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ジェンソン・バトン氏にモノトーンの渋いマクラーレン675LT納車。アメリカの自宅用?

2017/01/12

ジェンソン・バトン氏のもとへマクラーレン650LTスパイダーが納車。
画像を見るとビバリーヒルズのディーラーのようですが、アメリカのマクラーレンやフェラーリ、ランボルギーニのディーラーは世界統一CIを採用していないところがおおいようで、これは不思議な現象ですね(複数のエキゾチックカーを扱っている場合が多く、特例として認められているのかも)。

マクラーレン675LTはクーペとスパイダー両方をラインアップしますが、それぞれ世界で限定台数500台。
スパイダーのほうが人気が高かったようで、スパイダーのほうが完売までの期間が短くなっています。
ボディカラーについては675LTクーペがこのグレー、675LTスパイダーがゴールドっぽいカラーを公式フォトで採用しており、それまでのマクラーレンとはちょっと異なる高級感を演出しているようですね。

なおジェンソン・バトン氏はいままでマクラーレン・ホンダF1チームのドライバーを努めていたという関係上、これまでもMP4-12Cや650Sを所有していましたが、今回の675LTはMSOによってカスタムされたもの。
カーボンパーツが装着され、ホイールはサテンブラック、ブレーキキャリパーもブラック、そしてボディカラーはグレーという渋い仕様です。

現在ジェンソン・バトン氏の主な居住地がどこかは不明ですが、こうやって世界中に邸宅とスーパーカーを保有できる、というのは羨ましい限りですね(イギリスにはマクラーレンP1も置いていると言われる)。

なおリアのバックカメラは2つあるようですが、それぞれの役割は不明。

関連投稿:マクラーレン675LTカーボンシリーズで「最も」お金のかかった車両がビバリーヒルズで納車

25台のみ限定販売された、マクラーレン675LTスパイダー・カーボンシリーズがビバリーヒルズにて納車に。
675LTカーボンシリーズの中では「もっともお金のかかった」個体になるとのことですが、その価格は車体を含めて総額9500万円。
もちろんマクラーレンのカスタム部門、「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)」によって製造されたもので、カスタムにはおよそ100時間が費やされた、とのこと。

もともとカーボンファイバー製のボディを持っていますが、そのカーボンをブルークリアとクリア仕上げとに分け、さらに鮮やかなブルー(これは透明ではないので下地のカーボンが見えない)でボディを塗装。

カーボンファイバーの織り目が見える「ヴィジブル・カーボン」を持つ675LTスパイダー・カーボンシリーズは3台のみとのことですが、そのカーボンの上から(織り目を隠すような)塗装をするとは、なんとも贅沢な(もったいない)仕様です。

もし中古で次のオーナーがこの個体を購入し、「カーボンの織り目を見せたい」と考えてもスチールやアルミボディとは異なり、カーボン外装は(塗装の)剥離剤を使用できないと思われ、その場合は地道に塗装を削るしかないのか、と心配になったり。

なおマクラーレンの十八番とも言える「ゴールドのエンジンベイ(金は放熱性が良いのでコストを考えないとエンジンルームの放熱には優れる素材)」も装着。
ホイール、ボディの一部もゴールド仕上げとなっています。

スペックについては他の個体と変わらず、3.8リッターツインターボエンジンからは675馬力を発生し、0-100キロ加速2.9秒、最高時速は326キロ。

関連投稿
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動画では更に詳しい様子、そしてオーナーさんと見られる人物も確認できます。

関連投稿:マクラーレン675LTカーボンシリーズ納車前の様子を収めた動画。とにかくカーボンだらけ

マクラーレン675LTスパイダー・カーボンシリーズの納車前を納めた動画が公開に。
自らもマクラーレン675LTほかスーパーカーに乗るユーチューバー、Mr JWW氏が友人のマクラーレン675LTを動画に収めたものですが、場所はマンチェスターのディーラー、とのこと。

このディーラーはマクラーレンの他ベントレーも扱っているようですが、かなり広大な敷地を持っているようですね。
中に入ると大きな受付、そしてバーカウンターも。

相当数のベントレー。

これがそのマクラーレン675LTカーボンシリーズ。
まだ内外装に養生があり、これから納車準備を行う、というところかと思います。

当然ですが至る所カーボンづくし。
ここまでカーボン?というくらいカーボンですね。

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関連投稿:カスタムカラーのマクラーレン675LTが公開に。過去最高レベルのカスタム内容

マクラーレンのカスタマイゼーションプログラム、MSOによってカスタムされたマクラーレン675LTがサンフランシスコへと納車に。
フェラーリだとレッド、ランボルギーニだとイエローやオレンジといった人気カラーがありますが、マクラーレンにおいては今のところ「定番」ボディカラーは確立されていないようです。

ですが、このマクラーレン675LTのように、いわゆるカメレオンカラーをMSOにてオーダーした例はいくつかあり(P1に多い?)、このカラーはマクラーレン特有のボディラインにはよく似合うのかもしれません。

この675LTはカーボンパーツを多数装着しておりオプション費用だけで相当な額にのぼりそうですが、とにかくカスタムは広範囲。
なお、今回採用されているカメレオンカラーについて、マクラーレンでは「スピード・カラーストリーム」と表現するそうです。

内装は基本的にブラックのアルカンターラとカーボンファイバー。

マクラーレンのカスタムにおいては「定番」のスイッチペイント。

ホイールはウルトラライト。
ホイール内側にも「675LT」のロゴがありますね。
ブレーキキャリパーはフェラーリやランボルギーニに比べると下の位置に取り付けられていますが、おそらくは重心を下げることを狙ったのだと思われます。

エンジンルーム内にも「675LT」。

シートバックもスピード・カラーストリーム。

ステッチは流石にスピード・カラーストリームを再現できないため、グラデーションに含まれるブルー(グリーン?)とパープルを採用。

キーもスピード・カラーストリーム。

ステアリングホイールのセンターマーク(とメーターサラウンド)もスピード・カラーストリーム。

センターコンソールの下には「隙間」がありますが、ここは貴重な小物入れスペースとなっており、ドリンクホルダーも備わっています。

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