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テスラが完全自動運転の動画を公開。自宅からテスラ本社まで自動で行き、空きスペースに駐車するまで

2016/10/29

tesla

テスラは「完全自動運転」に向けてのハード/ソフト両方のアップデートを発表しましたが、今回は「完全自動運転」を行うモデルXの動画を公開。
自宅ガレージから出て目的地に向かいますが、市街地を抜け、フリーウェイを走り、テスラ本社に着くまでを自動で運転する様子が収められています(ドライバーはただ乗っているだけ)。

動画では自宅から安全に道路に出て、交差点では停止して安全確認を行い、テスラ本社駐車場では歩行者を優先し、しかも空いているパーキングスペースを見つけて自動駐車。
テスラは「自動運転は人間の運転よりも安全」としていますが、たしかにすべての車がこの機能を持つと事故は減るかもしれない、と考えたりします。

自動運転の場合はすべての標識や規則を車が守るわけですし、新しく法改正があってもアップデートで対応が可能。
人がいればちゃんと人を優先し、割り込みなどに腹をたてることもないわけで、自動運転が普及すれば交通環境はいままでに比べてより良いものになるかもしれませんね。

なお動画では「モデルXの運転席に座っている男性は、法的に”座らないといけないから”座っているだけで、操作は何も行っていない」としており、ここまで自動化ができるのであれば「お金を払ってでも」取り入れたいと思ったりします。

関連投稿:テスラがボッシュとMobileyeの協力を得て自動運転プログラムを改善予定

ここしばらく窮地に立たされるテスラですが、ボッシュとMobileyeの協力を得てオートパイロット・プログラムの大幅アップデートを行う模様。
ボッシュは自動運転用のレーダーを製造しておりMobileyeはソフトウェアを作成していることから両社の助けを得ることにしたようですが、アップデートはいつものようにオンラインで行われる、とのこと。

そのあたりテスラはまさに家電感覚で、物理的変更無しで機能を向上できたりするのが面白いですね。
アップデートの詳細内容は不明ですが、雨天時や降雪時に障害物を把握しやすくなっている、とされています。
なおテスラ自体のソフトウェアは次回で8.0となり、もうじき完成予定とのこと。

先般の自動運転中の死亡事故以来、消費者レポートはテスラに対して「自動運転機能は使えなくすべき」と要望していますが、今のところテスラは「消費者が望んでいない」としてこれを拒否している状態です。


関連投稿:高速道路にて、後部座席に座ってテスラの自動運転を試してみた動画

先日テスラ・モデルSのアップデートで自動運転が実装されましたが、様々な試みをする人たちが出てきており、今回は後部座席に座って(前席に誰もいない状態で)テスラ・モデルSを走行させる動画。

テスラ側は「自動運転はあくまでもアシストでありハンドルは握っておくように」とアナウンスしていますが、かなりの人がこうして”完全自動運転”を試しているようですね。

テスラ・モデルSのアップデートにおいて現在のところ自動運転は高速道路に限られるようですが、たとえばカーナビに目的地を入れ、高速で自動運転を開始し、その後高速を降りて下道に入ったら自動運転はどうなるのか、と考えたりします。
カーナビからの情報で「高速ではない」ことを判断して自動運転を停止するのか、であればどのように停止するのか(いきなり停止したりすると危ないですし、路肩にちゃんと寄せて停止するのか等)、はたまた停止せずにそのまま運転を続けてしまうのかなど、けっこう気になるところが多数。

なおアップデート早々に自動運転を試し、それで速度違反切符を切られた人も出ていますね。
人が運転したわけではないので無罪放免となったようですが、このあたりの法整備もどうなるのか(日本だと所有者に責任が課されそうですが)、というのも懸念として挙げられます。

自動運転が認可され、導入初期はそれなりの混乱があるかもしれませんね。

https://www.youtube.com/watch?v=3gax8BnQpuA


関連投稿:テスラCEO「2年以内に完全自動運転車の発売が可能」

テスラCEO、イーロン・マスク氏によれば「2年以内に完全自動運転車の発売が可能」とのこと。

すでに必要な技術は持っており、それらをあとは組み合わせるだけだ、としています。
また、現在テスラは半自動運転を提供していますが、それらを搭載した車での事故は自動運転機能にあるのではないとし、「自動運転は安全」とも。

現在Googleが自社の自動運転車の生産をどこで行うか調整中とされますが、このままだと思ったよりも速いペースで自動運転車が登場し、普及するかもしれませんね。

関連投稿:テスラの重大発表はこれだった。本日以降生産のテスラは将来的に無人運転も可能に

テスラCEO、イーロン・マスク氏が「革新的な製品の発表をする」と発言したとおり、今後テスラが生産する自動車は「自分で勝手に走行できる」機能を持つことに。
これは本日を起点とするもので、これ以降に生産される車両はモデル3も含めて250メートルの距離を見通せ車両の360度をカバーする8つのサラウンドカメラ、現在の車両に搭載される二倍の測定距離を持つ超音波センサー12個を装備。
加えてフロントのレーダーはこれまで指摘されていた問題を改善し、豪雨の中や汚れている状況でも感知可能な精度に向上。

これらセンサーやレーダー、カメラからの情報が増加したにもかかわらず、車両に搭載されるコンピューターは従来の40倍以上の処理能力を与えられることで的確に状況を判断できるようになった、とのこと。
これらは実際にユーザーが運転することで様々な情報を蓄積してキャリブレーションを実施し機能するそうで、将来的には無人運転も可能になるそうです。

やはり家電同様に電気自動車の機能向上速度は速く、購入時期によってずいぶん享受できるメリットが変わりそうですね。

関連投稿:テスラがアップデートで自動運転を追加(動画あり)

テスラがアップデートにてモデルSへ自動運転(オートパイロット)機能を追加。
テスラはまさに「走るスマホ」のようなものなので、まさにOSを書き換えるように車の機能を上書きできるのは便利であり、購入後もオーナーが享受できるメリットと言えますね。

オートパイロットは12個の超音波センサーやカメラ、レーダーを複合的に組み合わせて作動させているとのことですが、動画を見る限りかなり正確で実用に足る機能のように見えます。

なおソフトウエアは現在バージョン7.0で、ダウンロードして更新できるというところもスマートフォンっぽいですね。


関連投稿:テスラが安価な新グレード追加。加えて死亡事故に責任はなく、むしろ40%も事故率が低下していることが明らかに

テスラがモデルSとモデルXに新グレード「100D」を追加。
これまでの「P100D」からP(パフォーマンス)が取れた形で、パフォーマンスよりも実用性を重視したグレードになるようですね。
これによってモデルSだと後続可能距離は506キロから539キロへと増加し、かわりに0-100キロ加速は2.9秒から4.2秒に(それでもかなり速い)。
価格はP100Dから大きく下がり、なんとP100Dの25%安といった設定となっています。

なおテスラは昨年5月に「自動運転中での初の死亡事故」が起きていますが、アメリカ運輸局国家道路交通安全局(NHTSA)の調査結果が発表され、「車に問題はない」という結果に。
テスラの自動運転は前方の車との衝突を避けるのが目的で、そもそも出会い頭の事故は想定しておらず、むしろドライバーに過失があったという結論を下しています。

加えて、テスラが「オートステア(自動ハンドル)」をアップデートで実装したのち、テスラの事故率が40%も低下していることが発表され(もともと通常の車に比べて事故率が高いわけではないと思われ、要は普通の車より現在のテスラは40%安全)、改めてイーロン・マスク氏の主張するオートパイロットの安全性が証明されたことになりますね。

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