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見た目は初代911、中身は993。ドイツ版ジンガー・ポルシェ、”KAEGEポルシェ”の走行動画公開に

2016/11/23

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| ジンガー・ビークル・デザインのドイツ版 |

993世代のコンポーネントを911世代のボディに押し込んでカスタムした「KAEGEポルシェ」。
ジンガー・ポルシェのドイツ版と言った感じですが、メカニズム的にはこちらのほうが過激かもしれません。
ベースとなるのは1970年台のポルシェですが、エンジンは993の3.6リッターフラット6(もちろん空冷)をスワップし、リアサスペンションもマルチリンクへと変更に。

加えてシートはレカロ、ヘッドライトはLED、クラシックな内装に対応したカーナビゲーションシステム装着など中身は「現代」と言って良い内容。
なおポルシェ本体もレストア事業を拡大しており、1970年台の初代911に993のエンジンを搭載した車両などを公開しています。
こういった車両はほぼ手作業で仕上げることになり、コストは嵩むものの魅力的ではありますね。

Kaegeはドイツのチューナーですが、カリフォルニア拠点のジンガーと同様の手法で993/964世代のポルシェ911をそれ以前の世代へと「先祖返り」させるカスタムを得意とします。

今回は二世代前に戻した993を公開していますが、エンジン出力は+10馬力、そして重量はカーボンファイバーパネルの使用で減量に成功しわずか1195キロと軽量な仕上がりに。
当然ながら中身は993なのでエアコンやエアバッグ、OBD、リトラクタブルリアスポイラーなども装備。

なおジンガーはポルシェから訴えられており、その内容としては「ジンガーはメーカー名ではなく、チューナー名であって、そのカスタムした車両もジンガーではなくポルシェの名前を名乗らねばならない」としたもの。

ちなみにこのKaegeは動画を公開するにあたり「ジンガーのドイツ版」といった感じでジンガーの名を使っており、これは許可を得ているのかどうかは不明です。

最近はジンガーなど空冷ポルシェを最新技術で蘇らせるのがちょっとしたトレンドではありますが、今回はKAEGEがそこへ参入。

ベースは1972年式911ですが、ルックスはほぼ当時のままながらも中身はLEDヘッドライトやカーボンファイバー等を使用した現代風のものに。
内装はレカロシートに加え、先に発表されたレトロ調カーナビも装備。
ステアリングホイールやシフトノブは993世代かそれ以降のものを使用しているように見えますね(シフトノブはカレラGTのもに似ている)。

エンジンは993世代の3.6リッターNA、もちろん空冷。
トランスミッションは6MT、エアコンやエアバッグも装備しリアサスはマルチリンクへ変更。
重量は1195キロとのことで、パフォーマンスも内外装の仕上げ同様に素晴らしい物を持っていそうですね。

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