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日産が「Vモーション2.0」発表。ここで日産とレクサスのデザイン的戦略を見てみよう

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日産がデトロイト・モーターショーにて「Vモーション2.0コンセプト」を公開。
「Vモーション」は日産のデザイン言語のひとつで、現在それを端的に表すのはフロントグリル。
2017年モデルのR35 GT-Rにも採用されているもので、トヨタのスピンドル・グリルのようにブランドのアイデンテティを強調するものですね。

今回のコンセプトカー、Vモーション2.0は自動運転、ゼロ・エミッションをテーマに「忙しいビジネスパーソンのための、未来のモビリティ」ということですが、おそらく最大の特徴はそのデザイン。
つまりは「Vモーショングリル」を起点とした「流れるような」ライン、そして切り立ったエッジということですね。

かつ、ホイールベースを長く取り、より大きな室内空間を確保する「エモーショナル・ジオメトリー」を採用したとのことですが、自動運転が普及すると、車は「運転するためのもの」ではなく「時間を有効活用するもの」となってくるはずなので、必然的に現在の車に比べて室内空間の持つ意味が変わってくるのだと思います。

日産はリアウインドウとCピラーのデザインをひとつの特徴として挙げていますが、このデザインは各社とも近年になり採用する傾向が見られるもので、レクサスだと「LC500」にも見られるもの。

こちらがレクサスLC500ですが、リアクォーターウインドウとCピラーのデザインには共通性が見られます。

なお、このデザインを早い時期で採用したのがBMWで、BMWではこれを「ストリームフロー・デザイン」と呼んでいますね。

最近は各社ともデザインによる差別化、そしてブランド間でデザインを統一することでより強固なブランドイメージを確立することを考えており、メルセデス・ベンツやBMW」、アウディが「金太郎飴」化しているのを見てもそれは顕著。

日本メーカーはちょっと出遅れた感がありますが、トヨタではヴィッツや、最新モデルだとブランドは異なるもののレクサスLSでも「バンパーの左右において垂れ下がって覆いかぶさる」、ブルドッグのほっぺたのようなデザインを採用。
この曲率は車種が変わってもよく似ていて、トヨタ/レクサス車を並べるとその一貫性を見ることができます。

そこで日産に戻りますが、日産がこういった「デザイン状の統一性」についてVモーション以外、そしてブランドをまたがって考慮しているところがあると感じられ、それは「フロントバンパー左右のエアインテーク」。
今回発表されたVモーション2.0、そして同時に発表されたインフィニティQX50コンセプトは共通した「フロントバンパー左右のエアインテーク」形状を持っているように見えますが、これは「日産とインフィニティ」という異なるブランド間での共通化と思われ、これは「トヨタとレクサス」が垂れ下がりデザインを採用しているのとよく似ています。

なお、日産は「シャープ」、インフィニティは「曲面」と対極とも言えるデザインを採用していますが、こうやって見ると共通点があるのは面白いところですね。

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