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ランボルギーニ「アヴェンタドールS」見参。マグネライド、後輪操舵を装備し740馬力

2016/12/19

ランボルギーニが予告通り、アヴェンタドールのフェイスリフトモデル「アヴェンタドールS」を発表。
モデルイヤー2017としての登場ですが、アヴェンタドール登場以来、実に6年ぶりのフェイスリフトとなります。
外観もこれまでスパイフォトにて報じられた通りアヴェンタドールS風の意匠を持ち、「ハの字」デザインとなっていますね。
日本でもランボルギーニ公式サイトに情報公開済みですが、これまでの「アヴェンタドール」も併記されており、今の段階では「追加モデル」的扱いとなっています。

フロントバンパー形状が変更となり、バンパー下部にはブラックのリップが装着され、このリップはサイドステップ下のウイングへと連続。
サイドステップそのものも変更されてリアのホイールハウス前にはチェンテナリオのフロントタイヤハウス(前)風のデザインが付与されています(カウンタックを思わせる形状でもある)。

なおこちらがランボルギーニ・チェンテナリオのフロントフェンダー。

リアは大きくデザインが変更され、テールランプ間のガーニッシュがブラックとなり、リアバンパー、リアディフューザーともに新形状に。
なおディフューザーのフィンが小さくなっているのは最近のランボルギーニの特徴ですね。
加えてCピラー上のエアインテークはアヴェンタドールSV同様の形状に(可動式から固定式に?)。

見た目の印象は複雑なデザインとなったにもかかわらずこれまでのモデルよりも「マイルド」になったように思われ、それはすっきりしたサイドステップや、鋭さの中にもなめらかな面を持つ前後バンパーによる視覚的印象が大きいのかもしれません。

ヘッドライト、テールランプについては内部構造が変更になっているのかどうか、今回発表された画像で判別るのはちょっと難しいようですね。

なお、前後バンパーはじめ新形状のボディパーツによってフロントのダウンフォースは130%以上向上し、リアウイングに関しては3段階の調整が可能となることでエアフローを50%効率化、そしてドラッグを400%も引き下げることに成功。

エンジンはキャリーオーバーながらも+40馬力の740馬力となり、これはバルブタイミングと可変インテークシステム、レッドゾーンの引き上げ(8350→8500回転)によって達成されたもの(まだ直噴化されていないと思うので、まだまだパワーアップの余地はある)。

トランスミッションもキャリーオーバーの7速ISRを使用するものの、エキゾーストシステムは一新され20%軽量化。
0-100キロ加速は2.9秒、最高時速は350キロ、と発表されていますがこれは「控えめ」な数値であり、実際はもっと速そうですね(アヴェンタドールSV、チェンテナリオに配慮?)。

新機構としてはアヴェンタドールSVで採用された四輪操舵が与えられ、これはランボルギーニの(限定ではない)通常モデルでは「初」とのこと。
低速や中速では俊敏に、高速域では安定性を増す効果があり、これはポルシェやフェラーリでも立証済み。

そしてやはりアヴェンタドールSVに採用されたマグネライドも(LMS=ランボルギーニ・マグネトレオロジカル・サスペンション)与えられることになり、アヴェンタドールSVの技術が惜しみなく注がれていることになります。

加えてドライビングモードは再調整され、スポーツモードではトルクの90%をリアに送るように変更されるなど、より「楽しめる」設定となっているようですね。
なおドライビングモードは「エゴ」、そして「ストラーダ」「スポーツ」「コルサ」。
新しく追加された「エゴ」モードではメルセデスAMG同様、サスペンション、ドライブトレーンなどを個別に自分の好みに合わせて設定が可能に。

今まで遅れを取っていた内装も近代化され、アップルカープレイにもようやく対応。
TFTデジタルダッシュボードはドライバーの好みに応じてカスタム可能で(羨ましい)、オプションでテレメトリーシステムも選択できるそうです。

本国価格は発表済みで、追って国内価格の発表、プロモーション動画の公開もあると思われますが、価格など詳細がわかれば追記したいと思います。

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