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ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ(フェラーリ博物館)訪問。その様子をダイジェストで

2017/02/15

さて、イタリアはマラネロにある、フェラーリ博物館(ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ)を訪問。
フェラーリの博物館は2つあり、ひとつはフェラーリの本社の近くにある「ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ」、もうひとつはフェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリの生家を改装した「ムゼオ・エンツォ・フェラーリ」。

入場料はムゼオ・フェラーリ・マラネッロが11ユーロ、ムゼオ・エンツォ・フェラーリが15ユーロ、両方を一緒に訪れると26ユーロ(全然割引になってない)。

なおフェラーリオーナーであればフェラーリの工場も見学できるのですが、一般の人でも工場見学ができるランボルギーニとは異なり、フェラーリはオーナーでないと工場見学NG。
このあたり、創業から徹底してオーナーの選別や優遇を行ってきたフェラーリらしいところで、逆にオーナーさんからすると誇らしいところでもありますね。

フェラーリ本社、ムゼオ・フェラーリ・マラネッロはけっこう田舎にあって、地中の風景はこんな感じ。
ただしところどころで「マラネロ」「フェラーリ」という標識が出てくるにつれ、気分が高揚してきます。

下がフェラーリ工場付近の地図ですが、画像右上が工場、左下がムゼオ・フェラーリ・マラネッロで距離にして200-300メートルくらい。
周囲の道路も「フェラーリ通り」「タツィオ・ヌヴォラリ通り」など、フェラーリに因んだものが見られます。

これらフェラーリ博物館を訪れるにはボローニャやモデナ市内からタクシー(料金的な感覚は日本と同じか、ちょっと安いくらい。もちろん為替にもよりますが)、もしくはバス、個人ツアーなど。
フェラーリ博物館専用のシャトルバスもあるようですね。

個人ツアーは日本からもツアー会社(日本や現地のもの)を通して手配できますし、現地在住の日本人の方が開催しているツアーもあります。

なお、ムゼオ・エンツォ・フェラーリのほうはモデナ駅から近く、徒歩10分ほどで行けるので、まずは電車でモデナ駅へ行き、ムゼオ・エンツォ・フェラーリを見てからタクシーでムゼオ・フェラーリ・マラネッロへ行くのが良いかもしれませんね(逆でもOKですが)。
なお、ムゼオ・フェラーリ・マラネッロとムゼオ・エンツォ・フェラーリとの距離は約20キロ。

ぼくは宿泊したホテルに依頼して車とドライバーを一台手配してもらい、ランボルギーニの工場と博物館、ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ、ムゼオ・エンツォ・フェラーリをまとめて回ることに。

料金は250ユーロと安くはありませんが、今回はボローニャの滞在にさほど余裕がなく、自分で車を運転すると(ホテルはレンタカーも手配してくれる)色々と迷ったり、車の乗り入れが制限されているところに入り込んでしまったり(罰金が科される)という危険性、時間的ロスを考えると、「お金を払っても専門の人を手配しよう」ということに。
かつ、ボローニャははじめてなので、色々と現地の情報をドライバーさんから聞いてみよう、という意図もあります。

フェラーリ本社付近にはフェラーリ関連ショップ(オフィシャルではない)、フェラーリを試乗できるレンタカーショップがたくさんあり、街の雰囲気がまさに「フェラーリ」。
アウディがR8発売時に赤いR8でマラネロを訪れ、そのあたりの住人から怒りを買うという挑戦的な動画を公開していましたが、そんな感じになるだろうな、という雰囲気ではあります。

ムゼオ・フェラーリ・マラネッロのエントランスはこんな感じ。
ここから館内に入ります。

こちらが受付。
ぼくは事前にネットでチケットを購入しており、その際に発行されたバーコードを持って行ったので、それを読み取ってもらって入館(便利)。

館内は大きく分けると「ロードカー」「F1」「その他レーシングカー」といった感じで、ところどころにクラシックカーなどが展示されています。
入り口にはまずボディカラーのサンプル、FXX K、フェラーリのメッセージなど。

ロードカー部門ではラ・フェラーリやF40/50などの5台スペチアーレ、F12tdfやF60などの限定車が展示。

その他レースカー。

展示物とは関係ありませんがトイレ。
メンズ、レディースの扉のマークが面白かったので。
なお個室は(画像では分かりにくいのですが)かなり広め。

エンツォ・フェラーリの執務室を再現した展示。
灰皿が巨大ですが、この灰皿は名物なのか、フェラーリストアでも販売中。

館内にはフェラーリストア、カフェも併設されています。

やはり圧倒的なのはF1関連。
歴代のF1マシン、そしてエンジンやステアリングホイールのほか、ピット内部を再現したもの、各世代のマシンそれぞれのエンジンサウンドを聞くことができるコンテンツも。

なお館内で人気があるのはシミュレーター。
これは順番待ちができるので、これを試す場合は入館後すぐにシミュレーターコーナーへ行くのが吉。

スタッフのユニフォームは男女ともにフェラーリレッドで非常に鮮やか。
いずれのスタッフも非常に親切で、じっと車を見ていると話しかけて説明してくれたり、どこの何がオススメなので是非見て欲しい、シミュレーターはどうだ?等熱く語りかけてきたのが印象的でした。

こちらはフェラーリ本社。

本社向かいにあるレストラン。

フェラーリの新しい社屋。
社用車が出入りする姿も見られます。

少し離れたところには独立したフェラーリストア。
かなり巨大です。

こちらはムゼオ・フェラーリ・マラネッロのストリートビュー。

関連投稿:上海にて、フェラーリ博物館(MUSEO FERRARI)を訪問

フェラーリ博物館(上海)を訪問。
しょっちゅう上海を訪問する割には、なかなか訪れることがなかったのですね。

常設されるフェラーリ博物館(ムゼオ・フェラーリ)としてはイタリア本国以外ではここだけ、と言われますがかなり情報が少なく、あまり知られていません。

もとはといえば上海万博の「イタリア館」をそのまま再利用したもので、館内にはイタリアの製品(家具や家電など)、ブルガリの展示スペースなどどともにフェラーリの展示スペースが設けられ、”MYTH”と題された独立した空間になっています。

営業時間は朝9時〜夕方5時まで、月曜日は休館です。
入場料は曜日によっても異なり、また他のパビリオンとの共同入館チケットを購入すれば割安にはなりますが、だいたい50元前後です。

地下鉄でも訪問できますが、駅から25分くらい歩くので、いきなりタクシーで乗り付けるのが便利(市内からだと30−50元もあればOK)。

正式名称は上海意大利中心(しゃんはい・いたりーじょんしん)、住所は下記の通り。タクシーの運転手さんには上海意大利中心と書いた紙を渡せば伝わります。
住所は上海市世博大道2095号。

なお、旧同じ万博の敷地内には、万博会期中に非常に人気の高かったサウジアラビア館(月亮船)、そしてこれは(どこかの国のパビリオンを再利用して)新しく作られた「チョコレート博物館)があり、それぞれシャトルバスが走っています。

万博の敷地は基本的に放置されているところが多く、今もって営業しているのはここを含め3−4つのパビリオンのみ。
従って敷地内は荒れ放題でフェンスも壊れてたたり、と惨憺たる状況です。

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