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ワイルドスピード全シリーズの車を用意したオレが語るぜ。カーコーディネーターが各車を解説

2017/04/27

| 8つのシリーズで登場したキャストは116台 |

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は wildspeed.jpg です

「ワイルド・スピード」シリーズのカーコーディネーター、デニス・マッカートニーさんが劇中に登場した車を語る動画。
マツダRX-7、カマロ、日産スカイラインGT-R、三菱ランサー・エボリューション、ダッジ・チャージャー、トヨタ・スープラなどに触れています。

「ワイルド・スピード」シリーズにはやはり色々な車が登場しましたが、ぼくが心に残るのは「ワイルド・スピード・トーキョー・ドリフト」の”ヤクザベンツ”。
W140世代のメルセデス・ベンツSクラスですが、ワイルド・スピード・トーキョー・ドリフト自体は2006年の公開であり、シリーズの時系列的には(3作目ではありますが)「6」と「7」の間に位置していて、本来であれば当時ですら二世代前となるW140を登場させる必要はないわけですね。

ただ、これを登場させたのでは「W220やW221では(劇中での役割どおりである)ヤクザっぽくない」という意図があったと思われ、このキャスティングにぼくは喝采を送りたい、と考えているのです。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は i044128.jpg です

これはどういうことかというと、W140世代のSクラスは非常に押出の強いルックスで世界中のヤクザやマフィアに好まれたのですが、世間一般的には「ルックスヘビーすぎ」と評され、従って次のW220ではかなりスマートでスタイリッシュに。
となると「イバリがきかない」ということで、モデルチェンジしたにも関わらずマフィアやヤクザはW140世代のメルセデス・ベンツSクラスを乗り続けていたという事情があったわけです。

この事情を理解しないとこの選択はまず「無い」ため、ここにぼくは感動している、ということですね。

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1965-Ford-GT40-replica-fast-five-1

製造したのはミシガンの業者とのことですが、スモールブロックのフォード製エンジンは540馬力を発生し、トランスミッションは5速MTとのこと。
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1965-Ford-GT40-replica-fast-five-2

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走行距離は15000キロ、レプリカではなくこの車の経歴を示す証明書付き。

ヴェイルサイドのワイドボディを装着し、エンジンはツインターボ化で430馬力を発生。
ニスモのツインプレートクラッチ、ロールケージも入る本気仕様です。

劇中ではマットとグロスペイントとで塗り分けされていたと記憶していますが(映画のエンドロールにもペイントしたアーティストの名前がクレジットされていた)、これはすべてグロスとなっているので、ペイントしなおしたものかもしれませんね。
もしくは当然複数台作られているはずで、その中の一台で仕様違いなのかもしれません。

「ワイルドスピード・トーキョー・ドリフト」は色々と日本人から「それはない」と指摘されていましたが、ヤクザが通称「ヤクザベンツ(新型ではなく、ルックスがいかつい旧型)」に乗っていたり、と自動車と社会的観点からすると非常に良くできた映画であったと思います。※Sクラスがモデルチェンジしてスマートになり、それではイバリが利かないのでヤクザはなかなか新型Sクラスに乗り換えなかった

やはり印象的だったのはハンの「人生はシンプルだ。いったん決めたら振り返らない」という名セリフ、終盤でのラストラン。

なお価格は2500万円で、これはポール・ウォーカーの乗っていたスープラよりも高いプライシングです。

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