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新型フォードGTのカタログが公開に。あわせてこれまでの抽選~当選過程まとめ

2016/10/25

jay6eop2oef7odrrdaka

Jalopnikにて、新型フォードGTのカタログが公開に。
これはフォードGTの購入を申し込み、かつ当選した人にフォードから送られてくるもの、とのこと。
カタログというよりはオーダーガイドのようなもので、注文の方法から納車まで(およそ9ヶ月かかる模様)を記載していますね。

なお下記にフォードGTの購入に関する記事をまとめています。

新型フォードGTの生産は年間250台以下に収められる様子。
生産能力の関係なのか希少性を維持するためなのかは不明ですが、北米にはおよそ100台が割り当てられるようです。

なおフォードGTは「誰にでも売る」わけではなくフェラーリの限定モデルのように顧客をフォードが選ぶようですね。

ちなみにコルベットの生産台数のうちほとんどは米国内での販売と言われますが、それでもフォードGTの米国割り当てが少ないのはちょっと意外。
逆に米国以外でそれだけ売れるのか?という疑問もあります。

先代(2005年)フォードGTは1500台限定で生産されたとのことですが、けっこうな台数が作られたということになりますね(その割にネット上やイベントに出てくるものは少なく、コレクターズアイテムとして大事に保管されていると考えられる)。

フォードGTの販売受付がついに来月からスタートの予定。
ただし日本市場からはフォードは撤退することになり、事実上購入はできない、ということになりそうです。

購入可能な市場からはフォードのウエブサイトから申し込みができる予定で、そこにはフォードからの質問がいくつかある様子。
ソーシャルメディアでどれだけ活動的か、どれくらいの頻度で車を運転するのか等の質問名があるとのことですが、フォードは「車を愛してくれて、車をちゃんと運転してくれる人に乗って欲しい」としており、転売は歓迎しない、ということなのでしょうね。

それら質問等によってフォードがまずはポテンシャルカスタマーを選び、そこから商談等具体的な活動が始まるようです。

フォードGTが購入申し込みを受付開始して一週間ですが、その間に7000件以上もの申し込みが集まった模様(購入方法は申し込みのみ)。
なお生産は1年250台とされており、30倍近くもの倍率ということになりますね。

最終的に購入できるかどうかはフォードが検討を行った末となりますが、フォードは転売や保管を望んでおらず、「積極的に乗ってくれる」オーナーを優先する意向。
正式に価格は発表されていませんが5000万円とも言われ、これはランボルギーニ・アヴェンタドールやフェラーリF12よりも高い価格となっています。

フォードGTの初年度モデルの予約受付期間が終了しましたが、フォードによると初年度生産500台に対して10,800人が予約フォームの入力を開始し、最終的に予約を完了したのは6,506人(他は途中で入力を止めている)、とのこと。

価格はおよそ4500万円とランボルギーニ・アヴェンタドール並みの車ですが、申し込みの際はフォードに対して「自分がいかにオーナーになるのにふさわしいか」をフォームに記入する必要があり、応募者のうち数百人は動画を添付していた模様。
その動画は自分たちの子供を紹介するものや自分の車歴、レース活動を記録したものなど様々。

今後フォードは90日かけてこれらの潜在顧客にコンタクトを取るそうですが、今までにない購入者の選定方法であり、その行方が気になりますね。

人気DJ、デッドマウス(Deadmou5)氏がフォードGTの購入権を獲得。
フォードから連絡が来たことを自身のツイッターで公開しています。
先日はフォードから来た「落選の通知」が(事前にかなり煽ったことを考えると)ショボものであるを
お伝えしましたが、同時にフォードGT40のオーナーが当選した、ということも。

当選者が有名人や既存VIP顧客ばかりのように見えるのはそういった人々の発信力が高いからだとは思いますが(一般人が発信したところで誰も気づかない)、やはり車好きで知られる有名人の当選確率は高いのかもしれません。
この分だと同じように車好きで有名なアフロジャック氏も(応募していれば)当選しているかもしれませんね。

もちろんフォードとしては発信力のある人に乗ってもらい、納車後も情報を拡散してもらった方がブランディング上有用なわけで、そう考えると著名人を当選させるのも理解できますね。
ただ、デッドマウス氏は今までに乗ってきたフェラーリ458やランボルギーニ・ウラカンを「ニャンキャット仕様」にしたり、それでフェラーリからはクレームがついたりしていますので、フォードにとっても「諸刃の刃」かもしれませんね。

フォードGTは販売方法が抽選であり、最初の500台に対して13倍もの6,506人もが申し込みを行ったことが話題に。
なおフォードはこの車をコレクションとするのではなく実際に乗って欲しいと考えており、「乗ってくれる」人を優先するとしたことでこれまた多くの人が「いかに自分が優れたドライバーであるか」を動画などでアピールする事態となっています。

ですが、ついにフォードはその応募者の選別を終えたようで、選に漏れた6,006に対して連絡を行った模様。
その「お断り」の文章がネット上に公開されていますが、内容は下記の通り。
ちょっと淡白かとも思いますが、フォードほどの大企業で、かつ6000人を相手にするとこれも仕方がないか、という感じですね。

この度はフォードGTの購入に興味を示していただき、誠にありがとうございます。
お客様が新しいフォードGTのパッションとパフォーマンスに共感していただけることには興奮を覚えています。
お客様のような愛好家からの要望は生産数量を大きく超えており、残念ながら今回はお客様のご要望を満たすことができません。
フォードGTは2年のみの生産であることが決まっており、もし増産が決まるようなことがあればお知らせいたします。
一方、お客様におかれましては今後も私どものウエブサイトにて情報を確認いただけますと幸いです。
再度になりますが、私どもの新しいスーパーカーに対する情熱には御礼申し上げます。
フォードGTチームより

なお、こちらは見事当選した人。
フォードGT40をバックにフォードのTシャツ、というフォード愛溢れる人ですね。
おそらくは応募もこの様子でフォード愛をアピールしたものと思われます。

新型フォードGTはインターネット経由にてその購入希望者を募り、その中からフォードが「熱意ある」購入予備軍を選出するとしていましたが、実際のところ選ばれたのは87%がフォード車の所有者で、69%がこれまでのフォードGTを所有している顧客、とのこと。

フォードは「コレクターではなく、実際にフォードGTを運転してくれる人たちに販売したい」としていましたが、やはりというかVIP顧客の囲い込みに終わってしまったような感じですね。
加えて多くの(SNSやYoutubeでの拡散力がある)著名人も当選しており、「新しい30%」の購入予定者はフォードおよびフォードGTの宣伝に活用されると考えられます。

なおフォードGTは年間250台のみの生産となっており、現在のところ2年つまり合計で500台の生産が決まっています(その後は不明)。

今回はこの500台に対して6500人もの人が購入意思を示したわけですが、相当な「狭き門」であり、ある程度当選者の性質は予め決まっていた、ということになりますね。

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