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ジャガー・ランドローバーも自動運転に参入。「人間のように運転する知能」を目指す

2017/07/24

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ジャガー・ランドローバーは自動運転分野に参入することを表明。
ただし「人間のように判断しながら運転できる」ようにする、としています。

ジャガー・ランドローバーの言う「人間のように」というのは、たとえばトラックが停まっていたら「その影から人が飛び出すかも」というような予測技術を指しているようですね。
ジャガー・ランドローバーは車の鼻先の視覚をカバーする「透明ボンネット(ボンネットの下の部分を前面投影してボンネットが透けているように見せる)」や、予測しない後方から高速で自転車が追い抜いてゆくような状況を視覚的にあらわすドアなどを開発しており、予測技術について重視していることもわかります。

こういった経験や予測は非常に重要で、雨が降っている時や水たまりがあるとき、積雪時などにそういった経験や予測が役立つわけです。
これらをプログラムしておけば良いわけですが、たとえばどうしても停止できない前方に老人と子供がいて、どちらか一方しか避けることができない時にどうするんだろうと考えたりもします(映画「アイ ロボット」であったように)。

はたまた路上に落下物があり、それを避けないといけないのですが急ハンドルを切ると「方向指示器を出すタイミング」と車線変更のタイミング上「法規に反する」場合はどちらを優先するんだろう、等色々な疑問はありますね。

はたまた路上に動物がいて、それを避けるには法規を犯さなくてはならないが、跳ね飛ばすとその必要は無い場合など。
跳ね飛ばす場合でも修理費と家計や保険のことを考えることができるのかという問題もあり(人間が運転していたらそれを考えると思う)、とにかく考えだすと自動運転にはいろいろな問題がつきまといますね。


関連投稿:ジャガー・ランドローバーがクラウドを利用した路面情報共有システムをテスト

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ジャガー・ランドローバーが「Pothole Alert system」のテストを行う模様。
すでに路面状況をモニターするカメラと、それをコクピットに映し出すシステムが公開されていますが、それをさらに発展し、路面に異常があればクラウドを通じて他の車両にも知らせる、というものです。

パンクや車体のダメージを軽減できるシステムとしては有力ですが、カメラが汚れたりした場合は正常に機能しないとも考えられ、色々と課題は残りそうですね。

なおBMW i3には衝突軽減システムが搭載されていますが、対向車を「先行車」と認識してしまう場合があります。
その場合は警告が出ることになりますが、もし車両が急ブレーキを踏んでいたとすると、けっこう大きな事故につながる(自分が追突される)可能性もある、と考えています。

その意味ではテクノロジーの進化は必ずしも安全性につながるとも考えられず(人間のミスに比べるとエラーは少ないのかもしれない)、こういった新しい技術については注意を要するかもしれませんね。

なお、ぼくはテクノロジーの進歩については大歓迎派で、新しいものは常に試してみたいと考えるのですが、経験上テクノロジーに依存すると「本来人間として持っているものが失われる」危険性についても感じており(100%テクノロジーを信頼できるのであれば失われても構わない)、まだまだ「使う側」の注意が必要だ、とも思います。

本システムについては、オプションでレンジローバー・イヴォークにも追加されるかもしれませんね。

関連投稿:ジャガー・ランドローバーも独自の自動運転を追求。オフロードで車両が道路状況を判断し正確に走破する技術を公開

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マクラーレンは「サーキットで正確なライン取りをドライバーに教えるための自動運転」など他とは異なる方向での自動運転を研究中ですが、オフローダー専業メーカーであるランドローバーもまた独自の自動運転を開発している模様。

具体的には車両に設置したカメラで路面状況を読み取り、サスペンションやアクセル、ブレーキを調整して安全に走り抜ける技術ですが、これはかねてより研究していた「透明ボンネット(ドライバーから見えない部分をカメラで捉えてドライバーに視覚情報として伝える)」の技術が反映されているものと思われます。

加えて、複数の車両で悪路を走る場合、先頭車両からの情報を後続車に伝え、後続車がより安全に走行できる技術も開発中とのことで、これはなかなか面白いデバイスですね。

なお、ときどきぼくが思うのは、こういった自動運転技術はカメラに依存することになりますが、「カメラが捉えた二次元」と「カメラが捉えた三次元」はどう違うのか、ということ。
つまり、カメラに実際の風景そっくりの大きな写真を車の前に置いたときと、その(写真でなく実際の)風景そのものをカメラが捉えた時に差はあるのか?ということです。
カメラを通した場合、同じ風景の「二次元」と「三次元」を判断できるのか、判断できなければ写真に突っ込んでしまうんじゃないかということですが(実際にはそんな写真が目の前に出てくる状況はなさそうですが)、自動運転を考えた場合、いろいろな疑問や懸念が出てきますね。

デジカメにて実際の風景を写した写真と、その写真を写した写真との差異をどう判断するのかということになり、車両にその違いがわかるのか?ということです。

関連投稿:一方ジャガーでは自動運転技術には消極的。「信頼できるようになるまで危険」

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現在各社では自動運転を積極的に開発・搭載していますが、ジャガーはこれについて「危険」とみなしている模様。
たしかにジャガー・ランドローバーは様々な安全技術(”透明ボンネット”や”横をすり抜ける自転車インジケーター”など)を開発しながらもオートパイロットには参入していないようです。

ただ、ジャガーXFのプロダクトマネージャー(XFにはアダプティブ・クルーズコントロール、レーダーセンサーが備わる)によると”半自動運転”が危険と指摘しているようで、これは最近アップデートされたテスラ・モデルSのオートパイロットを使用して「それに頼りきっている」という運転する側の認識に問題がある、と暗に指摘しているように思えます。

逆に、「完全に任せられるシステムをつくり上げるまでは自社の車両にオートパイロットは搭載しない」と受け取ることもでき、安全性に対する非常に高い意識の現れなのかもしれませんね。

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