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ロールスロイスが日本市場に再注目。昨年−50%を記録した中国市場からの教訓か

2016/09/29

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ロールスロイスが福岡と横浜にショールームをオープン。
これまでは東京、大阪、名古屋の3拠点だったそうですが、今後予定している広島を入れると6つのディーラーを持つことになり、これでディーラー数だと本国イギリスに並ぶ数字に。
なおロールスロイスにとって日本は4番目の販売規模を誇る市場とのことで、景気に左右されずに安定的に車が売れる国として重要視されており、これは親会社のBMWにとっても同じですね。

BMWだと日本は5番手あたりに位置する市場ですが比較的高額の車が売れ、伸びは鈍化しているものの安定的に売れていることからBMWにとっても「最重要市場」のひとつとして捉えられ、そのため日本市場向けに物理的な変更を加えたモデルも販売しています(E46ではドアノブを変更して立体駐車場の幅に合わせたり、i3だと日本規格の充電ソケットを取り付けたり)。

ポルシェだと日本市場は5番目に転落していますが、ランボルギーニでは3番目の市場というポジションをキープ。
両社にとっても成長市場とのことで日本は比較的重きを置かれているのはありがたいことです。
一時は中国の伸びの凄さに影が薄くなったものの、多くのメーカーから「安定性」という意味で日本は世界有数の優良市場と考えられているようですね。

とくにロールスロイスにおいては中国市場が昨年-50%という致命的な落ち込みを経験しており、「このまま中国に注力するのはヤバイかもしれない」と感じたのかもしれません。

現在ロールスロイスは世界中で130のディーラーを構え(ランボルギーニとほぼ同数)、36はアメリカ、アラブには3つ。
そう考えると日本の「6つ」はかなり期待されているとも言えますね。

ロールスロイスの親会社は現在BMWですが、実際に乗ってみたところロールスロイスとBMWは完全に別物と考えてよく(トヨタとレクサスのような関係ではない)、ロールスロイスの基本的な性能や質感(内外装の仕上げ)についてはBMWの比ではなく、「この品質がBMWにあれば」とレイス試乗時に感じたものです。

なおロールスロイスは現体制になったときに「競合する車はない。競合するのであればクルーザーや不動産」と豪語しており、今回もやはり「日本市場において競合するのは宝石やクルーザー」と発言していたり、とその基本スタンスは不変のようですね。
加えてロールスロイスの対象となる顧客は「何かと迷って一つを買う」ような人ではなく、「迷ったら全部買う」ような人たちだ、と明言。

ちなみに日本市場における輸入車の割高さはアメリカでも話題になっていて、(日本は自動車の輸入関税ゼロにもかかわらず)ロールスロイスだとアメリカの115%程度、キャデラックだと200%(つまり倍)程度、ホンダNSXでも米国比で30%増しの価格が取りざたされ、日本市場は「台数に加え」それなりの利益が確保できる市場だと考えて良いでしょうね。
これは自動車に限らずブランド品にも言えることで、たとえばルイ・ヴィトンであれば「日本市場は本国の何%増しの価格(数字は失念)で定価を設定」と決められています。



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