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なぜ今?テックアートがポルシェ928のチューンドカーを提案。なお現在日本の928在庫は7台

2017/03/10

ジュネーブ・モーターショーにて、テックアートが予告通り「ポルシェ928 S4」のチューンドカーを出展。
最新世代のGTストリートR(911)、グランドGT(パナメーラ)、マグナム(カイエン)と一緒に展示されたとのことですが、テックアートの例に倣い個別の名称「テックアートクーペ」が与えられています。
※ポルシェ928自体は1977年~1995年の販売

ほかのテックアートによるチューンドカーに比べるといささか「地味」で、ノーマルっぽさを残しており、リアスポイラーは純正を残しながらもフロントスポイラー、サイドスカート、テールパイプを一新。
ホイールもテックアート製の18インチとなりますが、現代風にハイグロスブラック仕上げとなっています。

ポルシェ928は当事「911に取って代わることを」目的に投入されてはいますが、その目的を果たせず、一部では高い人気を誇りつつも廃版に(ポルシェは911の”RR”レイアウトに苦労しており、それを捨て去ろうと色々なモデルを投入したものの、いずれも成功せずに911を逆にアイコンとして活用する戦略にシフト)。

なおパナメーラについて常に「2ドアクーペ」登場の噂がつきまといますが、実際にパナメーラ・クーペが登場するとまさに「928の再来」ということになり、これも一部では熱望されていますね。
日本においても928全盛期とバブル期が一致したために比較敵人気があり、一部「ケーニッヒ」仕様へチューンされるなど(当事)独特の盛り上がりを見せています。

しかしながら、その928も日本の中古市場からほぼ海外へと出てしまったようで、現在カーセンサーに登録があるのはわずか7台。
価格は「応談」が多くなっていますが、300万円前後が相場のようです。

テックアートがジュネーブにこれを展示した目的は不明ですが、ジュネーブは古くから富裕層が多く、928をずっと持っている人や、当事928を持っていて「懐かしく」感じ、もう一回購入しチューンしてみようかという興味を喚起する意図があるのかもしれませんね(ジュネーブ・モーターショーはもともと富裕層向けのエキゾチックカー、チューニングカーの多いショーでもある。もしくは単に928オーナーからカスタムを依頼されただけか)。

VIA:CARSCOOPS

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