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フェラーリ「中古車価格は常にチェックしている。相場が下がれば新車販売を抑える」

2016/11/25

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フェラーリの極東統括責任者、ディーター・クネヒテル氏によると、「フェラーリは常に中古車相場をチェックしている」とのこと(OPNERSに掲載のインタビューより)。
アジアでは日本、韓国、オーストラリアがこれに該当し、中古車相場が下がれば新車の供給を絞って中古車の価値を維持するようにしているそうです。

フェラーリはそのブランド価値を維持することに重きを起き、そのために他ブランドに比べてもかなり早い段階からグッズの展開を通じてファンの育成を行ったり、ライセンスビジネスを展開しています。

フェラーリのテーマパークもその一環ですが、逆に考えるとフェラーリがこれまで培ってきたブランド価値があってこそできるビジネスとも言えますね(VWは世界最大級の自動車ブランドですが、テーマパークを作っても客が来るとは考えにくい。よって企業価値とブランド価値は別と考えられる)。

なおグッズに関しては色鉛筆やステッカーなど数百円のものもあり、数千万円、限定車だと数億円の車を販売していることを鑑みると、フェラーリが小額の製品といえども手を抜かず、いかに「ファンの拡大」に力を入れているかがわかろうというものです。
なおライセンスパートナーは70社以上あると言われ、そのライセンス収入は年間で3000億円にのぼるとされますが、こうなるとフェラーリが将来的に何をしようとしているのか、ということを考えてしまいます。

もちろんフェラーリは自動車メーカーではありますが、「販売台数を限定する(しかし徐々に伸ばすとは考えられる)」という前提がある以上、一般のメーカーのように「販売台数を増やすことで」利益を増加させることはできません。
台数が同じであれば一台あたりの利益を大きくする方法もありますが、販売価格を上げるのはライバルとの関係上難しそうですし、販売価格を据え置いて原価を下げて利益率を向上させるのも難しそうですね(これもライバルが日進月歩の勢いで性能を上げてくるので、研究開発費は削れない)。

となると「自動車」だけに関して言えば、販売台数が変わらなければ年々研究開発費が増える傾向にある=利益が下がる可能性があるわけで、ライセンスビジネスはこれを助けるのに大いに役立つと考えられます。

かつてフェラーリは「レースが本業」で、レース活動を行うために市販車を売っていた会社ですが、いまは「市販車を売るために」グッズ/ライセンス展開を行っているとも考えられます。※最速のレーシングカーを提供するというコンセプトは今も昔も変わらない

ランボルギーニはグループ内で開発コストを平準化できますがフェラーリはそれができず、しかしフェラーリは最先端であり続ける義務があり、その資金を捻出し、かつファンを育成することで販売にも結びつけることが出来る重要なビジネスがグッズ/ライセンス、と考えることができますね。



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