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SF映画監督がトランプ専用大統領機と車両をデザイン→無駄に高いクオリティで話題に

2016/11/19

映画監督、ニール・ブロムカンプがドナルド・トランプ氏の大統領専用ジェット機(エアフォース・ワン)、大統領専用車(ザ・ビースト)をイメージした動画を公開。
正直かなり手が込んでおり、ここまでやるのは余程の意図があったものと思われます。

ニール・ブロムカンプは「第九地区」「チャッピー」「エリジウム」の監督で、社会に存在する不公平さ、どうしようもない格差に触れることで有名な監督。
人種差別や格差社会を巧みなメタファーで表現していますね。

作品のおおよそ「救いがない」もしくはそれに近いものが多く、善悪の区別も判断できず、自分がどちらかの側にいればきっと同じことをするだろう、というものばかり(勧善懲悪やヒーロものではない)。
もし僕が作中の「金持ち側」であれば彼らと同じことをするでしょうし、「貧乏人側」であればやはり彼らと同じことをするだろう、という感じですね。

それはされおき今回のエアフォース・ワンですが、これはトップをガラスキャノピーに置き換えており、中身はヤシの木(おそらくプール)がある楽園状態。
反面、フロントやサイド、翼上には銃座がいくつも設けられていますね。

大統領専用車についてはもっとブっとんでおり、金ぴかの巨大なバットモービルのような感じ。
正面にはイーグル(アメリカの国鳥)、そしてよくわからない女性の彫像のようなものも。
車線を左右ともまたいでおり、全幅4メートルはありそうです。

関連投稿:BMWがショートフィルムを公開予定。監督はニール・ブロムカンプ、クライヴ・オーウェン主演

BMWが主演にクライヴ・オーウェン、監督にニール・ブロムカンプを起用してショートフィルムを撮影中。
タイトルは「エスケープ」とされており、ちょっとハードなクライムもののような感じですね。
その他にもヴェラ・ファーミガ、ダコタ・ファニングなど有名どころも起用していますが、ぼく的にはなんといっても「ニール・ブロムカンプ監督」というところに惹かれます。

ニール・ブロムカンプは「第9地区」「チャッピー」「エリジウム」の監督としても有名ですがリアルな戦闘シーンには定評があり、かつこれまでも「グラビティ・ガン」「ガス・ジェネレーター」「カワサキ製エクソスケルトンスーツ」「テスラ・ライフル」といった数々の印象に残る兵器を登場させています。
また、もともとは自動車(シトロエン)のCM作成から映画界に入っており、彼の作品にも日産GT-R(R35)が度々登場するなど「車好き」としても知られる監督ですね。

なお自動車メーカーが有名監督を起用した例としてはジャガーがFタイプ発売時に(”エイリアン””グラディエーター”の)リドリー・スコットをショートフィルム作成に起用し、フェラーリが458イタリアのプロモーションビデオ作成をマーティン・スコセッシに依頼した例があります。

今回のBMWによる「ESCAPE」は10/23公開予定。

https://www.youtube.com/watch?v=hNDgwzpIE6c

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