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中国Lynk&Co.が衝撃発表。「販売する全ての車に”永久保証”をつける」←大丈夫?

2017/04/22

ボルボの親会社、中国の吉利汽車が立ち上げたブランド「Lynk&Co.」。
上海モーターショーにてその市販バージョン「01」「03」を公開し、販売はインターネットによること、そしてその価格、アプリで車の機能そのものを拡張できることなどが発表されています。

プラットフォームはボルボXC40と同じものでそのデザインレベルの高さ、その割に抑えた価格など衝撃的な部分が多いのですが、さらにLynk&Co.は「永久保証」を発表。

これはちょっと衝撃的で、品質の高いドイツ車や日本車でも「成立しないであろう」永久保証を中国車がやってしまって「大丈夫か」という不安はありますね。

ただしこれは消費者にとっては相当なインパクトがあると思われ、中国人ですら信用していない中国車を「買わせる」には大きな起爆剤となる可能性も。
デザイン、価格の優位性に加え、正体的な拡張性そして永久保証となると中国で一気に普及するのでは、と考えたりします。

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ボルボの親会社、吉利汽車が立ち上げた新ブランド、「Lynk&Co.」の市販モデル第一弾の詳細が公開に。
実車は上海モーターショーでお披露目される予定ですが、スペックなど一部が明らかになっています。
なお、このLynk%Co.01は近日発表されると見られる「ボルボXC40」と同じプラットフォーム「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー=CMA」を使用すると言われていますね。

すでにセダンタイプの「03」も発表されていますが、こちらの「01」はSUVボディとなり、そして全体的なシルエットやディティールがなかなか秀逸。
おそらくは高名なデザイナーを起用した(もしくはボルボのデザイナーを活用したのかも)のだと思われますが、デザインについて「中国車離れ」しているのは間違いない、と思います。

パワートレーンは4タイプで1.5リッター3気筒ターボ(180馬力)、これにプラグインハイブリッド・システムを組み合わせたものが220馬力。
4気筒ターボは単体で240馬力、そしてこちらもプラグインハイブリッドがある、とのこと(こちらについては馬力などの公開ナシ)。

トランスミッションは6MTと6AT、7速デュアルクラッチがあり、4WDもラインアップする模様。
内装は外観に比べると、いささか保守的な印象を受けますね。

発売は今年の後半、価格は200万円程度からのスタートとなっています。

ちなみに販売は「インターネット」で行い、購入後は自宅まで車を届けてくれるシステム。
販売はネット「のみ」なのかどうかは不明ですが、価格の透明性を保つことが目的としており、このあたりテスラを標榜しているのでしょうね。

なお欧州とアメリカでも販売を計画しており、マイクロソフトと共同にてネット販売を2019年から行う予定、とのこと。

関連アプリをLynk&Co.本体、またサードパーティからもリリースし、アプリによって車の機能そのものを拡張できるとしており、Lynk&Co.のCEOの言を借りれば、「01は世界で最も進んだ”コネクテッド”カーである」としています。

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中国の大手自動車メーカー吉利汽車の展開する新ブランド、「Lync&Co」。
吉利汽車は現在ボルボの親会社でもありますが、ボルボと将来的にプラットフォームを共有することになる、と言われる車をこの新ブランドからリリースすることに。

すでにSUVタイプの「01」、4枚ガルウイングドアを持つ「02」が公開されていますが、今回はセダンタイプの「03」の画像が公開され、02以上に未来的な雰囲気を持っています。

このドアハンドルは「新しい」ですね。
多くのメーカーが空気抵抗を減らすために「ポップアップ式」を採用していますが、「ドアスキン一体型」についてはその発想はなかった、という感じです。

メーター類は先日公開された「02」っぽいイメージ。

ヘッドライトは小さめで「縦」基調。
一方グリルは細長い「横」基調となり、なかなかに斬新なデザインを持っています。

テールランプのグラフィックは「縦」。

プラットフォームはおそらくボルボの「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(XC40にも採用予定)」ではないか、と見られています。

「中国車」ということでついつい偏見を持ってしまいますが、「中国車ということを考慮しても」なかなかに魅力的な車ですね。
おそらくは有名デザイナーの手によるものと思われますが、デザイナーの名は明かされていないようです。

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