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最新CI導入のショールーム、ランボルギーニ神戸へ。カスタムされたウラカンも展示

2017/01/22

新規オープンしたばかりの最新ランボルギーニ・ディーラー、ランボルギーニ神戸さんを訪問。
母体はランボルギーニ大阪さんと同じ光岡自動車となっています。
立地は三宮の旧居留地にあたり、数々のブランドショップが軒を構える地域ですね。
※ランボルギーニ神戸さんの画像はまとめて下記に公開。許可をいただいて撮影しています
ランボルギーニ神戸にて。その展示車両やオプションコーナーを画像で紹介

近くにはバーニーズニューヨーク、miumiu、そしてルイ・ヴィトン。

正面はこんな感じ。
奥に長い作りで、3台が展示可能となっています。

こちらはスペシャルカラー、「ブルー・ケフィウス」を身にまとうウラカンRWD。
パールの入ったカラーで光の当たる角度や強さで見た目の印象が変わり、メリハリの効いたウラカンのボディとマッチしています(+130万円)。

内装はブルーとブラックとのツートンコントラストステッチを採用(ブラックレザーにはブルーステッチ、ブルーレザーにはブラックステッチ)しており、内外装を同じカラーで合わせるのは非常におしゃれですね。
もしくは内装をホワイトにして、ボディにホワイトのダブルストライプを入れても良いかもしれない、と思います。

こちらはウラカンの限定車、「アヴィオ」。
グレーにホワイト、ブラックを組み合わせた、このモデル特有のカラーとなります。

ウラカンAVIOとウラカンRWDのリア。
テールランプは同じですが、その下のダクト、リアバンパー、ディフューザー形状が異なります。
なおディフューザーはウラカンRWDの方が小さく、そのため相対的に「マフラーエンドが突き出て」見えるため、ウラカンRWDの方がアグレッシブに見えますね。

こちらはマットブラックのウラカンLP610-4。
ただし最初からマットブラックだったわけではなく、メタリックブラック(光沢あり)の上からマットクリアのラッピングを施し、つや消し仕上げとした「カスタム車両」。

マットブラック塗装は手入れが非常に大変だと聞きますが、この「マット仕上げラッピング」だと手入れも非常簡単であり、なかなかいい選択かもしれません。
費用としては120万円ほど必要になりますが、ランボルギーニ純正(生産時)にてマットカラーを選んでもあまり変わらないだけの費用がかかるので、手入れや「貼り替えがきく」ことを考えると、やはりラッピングの方が良さそうですね。

こちらはオプションコーナー。
メンテナンス(戦車)用品やサーキット用のテレメトリーシステム、その他もろもろ。
面白いものではカーボン上に刻印されたファイティングブルにダイアモンドが散りばめられたものも。
ケースにはLEDライトが仕込まれており、その輝きを楽しめる演出となっています。

こちらはショールーム奥にある「アド・ペルソナム(ランボルギーニ純正カスタム)」コーナー。
内外装のサンプルなどが設置されており、これらを見ながら「自分だけの」仕様を考えることができます。

内装のレザーサンプル。

レザーとアルカンタラのコンビ。

こちらはパイピング付き。

ステッチ入りのサンプル。

ヴィンテージ調のレザー(マーブルになっている)。

こちらは外装パネル。
ランボルギーニのボディラインと塗装とのマッチングが良く分かるようにパネルに「折り目」も入っており、形状もランボルギーニのデザインモチーフのひとつである「ヘキサゴン」。
ストライプが入ったものもありますね。

センターロックホイール(ウラカン用、アヴェンタドール用)。

内外装のカラーサンプル。
こちらは「アド・ペルソナム」ではなく標準もしくはオプションで選べるもの(アド・ペルソナムはオプションで対応できないカラーや素材、仕様に対応するカスタマイゼーション・プログラム)。
カーボンは光沢/マットがありますね(フォージド・コンポジットも)。

なおこれまで「自動車ディーラー」というと国道沿い(ロードサイド)が多かったものの、最近では繁華街に出店したり、ブランドショップと並んで出店することも多くなってきています。

それはおそらく「価値観のパラダイムシフト」が起きたためで、自動車は移動の手段を超え(そういった時代はもう終わった)、ブランド品と同じ判断基準で選ばれるようになってきている、ということなのでしょうね。

