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フェラーリがワンオフモデル「SP275 RW Competition」を発表。自動車史上もっとも高価なエラーリがモチーフ

2016/12/05

| もっとも高価なフェラーリ、275GTB/Cコンペティツォーネへのオマージュ |

フェラーリがまたまだワンオフのスペチアーレを制作。
フェラーリは顧客の要望に応えてワンオフモデルを製作することがあり、これまでにもF60アメリカ、F12TRS、458MMスペチアーレ、他エリック・クラプトンや日本の顧客向けにもワンオフモデルを作成。

今回のワンオフモデルはデイトナで開催されたフェラーリのイベント「Ferrari Finali Mondial」に初登場したもので、「SP275 RW Competition」と呼ばれています。
見ての通りF12(もしくはF12tdf)をベースにしたものですが、ワイドフェンダー、サイドのスリットが標準モデルとの相違点。

フェラーリファンのフォーラムによると、このワンオフモデル「SP275 RW Competition」はフロリダに住むオーナー向けに制作されたもので、一週間ほど前に納車されたばかりということですが、制作には2年かかっており、ボディカラーは「Giallo triple start(イエローのトリプルレイヤー)」で1964年のFerrari 275 GTB/C(その評価額が100億円を超える)をイメージしたものだそうです。

現時点でSP275 RW Competitionのパフォーマンス等不明ですが、クラシカルなルックスがなんとも美しく、F12tdfとは対照的に滑らかなボディ表面が特徴的な一台と言えますね。

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フェラーリはカリフォルニアで開催されたFinali MondialにてSP 275 RW コンペティツォーネを公開していますが、今までのようにオフィシャルフォトを持って大々的に公開するのではなく、比較的「ひっそりと」したお披露目に。
これはワンオフ車両となりますが、275GTBにインスピレーションを受けたデザインを持っており、ピニンファリーナとフェラーリのデザインセンターが協力して作り上げた、とのこと(ピニンファリーナはすでにインドのマヒンドラに売却されていますが、それでもフェラーリとの関係は絶たれていない模様)。

このモデルについてフェラーリはスペックなども明らかにしていなかったものの、今回リアのトレッドが拡げられていること、エンジンとギアボックスはF12tdfと同じものを使用していることが語られています。
つまりエンジンは780馬力の出力を発生し、シフトチェンジのタイミングは30%速い(シフトアップ時)ということになりますね。

なお275GTは1965年のル・マンでカテゴリ優勝した車であり、その際の出場チームであるエキュリー・フランコルシャンのチームカラーは「イエロー」。
SP 275 RWコンペティツォーネはそのカラーにインスパイアされており、275GTのイメージはサイドやリアのルーバー、アルミ製のフューエルフィラーキャップに見られます。
なお細長いヘッドライト、ボンネット上のパワーバルジもこのモデル特有のもので、20インチのホイールもこのSP 275 RWコンペティツォーネ専用。

なおこちらが1965年のル・マンで優勝した275GT(カーナンバー25は惜しくもリタイア)。

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