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VW幹部がEVシリーズ「I.D.」の価格に言及。「ガソリンエンジン車と同等の価格にする」

2017/09/28

VWはEVシリーズ「I.D.」を現在までに三種(ハッチバック、ミニバン、SUV)していますが、これらの価格について「ガソリンエンジン車と同等の価格になる見込み」としています。
EVは開発コストや製造におけるイニシャルコストの高さから(既存設備をほとんど使いまわしできない)どうしても割高になり、ジャガーも「I-PACEはF-PACEの10-15%増しの価格になる」と言及。

それを考えるとVWの言う「ガソリン車と同じくらい」というのは驚異的ですが、これはVWのEV部門責任者が上海モーターショーの会期中にメディアに語ったものとされ、信憑性は非常に高そう。
加えて「コストを抑えるための方法を実現」と発言しており、なんらかのブレイクスルーがあったのかもしれません。

なお、VWはグループにおいては「かなり利益の薄いブランド」となっていますが、それは「とにかく数を売る」という使命を果たしているため。
利益は薄くとも数を売ることで仕入れに関するコストを下げることができ、これは間接的にはアウディなどほかブランドのコスト削減にも貢献していると考えられます。

なお、フォルクスワーゲンの営業利益は1台あたり「8万円」とされ、これはもし「フォルクスワーゲン単体でみると」会社が成り立たないレベル。
しかしアウディの「1台あたり51万円」やポルシェの「1台あたり200万円」に支えられ、これらによって「VWアウディグループとして成り立っている、と言えます。

参考までにトヨタは1台あたり営業利益が26万円、BMWは同じく48万円、日産は7万円、ホンダは5万円と言われますが、日産とホンダは数字上では「VWよりヤバイ」レベルですね(販管費が不明なので一律の判断はできませんが)。

それはさておき、VWは同じグループ内に稼ぎ頭がいるので、大義名分さえあれば「たとえ赤字で売っても」許されると思われ、今回における大義名分は「EVでの覇権」なのではないかと思うのですね。
現在はメルセデス・ベンツが「EQ」、BMWは「i」にてEVの販売を進めていますが、VWはやや出遅れていると言ってよく、しかしここで大量に数を販売できれば上述のように他ブランドにもメリットを与えることができ(かつディーゼル不正事件の損失を取り戻さなくてはならない)、今後の展開が楽になるのでは、と考えています。

関連投稿:VWが中国自動車メーカーと新たな契約。現地向けに新ブランドにて安価なEVを生産・投入

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VWはディーゼル不正事件の後にEV開発へとシフトしているのは周知の通りですが、中国の自動車メーカー、JACとの合弁にて安価な電気自動車を製造することに合意した模様。
ただしVWブランドではなく新しいブランド名になるとのことで、今はその名称も不明です。
プラットフォーム自体も新開発されるそうで、かなり安価なモデルとなるようですね。
※画像はバディコンセプト

なお北京では大気汚染が深刻な課題となっていますが、北京においては2018年より年間5万台のEVを販売するよう自動車メーカーに義務付けており(これを満たさないメーカーは北京で自動車を販売できなくなるということだと考えられる)、これに対応する意味もあるようです。
欧州だと2020年もしくは2025年を目処にEVでないと販売できない国が出てくるようですが、さすが中国というか「2018年」だともうすぐ先で、開発期間を入れるといずれの自動車メーカーも「急造」でEVを投入してきそうですね。

関連投稿:VWがI.D.コンセプト発表。400-600キロ走行可能なピュアEVで自動運転を備え、2020年に発売か

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フォルクスワーゲンがパリ・モーターショーにてI.D.コンセプトを公開。
VWアウディグループはディーゼル不正事件の後にディーゼルに見切りをつけ、一気にエレクトリック化の方向ですが、このI.D.コンセプトもその一環と見られ、2020年に発売されると言われます。
出力は168馬力、航続可能距離は400-600キロとされるものの、バッテリーパックのサイズなど詳細は未公開。

プラットフォームはMEBとなりサイズはゴルフとほぼ同様と見られますが、ただしゴルフに置き換えられるモデルではなく、このI.D.コンセプトは自動運転機能を持つなどテクノロジー及び「移動」「人の輸送」に特化すると見られます(一方でゴルフはやはり走る楽しみを追求したモデルであり続けるのかもしれない)。

現在のところ電気自動車においてはバッテリー技術の進歩によって「走行可能距離」の問題はほぼ解消されつつありますが、依然として残る課題は「価格」。
ガソリン車の代替となるにはあまりに高価で、単に移動手段として考えたとき、やはり「EVは割高」と言わざるを得ません。


関連投稿:早く発売して・・・。VWがマイクロバスのコンセプトカーを化粧直しして発表

フォルクスワーゲンがデトロイト・モーターショーでお披露目を行うVWマイクロバスっぽいモデル、「I.D. Buzzコンセプト」を公開。
昨年の「BUDD-eコンセプト」をさらに発展させたものと考えて良さそうですが、VWバスの新型については相当昔から発売の噂があるものの、一向に市販化される気配はなし。

現在VWは財政が厳しく、一定の販売台数を確保できないモデルについては容赦なく切り捨てており、ビートルもその対象に。
そうなるとVWはアイコンとなるモデルをひとつ失うことになりますし、ここでVWマイクロバスを発売すれば(他の車種とも競合せず)大きな話題になるのに、といつも思うわけですね。
さらにはVWマイクロバスは他のブランドが持ちえない、VW特有の「資産」でもあり、危機から回復するには逆にこれを活用しない手はないだろう、とも考えます。

今回発表されたBuzzコンセプトは「EV、自動運転」という時代にキーワードを備えたコンセプトカーですが、111kWhのバッテリーにてフロントに配置されたモーターを駆動。
出力は369馬力、0-100キロ加速は5秒とされるので相当な俊足です(BMW i3は7秒以上かかる)。
一方で航続可能距離は400キロ以上とされ、実用性も非常に高いと言えますね。

バッテリーの充電については80パーセントを30分で充電可能としており(この辺りはポルシェのターボ・チャージング・システムの技術を流用しているのかも)、プラットフォームはMEB、実際に市販するモデルは83kWh、268馬力にデチューン(コストの関係と思われる)されるだろう、と発言しています。

なお昨年のパリ・モーターショーにて発表されたI.D.コンセプトと関連付けたオフィシャルフォトも公開されており、VWは「I.D.」をEVもしくは自動運転を備えた車の呼称として与える、もしくはサブブランド化する意図があるのでしょうね。

Buzzコンセプトについては2025年の市販化を目指して開発が進められており、発売に暁には「世界で最初の完全自動運転機能を持つマルチパーパス・ビークルになるだろう」とのことですが、正直言うと「自動運転はなくてもいいので、すぐに発売して」という感じです。
なお市販時にはレーザーセンサー、超音波センサー、レーダーセンサー、各種カメラを備える模様。

BUDDE-eコンセプトからヘッドライトなど一部デザインが変更されていますが、これも「I.D.」の名を冠するモデル間で統一されることになりそうですね。

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