VWの)株式を買い取ってもらっていますが、その一部(1.5%)をポルシェが購入した模様。

以前にポルシェはVWの買収に失敗し、その責を問われて当時のヴィーデキングCEOがグループを追われるというはめに陥りましたが、VW株の価格が下がった今、また買収を考えているのか、と考えていたりします。

ただ、ポルシェ兼VWの新CEO、マティアス・ミュラー氏はグループの決定に忠実に動くタイプですし、今回の比率(1.5%)ではどうにもならないので、市場価格の安定化を考慮して株式を持ちあっているだけかもしれません。

関連投稿:VWがスローガン「Das Auto」を廃止。ディーゼル不正問題の影響で

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VWが2008年以降掲げてきたスローガン、「Das Auto」を廃止の意向。
ただしイキナリ廃止するのではなく、徐々に廃止して行くようですね。

なお、この時期はメルセデス・ベンツ、アウディなど他ドイツのメーカーも「メイド・イン・ジャーマニー」というところを押し出すべく「あえて」ドイツ語のスローガンを採用し始めた時期ではありましたね。

なお日本でも一部これらドイツ語のスローガンが使用されていましたが、基本的に同じアルファベットを使用する英語圏の人々とは異なり、日本人にはその意味やニュアンスを理解するのが難しいためか、日本語に切り替えるケースもあったようです。

フォルクスワーゲンの場合は「ゴキゲン♪ワーゲン」というスローガンを日本では用いており、やはりこれは消費者の心理を逆なですると言っても過言ではなく使用の中止は納得できますが(実際のところ日本はディーゼル車が正規で入っていないので今回のディーゼルゲートの直接的な影響は無いはずなのですが)、さほどハッピーなイメージの無い「Das Auto.」ですら使用を控える、というところに相当な欧州での影響を感じたりします。

関連投稿:ポルシェ”960”は2020年以降に登場?VWディーゼル不正のため計画が大きく遅れる

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ランボルギーニ・ウラカン、アウディR8との兄弟となり、ポルシェの新フラッグシップになる予定だった「960」。
当初は2017-2020年の間に登場と見られていましたが、VWアウディのディーゼル不正問題によって「お金の稼げる案件」「最重要なモデル」を重視した結果、先送りされることに。
開発費がかさみ、売れるかどうかわからない新型車に割くリソースはない、という感じなのでしょうね。

当時ポルシェ960はフェラーリ488やマクラーレン650Sをライバル(もしろんランボルギーニ・ウラカンやアウディR8も)とするとされ、フラット8エンジンにクワッドターボで加給を行い、650馬力を発生する、と言われたものです。

現時点の情報だとこの計画は6年から9年先送りにされるとのことですが、そうなると当初ライバルと考えていたフェラーリ488、マクラーレン650S、ランボルギーニ・ウラカン、アウディR8は次世代に移行していると考えられ、また2025年以降はガソリン車の販売が難しくなる可能性を考えると、その頃のパワートレインはハイブリッドもしくはモーターに移行している可能性が高く、色々と変更を余儀なくされそうですね。

関連投稿:アウディがレース活動から撤退か。ディーゼル不正事件の影響でお金のかかる活動は中止に

Audi R18 2016

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アウディが耐久レースから撤退と一部メディアが報道。
これはアウディ会長、ルパート・ステッドラー氏の話とされているものでLMP1、WECでの活動を終了、とされています。
アウディは17年前にル・マンに参戦していますが、その活動の中で13回の優勝を収めた優秀なチームでもありますね。

これにはディーゼル不正事件によるコストカットが大きく影響しており、年間の活動費用が230億円にものぼると言われるレースは「割に合わない」と判断した模様。
現在アウディの主な活躍の場はル・マンですが、ル・マンは年一回の開催、かつ勝者である1チームのみしか注目を浴びないということがプロモーションの幅を狭めているようですね。

加えてアウディのレースカー「R18」はディーゼルエンジンを搭載しており、しかし現在アウディ(VWグループ)はディーゼルエンジンに見切りをつけた状態で、グループ全体として今後エレクトリックに注力の予定である、ということも大きいのかもしれません。
もはやこれ以上ディーゼルを追求する意味はない、ということなのでしょうね。

加えて今は同じグループのポルシェという強力なライバルもおり、同じグループ内で潰し合いをするのも無意味な話で、であればグループ全体の「エレクトリック化」をより周知できるポルシェにレース活動を任せた方が良いという決断なのだと思われます。

現在のところ正式な発表はありませんが、追って何らかのアナウンスがあるかもしれません。

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