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スーパーカーのドアはこれだけの種類がある。ガルウイング、シザードア、スワンスイングほか

2016/12/02


Lamborghini-Aventador_LP700-4_Roadster

Carscoopにて、「スーパーカーのドアの種類にはこれだけある」という特集が。
一般には「スーパーカーのドアは上に開く」もので総称としてはガルウイングと言われますが、正確な分類や呼称はもっと複雑になっています。

最も有名なのはランボルギーニの「シザース・ドア」。
やはりガルウイングと称されることが多いですが、正確には「シザース・ドア」、通称「ランボ・ドア」。
カウンタック以降ランボルギーニのV12モデルに脈々と受け継がれるもので、ある意味「スーパーカーの象徴」と言っても良いでしょうね。
そして「象徴」であるがゆえにスモールランボルギーニ(ベイビーランボルギーニ)にはこのシザースドアは採用されず、従ってガヤルド、ウラカンは普通の車と同じ開閉方法を採用しています。
なお「ランボルギーニ=シザースドア」というイメージが定借しているため、最近は減ったもののガヤルドについては「ドアが上に開かない」ことに驚く人も多かったですね。

カウンタック以降、幾つかの車がこのシザースドアに類する構造のドアを採用していますが(多くは後述のスワンスイングに違い)、車によっては一旦座席に座るとドアを閉めにくい構造のものもあり、「シートに座る途中で」ドアを下ろしながらしめる必要があります(ドアが上に上がっていて、シートに座った状態ではドアインナーハンドルに手が届かない)。

ドアを支えるのはドア前方のヒンジとダンパーのみで、ドアの重さが全てここに集中するため相当な取り付け部の強度が要求され(左右に開くよりも上下に開くドアの方が重力の影響を受けやすく応力がかかる)、「どの車にも可能」な構造と開閉方法ではなく、見た目よりもはるかに高い技術が要求される開閉方法です。

Koenigsegg-Regera

そしてケーニグセグの「ダイエドラル・シンクロ・ヘリックス・ドア」。
かなりややこしい名称ですが、一旦ドアが外に開き、そのまま上下方向にドアが回転する方式。
これを採用するのはケーニグセグのみで、そして開閉にはそれなりのスペースを要するという特殊なドア。
狭いところでは乗り降りができなくなるというもので、まさにハイパーなケーニグセグにふさわしいと言えますね。

McLaren-P1-2

マクラーレンの採用するバタフライドア。
他ではメルセデス・ベンツSLR、ラ・フェラーリ、BMW i8、古くはトヨタ・セラの採用する方式。
構造にもよりますがAピラーでもドアを支えることができるので応力を分散させることができ、車には優しい構造ですね。
なお「斜め上」にドア(というか屋根の一部が)が開くので背の高い人でも車に乗り降りしやすい、左右に開くドアよりも狭いスペースで乗降できるというメリットがあります(左右に開くドアだと乗降可能なほどに頭や足を出すには結構ドアを開く必要がある。こういった車は大抵2ドアで大きなドアを持つのでなおさら)。

Aston_Martin-Rapide

アストンマーティンで有名な「スワンスイング・ドア」。
あまり知られていませんが、アストンマーティンのドアはちょっとだけ「斜め上に」開きます。
これが「白鳥が羽を拡げるような」形状であるために「スワンスイング」なのですが、これは様々な問題を克服し、しかし乗降しやすさを実現している素晴らしい構造とも言えます。
要は狭いスペースでも乗り降りできるだけの足元スペースを作りやすいということですね。
加えて、通常の横開きドアが「何段階かに開く」のに対してアストンマーティンのスワンスイングドアは無段階に開くことができ、かつ好きなところでドアを止めることができるので、非常に便利と言えますね。

Mercedes-Benz-SLS_AMG

メルセデス・ベンツSLS AMGに採用されるガルウイング・ドア。
正確に言うとガルウイングドアとは「カモメが翼を広げた」容態を指すので、ランボルギーニのシザースドアではなくこの形状を指すのが正しい、ということになります(しかし日本ではやはりランボルギーニ=ガルウイングですが)。
デロリアンもこの構造を持ちますが、ルーフ側でドアの全てを支える構造を持つのでルーフとドアにかかる負担がハンパではなく、量産車にはまず採用できない方法と言えますね(デロリアンはドアのトラブルが多い)。

これの派生と言えるのがテスラ・モデルXのファルコンドア。
ただしさらに複雑で、より狭いスペースで乗降できるよう、ドアの上側と側面のパネルが別々に動作するという構造を持ちますね。

Tesla-Model-X-03

その他変わったものでは来館・ハイパースポーツやアルファロメオ・パンディオン・コンセプトに採用される「後ろ開きスワンスイングドア」とも言える形状があります。
これはロールスロイスのコーチドアがもつ高級生、スワンスイングドアのスポーツ性を併せ持った「超エクスクルーシブ」な開き方と言って良いでしょうね。

Bertone-Alfa-Romeo-Pandion-0001

その他だとトヨタ・ソアラのように「ちょっと外に出て開く」もの(これは実用性が高い)、それを発展させてミニ・ロケットマン・コンセプトに採用されたような開閉方法や、BMW Z1に採用される「ドアが上下してサイドシル内に格納される」ものも。

MINI-RocketMan-1

BMW-Z1

他、スーパーカーではありませんが(価格がスーパーという意味ではスーパーカー)、ロールスロイスに採用されるコーチドア。
単にドアが前後逆に開くというだけですが、車が「お迎えしてくれる」という感じがあり、高級感に溢れていますね(コーチという名の通り、かつての馬車に由来)。
ただ、これは御者がついていた時代つまり「ドアを閉めてもらう人がいる=自分でドアを閉めなくてもいい」頃の名残であり、まさにロールスロイスのようなショーファードリブンカーのみに許されるドアと言えます(ただし現代では自分だけでも開閉できるように自動開閉機能もありますが)。

Rolls-Royce-Phantom_Coupe

ぼく的にはやはりスーパーカーやスポーツカーはガルウイングやシザースドア、バタフライドアなど特殊な開閉方法を最小して欲しいと考えており、それはスポーツカー、スーパーカーは「実用性」よりも「非日常性」を重視した車であり、その外観や乗降時の作法も一つの魅力であると考えているためです。

なおポルシェは市販車においてこういった「上に開く」ドアを採用していませんが、これは車がひっくり返った時にドア開閉ができなくなるのを防ぐ、また耐久性が主な要因であると物の本で読んだことがあります。



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