一昔前であればまだ「性能」で車が選ばれることも多く、たとえば時速300キロで走れる車を作るメーカーというのは限られており、それはポルシェやフェラーリやランボルギーニであったわけですが、最近だと他のメーカーでも容易に時速300キロを突破しており、リミッターさえ外せばメルセデスAMG、BMWでもそれは可能かもしれません。
ベントレー・ベンテイガはSUVでありながら時速300キロを超える最高速度を標榜していますし、「スピード」だけならスーパーカーを選ぶ理由がなくなってきているわけですね。

にもかかわらず「スーパーカー」を選ぶ理由とは、ということが非常に重要で、これはもう「デザイン」や「所有する満足感」が大きな理由になってきている、と言えるかもしれません。

腕時計でも、クォーツが登場する前はロレックスやIWCが「狂わない」という理由で、つまり性能面で選ばれていたと思いますが、その後のクォーツ・ショックにて、正確さという腕時計に求められる機能においては1000円の腕時計のほうがロレックスよりも上になってしまったわけです。

にもかかわらず、ステンレスのデイトナになぜ150万円も出すのかということになりますが、現代においてスーパーカーが選ばれる理由もそれと似ているかもしれません。

実際にスイスの時計業界はクォーツショックにて大打撃を受けることになりますが、そこから各メーカーとも生き残りをかけて「機能・性能」以外の価値観を追求しており、それと消費者の志向がマッチしたメーカー/ブランドのみが生き残っている、とも言えます。

衣類(アパレル)でもスポーツメーカーのジャージの方が圧倒的に高機能ですが、やはりオシャレな「ファッションブランド」の衣類が好まれ、バッグにしてもそれは同じですね(機能性”だけ”を考えるならば、女性の衣類だとスカートやハイヒールは存在する理由が見いだせない)。
つまり、人々が物を選ぶときには「機能」よりもデザイン性、満足感を重視する傾向がある、ということです。

これの背景には、工業技術が発展し、どんな製品でも一定のレベルを持ちうるようになったので、消費者は購入時に「性能」はさほど考える必要がなくなった、とも推測できます。
要は「一定の性能・機能を持っているのは当たり前で、”そこから先”が重要」ということですね。

話を戻すと、その”そこから先”が自動車メーカーのブランド化であって、スーパーカーブランドは性能だけではなくブランド性を重視する必要があり、これがこういった「ブランド街への自動車ディーラーの出店」ということに繋がるのだとも考えられます。

何にでもこういったパラダイムシフトは起こり得るもので、もっと古い話だと、古来より移動や運搬において主な役目を担っていた「馬」は自動車にとってかわられ、しかし現代では「馬」はステータスシンボルやレジャー(乗馬)、競馬と言った特殊な用途にて生き残っています。
昔とはまったく異なる役割を社会において果たしているわけですね。

自動車においても、今後自動運転が普及すると捉えられ方が変わってくると思いますが、そういった局面においても、今とは異なる「用途」や「要望」においてスポーツカー/スーパーカーは生き残ってゆくかもしれない、いやそうだろう、と考えています。

なお各ランボルギーニディーラーの母体、SNSなどは下記にまとめています。
ランボルギーニはどうやって買う?購入時の疑問点などQ&Aをまとめてみた

ランボルギーニ神戸
神戸市中央区京町68-2

関連投稿:ランボルギーニ神戸が1/21にオープン。ランボルギーニ最新CI採用としては国内初

ランボルギーニ神戸が新規オープン。
母体はランボルギーニ大阪と同じ光岡自動車さんですが、「ランボルギーニ社の最新コーポレート・アイデンテティに基づいて作られた日本初のショールーム」とのこと。
床面積は230㎡、展示車両は最大3台。

神戸元町の旧居留地にあり、JR元町駅から徒歩10分、阪神後続京町ランプから5分、という立地となっています。
地図を見るとバーニーズ神戸の近くで、MIUMIU、ルイ・ヴィトンなどがあるブランド街。
最近はスーパーカーディーラーでも世界各地でブランド街への出店が相次いでおり、以前とは客層や捉えられ方が変わってきていること、またメーカーとしてもブランディングをかなり強く意識していることがわかります(速さや性能だけではなく、所有することの意味を多様化、かつ深化させている)。

最新のランボルギーニCI採用ショールームは下記のような感じで、現在と同じモノトーンながらも、ややグレー成分が多くなっている模様。
加えて「アド・ペルソナム」の展示コーナーが設けられ、今後はアド・ペルソナムを強く推進するであろうこともわかります。
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なお各ランボルギーニディーラーの母体、SNSなどは下記にまとめています。
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