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なぜ日本の高級車からは高級さが感じられないのか?を考える

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どうして日本の高級車には高級さが欠けるのか、と思います。
日本は、先進国の中でも稀に見る、所得が平準化された国です。
新入社員と経営者との平均所得差については、日本では「10倍」、欧米は「50倍」というデータもあり、それはある意味で富が分配されている証拠でもあるのですが、経営者の所得が欧米に比べて少ない、ということでもあります。

一般的な「雇われ」経営者は平均的な世帯の所得と(欧米と比べ)そんなに差が無いということになり、車を設計・企画・開発する人びとは、より平均的な世帯所得水準に近いものと想像できます。
つまり、「平均的な」人びとがリッチな人向けの「高級車」を企画・設計・開発するという事ですね。

日本の高級車は世界に輸出されていますので、日本の平均的な所得水準の人びとが世界のスーパーリッチな人向けの車を造っているのです。
世界には想像もできないようなリッチな人々がいて、そういった人々は本当に良いものを知っていますし、価値判断基準も一般人とは異なります。

そのようなリッチピープル向けの車を一般的な人が開発するのは限界がある、と思うのですね。
今や日本企業は日本国内のみで活動することでは成り立ちません。
企画は日本、デザインはヨーロッパ、製造はアジア、販売は世界中、といった感じでワールドワイドに活動しないと海外企業に対し優位性を失うことになるでしょう。
日本のマーケットは限られていて、それは逆に欧米の企業が自国のマーケットを喰い尽して日本へ進出してくるのと同じことです。

ぼくが言いたいのは、お金持ちの人向けの商品を企画・設計・開発するのは、やはり同様の価値観を持ったお金持ちでなくてはならず、日本企業はもっとそういった開発セクションの人々にもっとお金を払うべきで、もっと世界の一流のものや人と接触する機会、価値観を共有する機会をもっと企業が用意するべきであると思うのですね。
加えて、そういった人々にはもっと給料を支払うべきで、欧米のリッチ層を取り込むには、彼らと同じレベルの生活や価値観に触れる必要があります(シャネルは販売員に対してもそういった教育を行い、同じくエルメスも客層と話を合わせることが出来るように富裕層向けサービスを体験させる研修がある)。

いくら才能があっても、一流の料理に触れたことが無い人が一流のシェフになることができず、良い楽器に触れたことが無い人が一流のミュージシャンになることができないのと同じなのかもしれません。



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