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「たががネジ、されどネジ」。工業製品における構成部品のデザイン(腕時計、自動車)について考える

2017/01/13

CASIO G-SHOCK MTG-1200B-1AJF

先日G-SHOCKの購入を検討していてふと思ったのが、「G-SHOCKも進化している」ということ。
当然といえば当然なのですが、機能面だけではなくデザイン面に於いてもそれは顕著。
具体的にどういった部分かということですが、ちょっと前までのG-SHOCKは(今でも安価なモデルはそうですが)ケースを固定するネジが上の画像のようにマイナスやプラスの「普通のネジ」。
仕上げも普通のニッケルメッキです。

一方最近のG-SHOCKはこういったネジがニッケルメッキ仕上げではなく渋いチタンカラーであったり、本体デザインとマッチしたカラーを用いていることが多く、そのバリエーションも豊富。
要は「ネジ」という機能部品もデザイン的要素の一つにしている、ということですね。

これは以前からある「フロッグマン」だとその傾向が顕著で、最初の頃は(下の画像左側、ケース右側の上下にある金属パーツについて)なんかポッチみたいなものであったのがリベットのようになり、六角、そしてトルクス、Y字状の三本線、そして最新モデルでは三つのドットが入ったものに。
そしてサイズも大きくなり、最新モデル(画像右)ではそのボルト?のカドがトリミングされ、デザインを構成する要素の一つにまで変化しているわけですね。

このような傾向は高級腕時計でも同じで、ウブロはそのブランドの頭文字「H」を使用したビスをベゼルの固定に使用していますし、オーデマ・ピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノもベゼルの固定に使用されるビスが六角形のヘッドを持ち、かつネジの向きが統一されています。
また、一部エクストリームな外観を持つモデルでは六角ボルトが使用されていたり、とイメージの演出にこれを活用していますね。

これは「構成上必要なパーツ」をデザインとして活用するということになり、近代に見られる一つの傾向、とも言えます。
自動車だと「エンジン」においてこれが顕著で、たとえば以前のスーパーカー(ランボルギーニ・カウンタック)はこんな感じ。
エンジンむき出しですが、「エンジンだから仕方ないじゃない」という感じですね。

一方で最近のスーパーカーはこんな感じですね(フェラーリ/パガーニ/ランボルギーニ)。
どうせ必要なものであれば、そしてそれを他社との差異として見せて差別化要素として活用できるのであれば、いっその事「魅せ」てしまおうということなのだと思われますが、「エンジンの見栄え」にお金をかけるというのはちょっと前までは考えられなかったことなのかもしれません(最近はポルシェですらその傾向がある)。

つまるところ「デザイン」という要素があらゆる構成部品に入り込み、本来デザインを必要とされなかった部分にもそれが要求されたり、逆に機能を強調するために構成部品をデザインする、というのが現代の「デザイン」であるとも言えますね。

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