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偶然発見された、プレスリー過去所有のBMW507。レストアから完成までを動画で

2017/05/04

エルヴィス・プレスリーが過去に所有していたBMW507をレストアする様子が動画で公開に。
このBMW507はプレスリーがドイツに滞在していた頃に乗っていた車ですが、もともとのボディカラーはホワイト。
しかしたくさんの女性がリップで自分の電話番号をプレスリーのBMWに書き込むので、プレスリーはそれに辟易して(リップを書き込んでも目立たない→書き込まれないように)レッドにオールペン。

購入は1958年、そして1960年に帰国する際にプレスリーはこのBMW507を米国に持ち込んでおり、その後プレスリーはカーディーラーにこれを売却。
その後、この車の消息は不明となっていましたが、当事の「レッド」のまま発見された、という経緯です。

発見された際にオーナーを辿ってゆくと「プレスリー過去所有」ということが判明し、BMWはこれを買い取ってドイツへ搬送して2年をかけてレストア。

動画ではその過程が収められていますが、まずはその車を作業場へと搬送するところから。

根気よく全部のパーツを分解。

当時のパーツを簡単に入手できるわけではなく、無いものは「手作り」。
動画を見ていると非常に気の長い、根気のいる作業であることがわかります。

かなり完成に近づいた状態。

あとは塗装してドライブトレーンや細かいパーツを組み付けるだけ。

https://www.youtube.com/watch?v=eOnnwAtQKwE


関連投稿:エルヴィス・プレスリーが所有していたBMW507ロードスターのレストア完了。画像が公開に

数年前に発見され、BMWによってレストアされていたエルヴィス・プレスリー購入のBMW507ロードスターが完成し、その姿がお披露目に。
およそ50年の間行方が分からなかった車ですが、偶然納屋から発見されたという数奇な運命を持っています。

元はハンス・スタックというレーシングドライバーが購入した車両だそうですが、このBMW507を駆ってドイツやスイス、オーストリアのヒルクライムで活躍し、優勝も記録しているとのこと。
その後この車両は1957年のフランクフルト・モーターショーに展示され1958年にはスタック氏がレース活動を終了し、エンジンとギアボックスを新しいものに入れ替えてフランクフルトのディーラーへ展示。

その後に23歳のエルヴィス・プレスリーがこれを購入したという流れだそうです。
購入後にナンバープレートは軍が発行したものを装着したとのことですが、これが原因で記録が途絶えたようですね。

その後エルヴィスはこの車をアメリカへ輸送し、件の通り(あらゆる女性がリップで自分の電話番号をBMWに書くので)ホワイトからレッドにペイントするわけですが、その後車は売却され行方不明に。

2006年になりカーコレクターが偶然エルヴィス・プレスリーの車に関する記事を読み、シャシーナンバーが70079であることを知ったことから事態が急展開するわけですが、その後は画像の通り完全位分解されたのちレストアを行われ、もとどおりの「ホワイト」にペイントされています。

関連投稿:エルヴィス・プレスリーが過去に所有していたBMW507がレストアされ展示に

わずか252台のみ生産され、そのうちエルヴィス・プレスリーの手に渡ったBMW507がレストアされペブルビーチのコンクール・デレガンスへと登場することに。
これはプレスリーがドイツにいた頃に購入したもので、もともとはホワイトだったそうです。

ただ、ここからがエルヴィスらしい逸話で、数々の女性がリップにてそのホワイトのボディに自分の電話番号を書き連ねるのに飽き飽きしたため、エルヴィスはこの車をレッドにオールペンした、とのこと。

その後のこの車の足取りは明確ではないそうですが、1968年にこの車を購入した人物の納屋で数年前に発見されたのが画像の状態だそうで、ここからレストアを行っているようですね(お披露目は8/21とのことで、実際にはほぼ完成していると見られる)。

BMWのレストア部門は先日リニューアルしたばかりですが、その部門にて8つの段階や6段階の塗装を経て新車と同レベルにまで仕上げられ、なおレストア完了後はBMWの博物館で展示されるとのこと。

アメリカやヨーロッパではこうやって納屋で発見される車が多数ありますが、このBMW507は塗装など見ても比較的コンディションが良く、しかし日本の場合だと湿度によって短い期間で朽ち果ててしまいそうですね。

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