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以前に乗っていたBMW Z3について思い出すこと。シフトチェンジの方法など

2016/07/21

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ときどき、以前乗っていたBMW Z3を思い出します。とにかく良く壊れたという思い出が先行しますが、実際はそれなりに楽しく走った車でした。ぼくが乗っていたのはいわゆる「駄作」と評された2.0Lバージョンで、事実1年足らずでこのモデルは消滅しています。非力なわりにオープンレシオ(後の2.2Lモデルではややクロスレシオに変更されている)なギアボックスは電光石火のシフトチェンジを要求しましたし、長いノーズにも苦労を強いられました。

その長いノーズの違和感を和らげるためにフロントを下げ気味、フロントへ荷重が乗るようにして気持ちクイックに設定したのは良かったのですが、リヤの錘(重量配分を50/50にするためにバンパー内に錘が入っている)を外したことも影響し、下りでは荷重がかからず苦労したこともあります。そんなわけでシートをめいっぱい後ろに下げて駆動輪に荷重をかけるようにしていました。

オープンレシオのおかげで非力ながらもクローズドコースでの最高速は200km/hをかろうじて超えますが、あのリヤエンド形状ですのでダウンフォースも苦しく、常に不安がつきまといました。
しかしハンドリングとブレーキに文句は無く、とにかくパワーが無い為いかにシフトを繋いでゆくかがカギなわけで、シフトチェンジの際は下記のような操作を行っていました。

1.シフトレバーをニュートラルへ動かしギアを抜く(クラッチは繋がったまま)
2.同時にクラッチを抜きはじめる
3.シフトレバーを溜めずにそのままシフトアップ
4.同時にクラッチを戻す

シフトレバーは、例えば2>3速の場合、動作を止めずにそのまま2速から3速のゲートへ叩き込むのです。同時にクラッチ操作を行うのですが、2速からギアを抜くのと同時にクラッチを踏み始め、ちょうどギアがニュートラルに来た頃にクラッチを踏み切ってすぐに戻し始め、ギアが3速に入ったころにはクラッチも戻っている、といった感じです(一連の動作は滞りなく行う)。

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Z3はクラッチを踏まなくてもギアが抜けたからこそ可能だったシフトチェンジですが、失敗すると(大概はクラッチを戻すタイミングとギアを入れるタイミングが合わなかった)すぐにシフトレバーが弾かれて戻ってきたものです。(ちなみにその後のボクスター/カレラは、まずクラッチを踏んでからシフトレバーを動かしてギアチェンジしています)クラッチペダルの裏に潜り込んで、クラッチストッパーの高さをしょっちゅう調整したのも懐かしい思い出です。

ツライチにこだわりすぎた為、キツいロールでカーブを曲がるときにはフロントのタイヤハウスのインナーが削れたり、今思えばずいぶん申し訳ない扱いをしましたが、あのBMW Z3が無ければ、その後のボクスター、ひいては911カレラはじめ欧州車を運転する機会に恵まれることは無かったと思います。
しばしばエンジンがシャシに勝る当時の国産ハイパワー車から、シャシがエンジンに勝る欧州車へと転向のきっかけを与えてくれた車です。

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